一目均衡表とは
一目均衡表は、株価や為替相場などのチャート分析に用いられるテクニカル指標の一つで、日本人の土田晃之氏によって考案されました。主にトレンドを把握することに特化した指標で、一目均衡表を用いることで相場の傾向を簡単に確認することができます。
一目均衡表は、移動平均線や先行スパン、遅行スパンなどからなります。一目均衡表の中でも最も重要なのが転換線、基準線、雲と呼ばれる3つの要素で、これらの情報を使って相場のトレンドが上昇傾向か下降傾向か、そして転換の兆しがあるかどうかを判断することができます。
転換線は、最近の高値と安値の平均値を求めたもので、相場が上昇トレンドから下降トレンドに転換すると、転換線が基準線を下回ります。基準線は、過去26日間の高値と安値の平均値を求めたもので、相場のトレンドが続くかどうかを判断するのに役立ちます。そして、雲は、一目均衡表の最も特徴的な部分で、未来のトレンド転換を示すことができます。雲の上限と下限は、過去52日間の高値と安値の平均値を求め、その間に色がついている部分が雲となります。
一目均衡表は、相場のトレンドの変化を判断するだけでなく、エントリーポイントや利益確定ポイントの判断にも役立ちます。ただし、他のテクニカル指標と同様に、一目均衡表も完全に正確ではなく、分析にはリスクが伴うことを忘れずに取り組むことが大切です。
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