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HSPは「もっと強くなろう」を目指さない。
「もっと強くなろう」
「もっと普通にならなくちゃ」
HSPさんで、そんな思いに至った方はいないでしょうか?
きっと多くの方が、共感してくれるはず、と思います。
人口の20%とされるHSPは、少数派であるため、小さい頃から、
「なんか周りと感覚が違うぞ」
ということをうっすらと感じていたかもしれません。
自覚している/していないに関わらず、それは、小さな傷として刻まれる。
そして、それを何度も繰り返した結果、知らぬ間に結構な傷を抱えていることになっていたります。
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昨今のHSPに関する多くの発信は、「HSPの敏感さ・繊細さによる不都合」ということに焦点が当たりがちです。
「繊細さん」というワードでHSPのことを知ったということ方もいるかもしれませんね。
非HSPの人に比べると「過度に刺激を受けやすい」という性質から、HSPが弱い・傷つきやすいと見られるのは、たしかに一つの「側面」としてあるかもしれません。
その弱い・傷つきやすいという側面だけにフォーカスしていると、冒頭にあった、「もっと強くなる」ことを自分に課してしまいがちだけれど、それはひとつの「側面」である、ということを私たちはお伝えしたいと思っています。
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シリーズ累計70万部を超えられたそうです!
では、別の「側面」ってなんだろうか?
そう思った時に、「HSPとしての傾向」にフォーカスしてみてほしいのです。
なぜなら、そこに、あなたが「強くなる」のではなくて、「元々あるものを活かす」という視点に変えていくヒントがあるからです。
▼3タイプから見るHSPの傾向
HSPと一言で言っても、表出している特徴は様々ですが、私たちは3つのタイプから見ています。
自分はどのタイプの傾向が強いだろう?
(ひとつが突出していないケースもあります、1と2が同じくらい、123どれも当てはまる、ということもあり得ます。)
ぜひ考えながら、読んでみてくださいね。
①共感系HSPさん
前述した「繊細さん」で主に取り上げられたのは、このタイプですね。
感情への反応が強い、共感力の高い人たちです。
ちなみに、「繊細さん」というワードが、様々なメディアで取り上げられるようになったので、
HSP=繊細さん=人の気持ちが分かり過ぎる人たち
というイメージで描かれることが多いようですが、あくまでも一つのタイプであり、他の特徴を持つHSPさんもいるということをお伝えしておきたいところです。
<例>
・人の気持ちがよくわかる。
(「人の気持ちが入ってくる」と体感で表現する人も多いです。)
・周りで怒られている人がいると、自分も怒られているかのような気持ちになる。
・大きな声、強い口調の人が周囲にいると疲れてしまう、疲弊する。
・学校や会社などで、困っている人や居心地の悪そうな人がいるとすぐに察し、そのことに心を寄せる。
・相手が笑顔だとしても、顔色や声のトーン、仕草を見て、「実は帰りたいのかも?」「本当は気分が乗らないのかな?」など、相手の気持ちの機微を敏感に感じている。
例を見るとわかりますが、自分の気持ちと相手の気持ちの境界線がわからないというのが、共感系HSPさん。
周りに気を遣いすぎて、自分のことがよくわからないということもあります。
Youtubeでピース・又吉直樹さんが「繊細さんの気になるリスト100」というのをシリーズで話されていますが、店主の気持ちを汲み取って行動してしまうという又吉さんは、まさに共感系が強いHSPさんなのではと思いますね。
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②感覚系HSPさん
続いて、こちらも「敏感」「繊細」というワードからイメージしやすい特徴かもしれません。
匂い、味覚、視覚、聴覚、触覚が敏感でかすかな違いを察知する、感覚器にまつわる(五感)の能力が特に高い人たちです。
<例>
・小さな音や突然の音が気になる。
・光が眩し過ぎる。(先日チーム内では、スマホの画面の明るさの話題になりました。非HSPの夫の画面が明る過ぎて、何か見せられるたびに目が痛くなるの!という話に、「めちゃくちゃわかる〜」となりました。笑)
・衣類のタグや縫い目のチクチクが気になる。寝具やタオルや衣類の手触りにこだわりが強い。
・ちょっとした味の変化に気づく。(「お母さん、味噌が変わった?コメが変わった?」と聞いてくるお子さんの話などよく聞きます。)
・季節の変わり目の匂い、雨になる匂い、などを感じてる。街の匂い、国によって違う空気の匂いなどに敏感。
・電車の中で柔軟剤などの香りがまざること=香害に苦しむ。
・電磁波への敏感性がある人や、地震や電話が来る前の感知など、波動に敏感。
・天候や気圧に左右されやすい。寒い/暑いがやたら気になる。
・狭い空間やゴミゴミしたところ、片付いていない部屋やお店から視覚的に疲労を感じる。
・子どもの頃、特に直感力・第六感が強かった。動物や老人など言葉を使わない相手でも意思疎通ができる。
非HSPが10本の音叉を持つとしたら、HSPの持つ音叉は1,000〜10,000本だという話もあるくらいですから、その刺激の受け取りやすさがわかりますね。
「ささいな刺激を察知する」力が働くゆえの特徴と言えます。
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③洞察系HSPさん
①②のタイプが、多くのHSPに対する印象だと思いますが、私たちはここでもうひとつ、洞察力に長けた人たちを挙げたいと思います。
実は、チェックリストをしてHSPだとわかっても、
「ネットに出てくるようなHSPとちょっと違う」
「私は繊細でも弱々しくもない」
という方たちが多くいて、その場合はこのタイプである可能性が高いようです。
共感性や、感覚的な敏感性とは違うタイプのHSP。
<例>
・小さいときから難しいことや、哲学者のようなことを言う「本質キラーさん」。(「お母さん、学校には本当の自由ってないよね」と伝えてくるお子さんの話もありました。)
・うわべだけの話、浅い話が苦手。そういう場にいると疲労困憊する。
・物事の背景やなぜそうなっているかがよく見えるので、会議などでそれを指摘すると怪訝な顔をされたり嫌な顔されたりする。(その経験を繰り返してきたこと結果、気づいていてもあえて黙っていることも多い。)
・雑談力がない自分は社会的にダメだと思う。
・本質と外れている!と感じる組織の中にいるのがつらい。
・筋が通っているか、真実か、公平か、そこに人生の価値がある。
・考えすぎてしまうことでヘトヘトになり、考えすぎて眠れないことも。
・人間ウォッチングをし続けている、集団行動が苦手なこともある。
・言葉選びに超絶気を遣う。深い話は、話ができる相手だとわかってから。
・頭の中の情報量の多さが抜きんで過ぎていて「考えすぎだよ」「心配性だね、まずやってみてください」など言われて傷つくことが多い。
・仕事を始める時に全体像を教えられずに、とりあえず見えてることやってみて、と言われるのがツライ。この仕事が全体の中でどう組み込まれているのか、知りたい。
・考えていること自体が好き。ひとりでゆっくり考える時間がないとイライラする。
以上3つのタイプをお伝えしました。
どうでしたか?
共感できるような例はあったでしょうか?
ひとりのなかに1〜3のすべての性質が少しずつあると思うので、円グラフを作るイメージで、どのタイプの比率が多いかな?と考えてみるのがおすすめです。
(上記、HSPという特性から見た強み3タイプは、皆川が著作として発表する予定です。楽しみにしていただけたら嬉しいです💓)
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▼「HSPの才能を活かす」を可能にするために
私たちは3つのタイプどれにおいても、その突出している性質は、裏返せば才能になるということを伝えていきたいと考えています。
ただし、才能として活かしていくには必要なことがあります。
それは、そうした環境を自ら作っていくことです。
なぜなら、HSPは自分にとって心地よい環境であれば、より才能を発揮できる一方で、自分にとって苦しい環境に置かれた場合、ダメージもひといちばい大きいからです。
では、HSPさんが整えていきたい環境とは?
「そういう個と。」を運営する株式会社サステナミーとして、過去5,000名以上のHSPさんと関わってきたデータから、以下の3つの柱が必要だというのが私たちの考えです。
①HSP特性の本当の理解
②「自律神経との付き合い方」を手に入れる
③生まれつきの「自分の強み」と出会い直す
HSPの自分を正しく理解し、自律神経との付き合い方を理解・実践し、本当の強みを理解した時、「もっと強くならなきゃ」と自分を奮い立たせる働き方から、「この私の才能を活かしていこう」という働き方へと変化していく方がとても多いです。
▼HSPのサステナワークプログラム「そういう個と。」で実践していく、自分にとっての「持続可能な働き方」づくり
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下記は現在進行中の0.1.2期の皆さんが参加している形態です。
今後のプログラムは、
様々な取り組み方でご参加いただける形にしていく予定です。
楽しみにお待ちいただけたらと思います。
私たちが今回提供していく6ヶ月のプログラムは大きく3つのパートにわかれています。
そして、その進め方も、HSPの心地よさを大事に、自分のペースでできるスタイルを採用しています。
①1回15分程度の動画/音声/テキストで無理なく学べる
コンテンツは6ヶ月間で100以上配信されますが、どのように学習していくかはご本人に委ねられています。
ゆっくりとしたペースで、一気に集中して、仕事の合間に、お休みの日に、自分で選んで学ぶことができます。
②月1回行われる、グループセッション
月1回は共に学ぶ仲間との時間を設けていきます。
1つのグループは最大10名としていますので、大人数が苦手なHSPさんも緊張感を和らげて受けていただけます。
「体験する」ことに大きな価値をおいているプログラムなので、ただ頭で学ぶだけでない、仲間と共に血の通った学びを経験できます。
③日々の気持ちと向き合う「ライフブック」の実践
知識を学ぶだけでなく、自分がどんなことを感じ、考えたのかをしっかり記録し、「気づき」を重ねていくことこそ、大きな変化を生みます。
こちらも、すべてをご自身のペースで取り組めますので、ご自身の気持ちに寄り添って進めていただけます。
6ヶ月を振り返った時、客観的にご自身を見つめる大きな材料にもなっていくでしょう。
これら3つのベースに、ご希望に応じて、個別セッションを追加するなど、「何を望み、どう進めたいか」を自分で決めて進んでいけるプログラムです。
多様な働き方がある時代、「自分がどんなワークスタイルを作っていきたいか?」が炙り出されていく構成になっています。
▼「そういう個と。」が大事にしたい、サステナワークとは
私たちが掲げる「サステナワーク」とは、サステナブルなワークスタイルの造語であり、持続可能な働き方を意味します。
人生100年時代とも言われる現代で、「働き方」は本当に多様になってきましたね。
会社員として働く、会社員をしながら副業する、フリーランスとして働く、起業する・・・と形態も様々、複数の仕事をする方もいます。また就業日数も週5で働く人から、週2、3で働く人もいるでしょう。
そして、特にHSPにおいては、ただお金を得られるだけではない、精神的な満足度ということも働く上での大きなポイントになってきます。
つまり、お金をどう得ていくか?ということではなく、
「人生において働くことをどう位置付けていくか?」
HSPにとっての持続可能な働き方を考える中には、この視点も必要です。
ひとりひとりが、「才能を活かす」ために、どんな環境を選び、どんな風に働いていくのか?
それに寄り添うプログラムであることを目指しています。
開発の背景などは、こちらの記事をどうぞ!
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