#アドルフ・ポルトマン
何ものかに依ることが無ければ、動揺することがない。そこには身心の軽やかな柔軟性がある。行くものもなく、没するものもない。それが苦しみの絶滅であると説かれる。——『ウダーナヴァルガ』 (中村元 訳)
人間像は、眼をとじて考えにふけりながら、また夢みながら、経験の世界をこえながら、ただ純粋な思考だけではなく、また芸術家的な、そしてとくに宗教的な体験というようなあらゆる働きの力がくわわってつくりあげられるものである——「人間像の誕生について」——アドルフ・ポルトマン (生物学者)