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HSPさんの才能の話⑥~五感の鋭さを活かす人

そういう個と。プログラム主宰、皆川公美子です。
HSPさんの才能の話シリーズ、今回で最終回となります。

本記事の音声版はこちらからお聞きいただけます。

ここまでのお話はこちらからどうぞ。


今日は

五感が鋭い人たちの才能

についてお伝えしたいと思います。

HSPさんの一番の特徴は、神経の深い処理というところです。
なんでもかんでも、感受性が強いんですよね。
今日の五感の才能は要するに、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚という感知能力がが才能としてお金になるリソースであるという方たちです。

例えば

聴覚

に関して絶対音感があるという方たちは、音の周波数の高低やニュアンス、強弱に対しての感受性がものすごく正確です。
ちょっとのピッチのズレも感知する。 そして小さい音も感知する。
音の質とか、音のビット数、豊かさ容量。
例えば、スマホで聴く音楽というのはかなり粗い音楽になりますよね。 そしてJBLのスピーカー(1本100万円とか) で聞く、空気の振動を伝わってくる音の良さ、アナログのレコードの音源、そういう豊かな音に関してきめ細やかに味わうことができるということです。

そして聴覚の次、

視覚

 
これがバランスとして過度になり、過敏性として出てしまうと光が眩しくてサングラスが必要ということになりますけれども、実はカラーをすごくよく見分けるそういうHSPさんもいらっしゃいます。
人がこれが5色だなというふうに見分けたとしても、その方は10色に分けたほうがいいんじゃないの? 明らかに色が違うよね、こことここでは。みたいな色の見分けをするという方ですね。 

カラーのお仕事をしている方はHSPさんでは多いです。
オーラソーマ、パーソナルカラーなどのお仕事です。
アーティストの方は絵を描くとか、表現活動に関して使い、力を発揮している人もいます。

味覚

これは舌の味蕾の数が違うとか舌の粘膜そのものの強度が違うということではなくて、その味覚が電気信号として神経繊維を通して脳に伝わったときに、途中または脳での処理の深さが違うとある博士は言っています。 
舌そのものはみんな変わらない、そこで感知したものが脳または途中の神経によって処理される深さがHSPは違うと言っています。

触覚

に鋭さを持っている方は寝具とかタオルとか、手触り肌触りに敏感です。


肌着など肌に触れるクオリティの選別がすごく上手です。上手だし、きめ細やかなんですよね。
上質なパジャマメーカーとか、高級寝具とか、お客様のためのセレクトなんかをお手伝いするっていう仕事でもすごくクオリティの高い仕事をされるんじゃないかなと思います。

嗅覚

香り。アロマとか香水の調香師などです。
繊細な香りを嗅ぎ分けたり
ミックスする配分を考えたりするお仕事は
アートですね!あこがれます。


五感の仕事が成り立つために

この五感を使った仕事っていうのは、ただ単に五感が鋭いだけじゃダメです。
というのも、その刺激に対してキャパを超えてヒリヒリしていない、自律神経がきちんと安定している必要があります。でないと刺激を受け取った時に不都合ごととして感覚過敏が出てしまいます。

感覚過敏が出るということは、神経の耐性領域の調整域がものすごく狭まっているっていうことなんですよね。
すぐに限界が来てしまうとか、すぐに刺激量の限界を振り切れてしまうということです。
ですので、

五感で仕事をできるっていう方は、同時にストレスケアに関してとっても上手な方

であり、ストレスケアだけではなくて、 もともとの長期性トラウマがなかったり(愛着、親との関係の傷つきが少なく)神経の耐性領域が安定している必要があります。
ケアやトラウマ解消がしっかりなされたあとでないと五感の感覚を使って仕事をするのは難しいことだと思われます。


そもそも感覚過敏とは

感覚過敏が出てしまうのは、日常に過度なストレスがあったり、トラウマとか愛着の問題が実は関係しているようです。
HSPだから感覚過敏がある、ではなくて
HSPという神経処理の深さを保ちつつ、ストレスやトラウマの影響を受けているときに感覚過敏に発展するというわけです。

臨床の先生方に伺ったことですけれども、例えば虐待があったとか、親子でのDVがあったとかそういうご家庭の子供さんたちを治療しているとやっぱり感覚過敏が出てる子が多いと。
けれども治療が進んでいくうちに、そのお子さんから感覚過敏が少なくなってくる。
愛着のケアなどが進み神経の耐性領域が広がっていくと、過敏性っていうのは薄れてくる。
マイルドになってくるっていうことを現場の知見として言われます。

これはとても重要なことですよね。
いま感覚過敏がもし出てる方がいても、それは状況や自分のストレストラウマに向き合っていけば、一生続くデフォルトなものではない。ということです。


耐性領域をひろげることができる

神経の耐性領域、要するに神経がヒリヒリするまでの限界値っていうのは広げることができるということです。

じゃあどうやって広げるのってことなんですけど。
もちろんセラピーの手法としてはいろいろなものがあります。
基本的には身体が感じる「いい感じ」の体感を重要視します。。

例えば好きなタオル。
スヌーピーの中でライナスがずっとタオルを引きずってますね。
あれもタオルの肌触りの滑らかさから来る安心感に包まれているわけです。

知識=頭でこれがいいじゃなくて感覚的にいい感じ
これは心地いい肌着だなぁとか、滑らかでとろける感覚のタートルネックだなぁとか。
そういう五感をいい意味で刺激する、マイルドに豊かに自分を安心させてくれるようなもの。
そういうものを日常にいっぱい集めていくといいと思います。


お洋服は着心地のいいトロンとした滑らかなものがお好きであればそれしか着ないとか。
寝具も自分の肌に触れるタオルケットはものすごいも最高にこれ気持ちいいっていうものを 使うとか。
ハンドタオルやバスタオルもそうですよね。


味覚も美味しいもの、本当に自分の好みなものを意識する。
薄味が好きなのに濃い味のものをずっと食べてるのは辛いですよね。
同僚に合わせて自分の好みに意識を向けなくなっていませんか?

体が喜ぶもの。
体が喜ぶようなものを毎日の日常に集めていくっていうのが、感覚過敏に悩まされている方にはまずはおすすめできる手法です。
自分を大事にして、自分の身体が喜ぶものに毎日触れる。
どうぞお試しください。

今日もお読みいただきありがとうございます。



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