HSPの人生が可能性にあふれるとき〜希望は身体の感覚からやってくる・心身の統合
「そういう個と。」プログラム、代表の皆川公美子です。
6か月のプログラム、そういう個と。2期生の2クラスが終わりました。
今回もドラマがいろいろとありました。
最終日のグループシェアで面白かったのは
「このプログラムに来るまでHSPって都市伝説 じゃないかと思ってた」
っておっしゃった方がいたことです。笑
都市伝説って笑っちゃいました。
でも、そのくらい
ご自身の周りにはHSPさんがいない、
ということですね。
少なくともクラスにいる10名が全員 HSPだっていうことが肉体を通してわかり、画面で顔を見ているこの人達はHSPだっていうことが分かって、本当に自分だけじゃないんだなーっていうことを感じたそうです。
自分だけじゃないんだ
ということを体の底から受け取る瞬間は、強みで生きる人生への第一歩です。
他にも
・期間中に転職をされ「自分のことが好きになれた」
・人生全部が都合がいいわけじゃないけど、苦手なこと得意なことがクリアになり指針を持つことができた
・グループセッションなんて緊張してしまうんじゃないかと不安だったが、
「こういうことが安心安全なんだ」と身体に染み込んで自信になった
・身体をゆるめるということを日常に入れられるようになって、とても楽に
暮らせるようになった
・以前は自分ができないことをすごく悩んでいたけど、挑戦できる自分ができた。刺激の限界値を感じることができるし、ゆるみがあって前進があることを理解できた
・自分の思っていることを自分だけでも尊重することができるようになり
自分のトリガーが邪魔だと思っていたのが「自分を守ってきた仕組み」だと心から納得した
・自分は最大のナゾだと思っていたが、やっと自分がわかって仕事をすると生活ができるようになった
などのご感想を修了式後に残してくださりました。
HSP じゃない方は
同じ資質の人がいること、HSPは自分だけじゃない事ってそんなに大事なことなの？
そんなことさらに重要なことなの？ってよく聞かれます。
それは少数派の感覚を味わったことがない人の言葉です。
人間には
腹側迷走神経＝社会的神経という、仲間かどうかを査定する神経
がセットされてます。
ですので、動物のしくみとして
仲間を検知できない「孤独」はめちゃめちゃきついものなんです。
孤独はもう「危険状態」と認識されるのがこの動物としての私たちの体なんです。
最近では孤独は身体に炎症をもたらす、という論文まででているそうです。
「最高の体調」鈴木祐著
判断脳の理解と 動物脳の理解は違う
だから頭で
「この地球上には70億の人がいて
うちのアパートの隣にも誰かが住んでいて
いつも行く学校とか職場にも人がいる」というのは理解していて
その20％がHSPだと知っていても（→判断脳・大脳新皮質）
それは体感の理解とは違うわけです。
体感の理解というのは
「自律神経の腹側迷走神経が優位になり、安心安全のなかで
心地よく自分が存在している」という「感じ」（動物脳→大脳辺縁系）です。
安心安全という「感じ方」が体に本当に届いた時に人は落ち着いて話したり
相手に自分のことを開示したりできます。
今回も「グループセッションなんてちょっと無理じゃない？」って思いながら不安を持ちながら緊張しながら参加してくれた人もいたのですが、
最後には素敵なリラックスした笑顔で、そこにいてくださいました。
自律神経の扱い方を体得できた姿です。
「安心安全」を身体から自分で作り出せるようになると
HSPさんは自分らしく働けるようになるロードに入ります。
世間がどうあるべきか期待する自分。
それに応えなきゃと思ってきた身体。
HSPは少数派なので
いつも周りに合わせてがんばってきました。
なんか違和感を感じても
そこは蓋をして
すぐにまわりの人に合わせるくせがついちゃいます。
それは処世術として正しいし
そうしなきゃ、生きていけないと子供のころの自分（の身体と自律神経）は判断しました。
でも大人になって
「生きづらさ」を感じ、
人間関係がなんだかうまくいかなかったりするのは
なんでだろうって考えたり、
あと一歩のところで発言できなかったり
チャレンジできなかったりする自分を発見したとき
そこには転機がやってきます。
そういう不都合ごとは
あなたのせいじゃありません。
「神経パターン」がそうなっている、のです。
そのずれを解消するには
知識も大事、
ソマティックワーク（身体を感じるワーク）も大事です。
その人・その個人がどう感じたかっていうことの大事さが
HSPさんのひもときのカギです。
客観情報だけでは足りなくて。
心理的安全性の基礎部分であることを
これからもお伝えしていきたいです。
人がどう感じているのかなんて見えないんだから
そんなことに関わりあっててもしょうがないじゃないって言う方も
社会にはたくさんいます。
だってそれ見えないじゃん
だからわからないじゃん
その人がいいわけしているだけかもよ？
というものです。
でも、大多数の人が行動して見えたものを指針にしている世の中で、
感じ方から世の中を組み立てている人もいる、という事実。
それがHSPのワールド
なのではないでしょうか？
これを妄想と片付ける人もいるかもしれないです。
でも、結局私たちの「希望」や「喜び」は身体が感じ、それが脳へ求心系の情報となって吸い上げられています。
自分たちが身体で感じていることの素晴らしさ。
『希望を感じる』って言う時、頭で条件を感じているでしょうか？
・ふわ〜〜〜〜と身体からポジティブなエネルギーがあがってくるような状況を「希望を感じる」と言います。
・わたしはこれこれを持っている
と理解することだけでは
エネルギーが満ちる状況になりません。
もちろん、
私達は概念を理解する人間という動物ですから。人間には納得が大事です。
けれど、体の納得と頭の納得って違うことが伝わるでしょうか。
現代人は、なのかもしれませんがズレちゃっているんです。
HSPは頭で理解したことと、身体で感じ取ることが統合されたときに
前進します。
それはこれまで6,000名のHSPさんに伴走してわかったことでした。
例えば、テレビで納豆が身体にいいって放送された。
だからみんながワーッと納豆を買いに行った。で、店頭から納豆消えた・・・
みたいなブームがありましたよね。
納豆が身体に良いという情報（たしかに発酵食品は身体にいいとされていますが）を知ったけれど、「納豆マズイ」と好きになれない場合もありますよね。
やっぱりまずい。。
自分には納豆があっても嬉しくない・・・
それはその人の感じ方ですよね。
身体があるから自分にとってのその価値を感じられます。
今 YouTube が人気の、テクノロジー分野について軽い日常の話題から解説してくれてるチーム、すごい面白いんです。
でもその人たちの、
「近未来、身体なんていらなくなるかもね」っていう言葉、
これがとても印象に残りました。
脳だけで生きるっていう選択肢が、もうそこまで来てるのかもしれないですね、本当に。
脳だけで生きる人生、皆様どう思われますか？
脳だけで生きる人生はね、、地獄です
よ。皆さん。
脳って情報センターではありますが、幸せを感じ取ったり、希望を感じ取ったりワクワクを感じ取るのは身体なんです。
もっというと内臓です。
なので、内臓が感じ取っているその情報をそのまま神経伝達で脳に集めてるだけであって。脳は、情報処理の器官です。
伝わりますでしょうか？
もうちょっと神経学的に言うと、迷走神経の内臓からの求心系の情報っていうのが、脳にいく神経線維があって、8割が脳にいくほうの情報。
というのがあるそうなのですけれど
内蔵で感じて自律神経や筋膜線維をとおって脳に情報がいく。
そこには言葉がありません。
「ぞわぞわ」「わくわく」「きゅんきゅん」などの体感があります。
うわ＝＝シアワセ！みたいな体感っていうのは
脳だけになったら、きっと感じることができなくなります。
どうでしょうか？そういう世界。
例えば恋愛とかもそうですよねあの人が好きで好きで「恋焦がれる」って言いますね。
身も焦がれる恋、という言葉の意味は
字の如く身体がジリジリと焦げるようなそういう感覚。
いてもたってもいられないような感覚。
漢字が示すように全部身体から来ています。
頭脳だけになったら、人間と人間の関係は、全部がジャッジの関係性になります、、なるかもしれません。
・あの男は背が高く
・顔がイケメンで
・年収がいくらで
・親がどうで兄弟がどうで
・どこの出身で
・どのような大学を出ていて
データを見て結婚する確率何パーセント、みたいなそういうのが当たり前になってきたら、
その社会は本当に幸せなんでしょうか？
判断脳だけの世界を現代では過信しているのではないかと思うんです。
ザワザワとか言葉のない「感じ」は
体が感じてる事なんですが、身を守るっていう時にはそういうなんか分かんないけど
こっちの道行かない方がいいみたいな感覚とか
証拠はないけど、危機反応がビビッとくる時ありませんか？
本当にリアルに何の情報もない時、
何のガジェットもない時に
太古の昔から人間の心と体を守ってきたんですよね。
今はこの何十年かで、非常に高速でテクノロジーが発展してしまったので
人間の体の仕組みがついていけていないようです。
誰にとっても
心と身体の両方の感性が必要ですが
HSPさんは神経処理が深い分、特に
この心身の神経の統合ができると
社会に向けて羽ばたく方が多いです。
今日もお読みくださりありがとうございます。
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4月スタートそういう個と。6期
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土曜昼クラス
グループセッション日
4/22・5/20・6/24・7/22・8/19・9/23
午前10時～13時（最終日のみ14時まで）
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