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HSP洞察系は共感力を1番に使わない〜そう思ってやってるわけじゃないのに、相手に同調しすぎちゃう

こんにちは、
HSPサステナワークプログラム「そういう個と。」代表の皆川公美子です。


今日のテーマは

洞察系HSPさんの共感力の使い方。


副題として、

共感力をメインに使ってはいけない、

という話をしたいと思います。


復習です。

洞察系HSPとは・・・ HSPのD.O.E.Sの特徴のうち、

D、深く処理する、深く考える、というところが一番突出している、

そこを一番使っている、という方のことを洞察系HSPと言っています。


物事を客観的、分析的、または俯瞰的に見るのが上手で、 どちらかというと感情が後回しになってしまう人たち。

そこのところで、人の気持ちの地雷を踏んで、孤独感に悩んでいる人が多いです。

HSPさんの中では、人の気持ちがわかりすぎてしまう共感系のHSPさんがとても有名になりました。

または、感覚系のHSPさんもいます→その五感がものすごく発達している、または、匂いに関しても、 電磁波とかのエネルギー、人のエネルギーに関しても、人よりも多く感じている。 ちょっとしたチクチクとかヒリヒリとか、添加物の味とか、 そういうものにもすごく察知力が高いという方を感覚系と呼んで強みとして認識して使っていく方法をお伝えしています。



その対極にいる感じの洞察系HSPは、分析とか判断とか、言葉や思索や分析が好きだし、いつもじっくり考えていたい、という人たちが多いです。

ですので感覚系の人は、どちらかというと右脳派の傾向を持っているのに対して、洞察系の方は、どちらかというと、左脳派という感じかなと思います。(現代の脳科学においてはざっくりしすぎた分類かと思いますが、わかりやすくあえてそのように言わせてください)



HSP洞察系は小さい時から哲学者のようなことを言ったり、親に難しいことを言ったりすることが特徴的だった人が多い。

例えば、小さい頃からほんとうの自由とはなにかとか、
死んだらどこへいくの、どう生きるのがいいんだろうとか、
先生はどうして考えていることと違うことをみんなに言うのかとか、
会社でこの人から話を通したほうがいいんじゃない?って親にアドバイスする子とか
哲学的なことに対して、そこはかどなくずっと考えていたとか、
その世界の公平不公平(食物が得られない子どもたちがいるとか、
虐待されている動物がいるとか、動物の殺処分とか)に対しても敏感に反応して、ずっと心の奥に留めて、 頭の端っこでずっと考えていた、

そんな方もいたかもしれません。


または、物事を構造的に見るクセがあるので、

大人になって

会社の中であの部分のルールがしっかりしていれば、 こんなふうに揉めないのになぁとか、

きっと先週、この同僚がああいうポカをやらかしたから今のなが〜〜〜い訓示に繋がっているんだなとか、

先月このルールができたのは、こういう不都合ごとが過去に起こったからだなとか、


うまくチームが機能することについて、
そのためにはこの部分が無駄じゃないとか、

物理的に「この動線は、物の置き場を改良して、こっちにしたほうがいいのにな」など

考えている人もいます。


このように、いつもなにか考えている、思考活動に重きがある、
ものごとを俯瞰目線でとらえるクセがある人を洞察系HSPと呼んでいます。


(見栄えの特徴はありませんw内面の特徴です)





自分の強みの一番は洞察力だと気づいたら


セッションが進んだり、

そういう個と。プログラムで数ヶ月かけてお付き合いをさせていただいていると、

自分は今まで共感力をたくさん使ってきたと思っている人でも、

自分の中心的な強みは洞察系だったんだ!とわかる人がいます。



共感力を使って人の気持ちを読むことで、

人の気持ちの地雷を踏まないように踏まないように、

上司や隣 人のささぐれだった気持ちを呼ばないように呼ばないように、

なにか細かいことに気づいていても

それを言うと

ちょっと今それ言う?

みたいな雰囲気がちくっと飛んでくることがあるので

気づいていても、気づいていないふりをしてじっと存在感を消してきた人もいるかもしれません。



(無意識に)親や上司に受け入れられるように、合わせて合わせて

上司の気分を逆なでしないように、

ずっと気を付けて暮らしてきた。

だけれども、自分の本当のメインの強みは洞察系だった、

そこにきづくと晴れやかな笑顔になられることもよくあります。




この洞察力を活かしたいところですね。
絶対的にお金になるところはそこだから。


共感力をサバイブのために防衛的に使っているとき、
これは意識した方がいいかもしれません。


お母さんに気を遣って生きてきたとか、
意識したわけではなかったけれども、お母さんが悲しまないように、
お母さんの希望通りにお母さんが喜んでくれているように、

同調して生きてきたとか、

先生や周りの大人から
ダメな奴だなとか、
お前はノロイなとか、

そういうようなことを言われて育ったがために、

人の気分を害さないように、その人が怒らないように、怒らないように、そこのところに注意をしてきた、という場合ですね。

これは発達性トラウマといわれる部分です。


子どもは無意識に相手の感情を読もう読もうとします。

HSCはその能力がとても高いので非HSCの子よりも
ずっとお母さんの気持ち・感情に影響を受けています。



例えばこんなことありませんか?

同僚と仕事が終わった後に、何人かで飲みに行った。

最初たわいもない雑談でなんとなくもりあがっていた、
そして社内のチームの話になって

あの部長がさ〜

同僚のTさんがさ〜などと

どこにでもあるような話題でもりあがっていた、


そのときに

「あの人ってこういうキャラでこういうことができるって前○○って仕事のときにわかったんだよね、チームでこういうふうに振る舞えばもっと活躍できるし、あの上司はこういうことに関してうるさいから、書類の作り方ももっとこういうふうにしたら通りがいいよね」

なんて

誰目線?!

なことを思わず言ってしまった。


それを楽しんでくれた同僚もいたけど

え。 という顔でちょっと気まずい感じの人もいた。


なので、そこでやっぱり、HSPの自分としては、

なんとなく気になってずっと夜までそのことを考えていた。

あれってちょっと言い過ぎだったかな?
ああいうこと言って、ときどき座を凍らせちゃうよね

小学校のときもそういうことときどきあったよね

などです。


別に頭で「嫌われたくない」っていう思いを、言葉にしたわけじゃない。

でも、胸の内にキリッとした痛み、
ヒリッとした痛みが渦巻いた。

あっ、っていう感覚です。




防衛反応という「認知じゃない」ところ


人間は、この感覚が次に来ないように、防衛反応という身体の神経反射的な要素で、自分を守る仕組みがあります。


「やっっちゃった」というヒリヒリした感覚は身体に刻まます。

エピソードとしての思いだせる記憶にならなくても

身体のヒリっとした感覚を経験しないようにそうならないように

気を付けるでもなく

気を付けるような感じです。



相手におもんばかって、強いことを言わないように、場の中で目立たないようにするっていう、癖がつきました。

そこに共感力をつかって相手の気分がいまどうなのか場をサーチする癖がつきがちなのが
HSPです。


やろうとおもってやっていないほど

普通に

日常的にやっているのは

「共感力が高い」という能力が

もとからあるからであって

できちゃうこと、なのが

その動きに拍車をかけます。




防衛的な共感の使い方は、強みを活かすときには少し不都合。どうすれば。



でも、これって自分の強みをお金にしていくとか、

そこで自分の仕事を押し出していく、

世間にきちんと自分の強みっていうのを説明していく

っていう段階においては、マイナスに働くことあります。


共感力を使って相手の嫌な気持ちを察知した時、
それが起こらないように起こらないようにする。

自分を押し殺すことになる。

HSPさんの中で、洞察系の方はこれめっちゃあるあるかもしれません。

こういうトラップ、罠に引っかかってしまった時ですね、

どうすればいいでしょう、ということを、今日は一つのアイディアとしてお伝えしたいと思っています。


それはですね、ズバリ、 共感力をセカンドの能力として使う、ということを意識する、です。



共感力を一番メインの力として使い出すと、洞察系の方は、どうしても自分のことを押し殺すことになっちゃいます。

だって、感情的にひりひりとしたところを避けるところに、
全部のエネルギーを使い出すからです。

そうではなくて、

自分は洞察系の力が一番強いんだってことを自分に許し、そういう自分なんだってことを自分で認めてあげて、そして、サブ的に共感力を使うっていうことを認識するだけで、

日常の振る舞いが変わってきます。


要するに共感力のために生きてるんじゃなくて、
共感力を使うことを一番にするんじゃなくて、
洞察を使うために活かすために共感を使う、という順番になると、
どうでしょう。


プロジェクトを俯瞰的に眺めて弱点を浮き彫りにする力や軌道修正をする力がこのチームにとって生きる・ この場面でそのことを相手に伝えることが役に立つことだと思ったときに、

まずするどい部分をパッと伝えないで、その前にサブ的な力=共感力を使って、 相手の信頼をきちんと得るという段階を踏んでから、 その洞察力を相手に伝える

というこの順番がとても大事です。

要するに洞察力という力を使う前の

準備段階として共感力を使うというふうに合点すると、洞察系の人はもうちょっと生きやすいんじゃないでしょうか。


するどい俯瞰的なことを言いがちな、

哲学的なことや難しい複雑なことを言いがちな洞察系の自分をダメだと思ってしまうと、強みで稼ぐっていうこと自体がなしになってしまいます。

それは楽に稼ぐのチャンネルがなくなってしまうので、とってもとってももったいないことではないでしょうか。


そうじゃなくて、洞察と共感の使う順番を違えるということ、それを頭に置いて今日暮らしてみてください。


雑談や軽い話や相手がちょっといい気分になる話をつかって感情のやりとりで相手を安心させてあげます。

そのあとに核心の部分に行く前に「思っていることがあるんだけどこれ言ってもいいかな」と相手の気持ちの準備を聞いてあげて、それから相手がラクに受け取れることを確認しながら自分のアイデアや意見を言う。

そんな感じです。




まとめ



浮かないようにっていう防衛反応の共感力を人生の中に一番にするんじゃなくて、

強みを一番にして防衛のところは二番手で使うために、準備段階として共感力を使う。

その思考でいってみましょう。


今回の話題は、洞察系HSPさんの共感力の使い方についてです。

共感力が発達したHSPにとっては、相手の気持ちを読むことが得意ではありますが、

防衛的に自分の安全を確保するためだけに共感力を使ってしまうと、自分の強みを押し殺してしまうことになります。

そこで、共感力をセカンドの能力として意識することで、自分の洞察力を抑えずに共感力を使うことができるようになります。

それによって、自分の本来の強みを生かしながら、自分自身も幸せになれる働き方ができるのではないでしょうか。



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