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2026北中米W杯アジア最終予選 第3節 日本🇯🇵vsサウジアラビア🇸🇦 超私的考察

いよいよ、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)の10月シリーズが始まる。
第3節:10月11日 vsサウジアラビア戦
第4節:10月15日 vsオーストラリア戦

①サウジアラビア戦に関しての基礎情報
サウジアラビア(56位)vs日本代表(16位)
※2024年9月19日発表のFIFAランキング参照

◉試合開始時間:10月11日(金)午前3時
  ※現地時間 10月10日(木)午後21時
◉会場:キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアム
◉放送:DAZN

②過去の対戦成績
日本の10勝1分5敗。
過去に最終予選でサウジアラビア代表とアウェイで2度対戦しているが、2017年、2021年とともに0-1で敗戦。
直近の対戦は、2022年2月1日に行われた2022カタールW杯アジア最終最終予選で、日本が2-0で勝っている。

③グループC成績
日本が2連勝勝ち点6で1位。サウジアラビアが1勝1分勝ち点4で2位につけている。
強豪国のひとつオーストラリアが勝ち点1で苦しいスタートとなり、早くも監督が交代している。
もし、サウジアラビア代表が首位の日本代表に勝利すると順位が入れ替わるという状況。

グループC戦績表

④サウジアラビア代表 基礎情報
◆ワールドカップ出場:6大会出場

◆最高成績:ベスト16(1994)

◆FIFAランク:56位(2024年9月19日発表)

2022カタール W杯では、優勝したアルゼンチンを破るというアップセットを起こしたが予選リーグで敗退。その後、2023年8月にイタリア代表やマンチェスター・シティ等で監督を務めたあのロベルト・マンチーニ招聘。
今年1月に開催されたアジアカップでは、ラウンド16で韓国代表に敗れた。
その後、FIFAワールドカップ2次予選は無事に突破したものの、タジキスタン代表と引き分け、ヨルダン代表に敗れるなど、盤石とは言い難い内容だった。
2026北中米ワールドカップ最終予選では、初戦のインドネシア戦で1-1の引き分けに終わった。

第2節の中国戦では1人退場者を出しながらも2-1で競り勝ち、勝ち点4で2位につけている。

今回のメンバーには、ローマのDFサウード・アブドゥルハミドや、FWサレム・アル・ドサリ(アル・ヒラル)、FWファラス・アル・ブライカン(アル・アハリ)、予選2ゴールのDFハッサン・カデシュ(アル・イテハド)らが招集された。

チームの正GKで代表通算58試合に出場しているアルオワイスが怪我でメンバー外。中国戦で先発していたMFアブドゥラー・アルハムダン(アルヒラル)も落選となった。また長身ボランチのカンノも9月の中国戦の一発退場により今シリーズは出場停止のため不在で召集されていない。

アジア杯で代役を担ったGKアフメド・アルカサル(アルカディシヤ)が日本戦に先発する見込み。カンノを欠くボランチには経験豊富なMFアブドゥレラー・アルマルキ(アルイテファク)の他、若手の21歳MFムサブ・アルジュワイル(アルシャバブ)、ローン移籍でベルギー挑戦中の23歳MFファイサル・アルガムディ(ベールスホット)が台頭しており、選手層は厚みがありそうだ。

また同じくベルギー挑戦中で20歳の188cm長身ウインガーMFマルワン・アルサハフィ(ベールスホット)が今年6月以来2度目の招集を受けており、ジョーカーの準備も整っている模様。

要注意選手は、ローマに所属するDFサウード・アブドゥルハミドや、2022カタール W杯予選リーグのアルゼンチン戦で逆転弾を決めたエースの10番FWサレム・アルダウサリ(アルヒラル)。

2021年に日本代表から決勝点を挙げたアル・ブライカンが最前線に君臨する。

ウード・アブドゥルハミド(ASローマ)
サレム・アルダウサリ(アルヒラル)
アル・ブライカン(アルアハリ)

マンチーニ率いるサウジアラビアは、守備時はブロックを敷いて守る5-4-1、攻撃時は速攻に切り替わる3-4-2-1というシステム/フォーメーションが予想される。

特徴としては、両ウイングバックに高い位置を取らせ、ピッチの横幅と縦の奥行きを目一杯使いながらショートパスをつないで攻撃を組み立てていくスタイル。

サウジアラビア代表

▽GK
アフメド・アルカサル(アルカディシヤ)
モハメド・アルヤミ(アルヒラル)
ラジド・ナジャル(アルナスル)
ハメド・ユセフ・アルシャンキティ(アルイテハド)

▽DF
ハッサン・カデシュ(アルイテハド)
メシャル・アルセブヤニ(アルイテファク)
アウン・アルサウリ(アルタアーウン)
アリ・ラジャミ(アルナスル)
ハッサン・タムバクティ(アルヒラル)
ラヤン・ハミドゥ(アルアハリ)
サウド・アブドゥルハミド(ローマ)
スルタン・アルガンナム(アルナスル)
フサイン・アルシブヤニ(アルシャバブ)

▽MF
アブドゥレラー・アルマルキ(アルイテファク)
アブドゥラー・アルハイバリ(アルナスル)
ムサブ・アルジュワイル(アルシャバブ)
ハメド・アルガムディ(アルイテハド)
アリ・アルアスマリ(アルアハリ)
ナセル・アルダウサリ(アルヒラル)
ファイサル・アルガムディ(ベールスホット)
モハメド・マラン(アルナスル)
サレム・アルダウサリ(アルヒラル)
アブドゥルラフマン・ガリーブ(アルナスル)
アイマン・ヤハヤ(アルナスル)
マルワン・アルサハフィ(ベールスホット)

▽FW
アブドゥラー・ラディフ(アルイテファク)
フェラス・アルブライカン(アルアハリ)
サレフ・アルシェフリ(アルイテハド)

⑤日本代表 基礎情報

日本代表

期待されたアジアカップは、残念ながら予想外のベスト8で敗退。

その後、アジア2次予選を経て、6月シリーズから、両ウイングバックに攻撃的な選手を同時に配置する超攻撃型3バックにトライ。

9月シリーズでは三笘薫と堂安律が先発に名を連ね、伊東純也らが途中からさらにギアを上げ、ホームで戦った中国代表戦では7―0、アウェイでのバーレーン戦では5―0という素晴らしい結果を出してみせた。

10月シリーズもこのメンバーを軸とするはずだが、今回のアウェイでのサウジアラビアは最終予選で最も難しい試合になるであろう。

独特の気候やピッチコンディションはもちろん、約6万人の観客が集結する異様な雰囲気…過去に経験した2度敗戦がその困難さを物語っている。

マンチーニ率いるサウジアラビアは、守備時はブロックを敷いて守る5-4-1、攻撃時は速攻に切り替わる3-4-2-1というシステム/フォーメーションが予想される。

となると、日本が現状が採用している3-4-2-1のシステムとがっぷりと噛み合わせる配置になりそう。

GKは、今季からセリエAのパルマで正守護神を務めるで鈴木彩艶で間違いないでしょう。まだまだ、不安定な要素もあるが、足下の技術や身体能力は素晴らしいものがあるので、更なる成長に期待したい。

鈴木彩艶(パルマ)

3バックは、右から板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹の先発が予想される。
冨安健洋、伊藤洋輝が不在でこの安定感は日本代表の層の厚さを物語っている。先日、CLデビューも果たしたチェイス・アンリもそろそろ代表に召集されそう。

ダブルボランチは遠藤航と守田英正か。リバプールでは出場機会が少ない遠藤航だが、まったく問題ないでしょう。

守田英正(スポルティングCP)

このシステムの肝であるウイングバックには、左サイドに所属するブライトンでも好調を維持している三笘薫、右は伊東純也。

三笘薫(ブライトン)

この2人で、ピッチの外をワイドにピン止めさせておいて、中に空いたスペースを久保建英、南野拓実が自由に使うという攻撃が活きそう。

久保建英(レアルソシエダ)

1トップは、所属するフェイエノールトでもエースの座についた上田綺世。

上田綺世(フェイエノールト)
日本代表 先発予想 フォーメーション

    《日本代表メンバー》

▽GK
大迫敬介(サンフレッチェ広島)

谷晃生(FC町田ゼルビア)

鈴木彩艶(パルマ/イタリア)

▽DF
《RDF》
菅原由勢(サウサンプトン/イングランド)
関根大輝(柏レイソル)
望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)

《CB》
板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)
谷口彰悟(シント=トロイデン/ベルギー)
町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)
瀬古歩夢(グラスホッパー・チューリッヒ/スイス)

《LSB》
長友佑都(FC東京)

▽MF
《DMF/IH》
遠藤航(リヴァプール/イングランド)
守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
田中碧(リーズ/イングランド)
藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー)

《OMF/IH》
久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
南野拓実(モナコ/フランス)
鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)
旗手怜央(セルティック/スコットランド)

▽FW
《RFW》
伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
堂安律(フライブルク/ドイツ)

《CF》
上田綺世(フェイエノールト/オランダ)
小川航基(NECナイメヘン/オランダ)
大橋祐紀(ブラックバーン/イングランド)
※初選出

《LFW》
三笘薫(ブライトン/イングランド)
中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)
前田大然(セルティック/スコットランド)

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