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【HSP転職】転職かなあモヤモヤ、というときにまずはじめにすること

生きづらさを卒業して働く=HSPのための自律神経ケア×強みプログラム「そういう個と。」主宰の皆川公美子です。

さて、今日からのテーマは「転職」です。

本記事の音声版はこちらからお聞きいただけます。

HSPさんのワークスタイルを考える上で、避けて通れないのが「転職」

HSPさんの転職のご相談は多いです。
もちろん理由は人によってさまざま。
ネガティブな理由もポジティブな理由もあります。

15回以上転職している、という人も珍しくありません。
そのくらい、HSPにとって持続可能な職場を見つけるのはむずかしいことなのかもしれません。
20%の少数派の感覚というのは、大多数の人にとって
未知のものであり、
けれども普段の仕事のなかでそれをお互いに口に出すことはないので
何が本当の問題なのかわからないまま、
ずっと違和感とともに働いている人もいるかもしれません。

違和感とともに暮らしている、
なんだかもやもやする、
今の職場にずっといる自分が想像できないけど
今日がまた巡ってきた・・という状態にいる
転職予備軍の方はとても多いです。

転職って、一言で言っても
絶対に転職するぞ!って決めてる方よりも
心がモヤモヤザワザワしているという時期の方のほうが、
多いのですよね。


わたくしごとで恐縮ですが
私も昔、ある会社に勤めていた時に
弱み分野で仕事をしていて全然自分の良さが出なくて、
毎日のように他の社員さんと比べられて注意されて、このままここにいたらもう私ダメになるわっていうような辛い思いをしたことがありました。
同僚も(悪気はないのですが)
「皆川さんってこういうの…カンタンじゃないんだね」とグサリと胸に刺さることを言ってくれてました💦


そういう時って
毎日が「強みでイキイキ」どころか
電車にのって会社に向かうのも憂鬱だし、
だんだん無力感でいっぱいになってきて、
「自分ってなんてダメな人間なんだろう」など思えてきて
そうなると
エネルギッシュに何かを推進するとか、
アイデアを考えるとか、
前進的・建設的な雰囲気とはどんどんかけ離れていきました。

このシリーズの中では、
HSPさんの幸せな転職が叶うことを願って、
7,000名ほどの方のご相談を聞いてきた中で抽出した

転職するのにこれができれば上手くいく


3つの条件についてお伝えしていきます。

セッションで対話をする中で
この方とってもHSPの転職としてうまくいったな、とか
うまくいくなってわかる人がいます。
もちろん人間は完璧な人間なんて誰一人いませんから、そういう条件が全部絶対に100%揃ってないとうまくいかないということではありません。
まずこの方向に意識があって、そこに向けて何か努力することができるとうまくいきやすい、そういった感じで楽に読んでみてください。

先に結論からお伝えすると

まず1つ目に、人生の羅針盤(価値観に近いもので推進力の方向性)これが自分で分かっていること。

2つ目に、あなたのレジリエンス、自己調整能力(回復力・ご機嫌でいる力のこと)
これは自律神経の話と関係する心と身体のつながりの話です。

そして3つ目に、強みと適性です。


この3つを順番にご説明していこうと思います。

1つ目はあなたの人生の羅針盤。


自分は人生の中でどういう暮らしがしたいのかな?

私はどういう人間に成長したいのかな?

どういう感じの環境で生きてたら幸せなのかな?

働く以前に、人生のなかで自分が求める価値観がハッキリと分かっていますか?

ただ漠然と
【今ではないどこかに適職がある】のような考え方は正解主義になってしまい、『正解でない現在』が存在してしまうことになると苦しいです。
いつか白馬の王子様が〜のような気持ちになってしまうと何を目指してどうしたらいいのかわからなくなるので、苦しくありませんか。

なんとなく苦しい、
何を目指していけばいいのかな?という状態から抜けて
『自分はどんな人間に成長したいのか』
この答えをもとに
仕事を考えていくと
自分で人生がコントロールできるものになってくるので
おすすめです。

これだったら答えられそうじゃないですか?
これを羅針盤と呼んでいます。
要するに希望とか熱量の方向、自分の心地よいもの・ことを知っているかどうかということなんですね。

転職を考え始めたら一番にすべきこと

なんとなくでも転職を考え始めたらまず一番最初に何をやっていただきたいかというと、 自分はどんなふうになっていきたいのか(羅針盤)を口に出すことです。

全部完璧にハッキリ決まってなくたっていいじゃないですか。
自分はどんなところで仕事したいんだよねとか、
実は海辺で暮らしたいんだよね、
わいわいと大人数の職場が好きなんだよね、
モクモクと一人で技術を極めていく、みたいなイメージが理想なんだ、等

自分の希望をまず明らかにしていくには、人に喋るのが一番です。
人に喋ろうと思うとイメージを言葉にしていく必要がありますよね。
ぼんやりしていてももちろんそれを喋ればOKですが、ぼんやりしてる時って喋りにくいから
一生懸命自分でイメージをしながら話すじゃないですか。
それがいいんです。

必ずそれを実現しなきゃいけないということではなく、喋ってるとなんかふんふんって相手の方が聞いてくれる時に、 自分ってこういう風に実は思ってるんだなぁとか、 こういうイメージって湧いてくるんだなぁとか、 新しい発見があると思います。
まず第一歩のおすすめは
もやもやしている時に、そうやって 口に出してみる。
誰かに向けて喋ってみる。

言霊って本当です。
喋ってみたことってより実現しやすくなるってことがあるなぁと私は経験的に思っています。
20代のときにお世話になった会社の上司で
ある有名アーティストのプロデューサーである部長が私に口を酸っぱくして教えてくれたことは

「仕事のなかでやりたいことがあったら、まず40人に言え」でした。

実現可能性が薄いと思っても、なんかまとまってないなと思っても、まず言っちゃうんです。
HSPは先が読めすぎるので、完璧をめざしすぎるキライがあります。
けれどもモヤモヤしているとき、
自分の行先を見ていきたいときは
完璧を目指しすぎちゃいけません。
しゃべってみるとそれを助けてくれる人が出てきたり、 またはその情報を深く持ってる人が出てきてくれたり、 そういうことが確実に起こるんですよね。

ただこの場合、 注意していただきたいのは、喋る相手を間違えないということ。
これはもうHSPさんだったらナチュラルに気を遣っている部分かなとは思いますが、あなたがそうやって前に進もうとするのを羨ましがっちゃったり、自分だけ置いてかれたような気持ちになっちゃう人だと奇妙な方向の答えが返ってきたりすることがあります。
「あなたのためを思って言うけど、そんなにがんばることないし、
傷つく可能性が高いからやめておけば」のような助言は、感謝しつつも
一旦距離をとりましょう。
聞いてもらうといいのは心に安定と幸せを持っている人
”アドバイスをしないでただちょっと聞いてほしい”というリクエストに応えられるくらい落ち着いている人。

まず人に話してみよう!の中身と相手

そしてその方には、愚痴とか、今職場のなかで嫌だと思っていることってこうなんだよね、というところではなく、 ご自身の未来のイメージとか、こうなるといいなという希望の方を話すことをお勧めしたいと思います。
あんな上司がいてねとか、今こんなところが向いてないと思うんだよねとか、 そういう愚痴やネガティブ方向の話というのを吐き出すタイミングはもちろんあってもいい。そんな時間もゼロでは苦しいと思います。
ただ、その話は未来のビジョンとは結びつきません。
できるだけイメージが未来に向かって開けていくような、そんな場を持たれるといいと思います。
パートナーなのかお友達なのか、またはお母さんっていう人はとてもラッキーな人ですね。
コンサルタント、カウンセラーは人の話を引き出すプロですから
もちろんオススメですよ。

相手の人が安全な人かどうかわからない場合は、どうぞあたなの体に聞いてください。
その人の前にいる時に、その人に何かを喋っている時に体がダラーンと無防備に開くとか緩む場合は安全です。
逆にその人の前で話している時に、これは喋っちゃいけないかもしれない、これ今言うのは危険かもしれないといった忖度や緊張が入る人は、この話をするには向かないかもしれません。

転職を考え始めた時にまず第一歩、やることといったら私はこの口に出すことをお勧めしたいと思います。

最後に。家族のケアなどで自分の前進は考えられない、ことはない

少し転職からは話がそれるかもしれませんが
職業を条件だけで選ばなければいけない時も、人生の中にはありますよね。
子供を抱えて働く時って、やっぱり通勤にすごい時間かかるようなところはなかなか難しかったり。
子供の状況に合わせた仕事選びをしなければいけないという時も、人生のなかではあるかもしれません。
非HSCのお子さんで、放っておいてもめっちゃ楽に育つ子っていうのも世の中にはいます。
職業を条件で選ぶとき。
これは特にHSC(=Highly Sensitive Child)のお子さんを抱えて働くことを想定するときに生まれやすい状況かと思います。
(もちろん生まれつき病弱なお子様に関してもそうですね。)
子供が、たとえば行きしぶりや不登校とか、それがなくてもすごく心配症だったり、お母さんと離れるのがすごく不安だったり、感覚過敏を持ってたり、そういうことがあると、ずっと子供と離れて一日中フルタイムで働くというのが難しい時期があるかもしれません。

または、介護の必要がある親がいて、近くに住んでいてよく様子を見るとか、あとはご家族がちょっと調子が悪いとか、そういうことって女性の場合は結構ありますよね。
「女性の場合は」という言葉にカチンと来た方がいたらすみません。
子育ては女性も男性もどちらも担うべき事柄ですが、でもやっぱり出産や授乳という身体的な機能ふくめ、女性の方が人の世話をすることになる状況は生物的にはあるかもしれません。

そんな中で、今は自分のことなど考えられない、と思うのはもったいない。
人生の羅針盤を自分の中で明らかにしていく時間は、子育て中でもできます。
だから子どものことで今思い切り働けない方も
希望を持って充実した毎日を暮らしてほしいなあと思うんです。

家族の世話が必要、入院してるとか、旦那さんの具合が悪いというような方もいるかもしれません。
そういう時でも自分の興味の方向を調べていくことはできます。

話を戻して、

次回はこの「人生の羅針盤」について、さらに深くお伝えする記事になる予定です。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。



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