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電話や自己紹介が苦手です、という内向型HSPさんへ

生きづらさを卒業して働く、HSPのための自律神経ケア×強みプログラム「そういう個と。」主宰の皆川公美子です。

今日は内向型HSPさんへ。
「電話とか、人に自己紹介をするとか、人に何か提案をするとか、そういうときにさっと言葉が出てこなくて焦ってしまう」というお悩みについてお伝えしたいと思います。

前提の話。頭で考えた理想通りに、行動できた人はいますか?

今日のこのテーマで最初に皆様にお伝えしたいのは「自分の思考で、もっと積極的に自己紹介をしなきゃ、とか、もっと積極的に明るく人に提案できるようになりたい、とか考えるだけでは行動は変えられない」ということなんです。

これはもしかしたらHSPさんに限ってのことなのかも?と、私はずっといぶかしく思っていることがあるのですが…
世の中には何かポジティブに変換しようという空気感や、こういうふうに考えて行動しましょうみたいな啓発がすごく多いじゃないですか。
でも、頭で考えるだけでその自分の行動が根本的に是正されたり、何かの習慣がつけられたことがあるんでしょうか?って話なんです。

例えば、小さい頃にはお小遣い帳をつけましょうとか、少し大きくなると、計画を立てて記録をつけましょうとか、そういうような「理想的な行い」ってありますよね。
だけど、それって頭で考えるだけでできますか?
好きでもないものを「これが栄養として必要です、◯◯を食べましょう」と言われただけで、生活の食事の中に長く組み込んでいくっていうのってできますか?
走ることがそこまで好きじゃないけど、朝5分走るといいっていうのをテレビで見たからよし自分もやってみようとする。
それが1年以上の習慣化になったことってありますか?
ないですよね多分。

これがHSPさんに限ったことなのかどうかがわからないのですが、少なくとも、神経処理の深いHSPさんは自分の身体(=潜在意識や自律神経)がノーと言ってること、または賛同しかねていることはできにくいです。

身体が「よし」とする動きと「違和感」な動き


たとえば「元気に返事をしましょう」と言われたとします。
元気に返事と言われても、小さいときから私は小さい声で返事をしていたんだよという人にとって、元気に返事をするには元気に返事をしたときの
楽しさを「身体が」感じられないとできないです。
身体の動きとして大きい声を出すのが好きな人、みんなに声をかけるのが好きな人は、楽にできると思います。

少数の友達と深い話をしたい人は、「友達100人できるかな」の歌、とにかく大勢と仲良くしましょうというメッセージは、負担であり呪縛でしかないですよね。

社会においては
「大勢の人と仲良くできる人がえらい」という価値観が浸透していますが、
ほんとうにそうなのでしょうか?
世紀の大発明家や歴史に名を残した政治家は
とても「変わった人」が多かったという話もよく聞きますので、
大勢と付き合うタイプと少数と付き合うは
単なる気質の差だと思いますが、
そこには偏った価値づけがあるかもしれません。

自分の本質と違う身体の動きは、身体の質が違うから、できません、またはかなり困難が伴いますという話です。


ストレングスファインダー(クリフストレングス®︎)の視点から

今度はストレングスファインダーの視点化からお話してみたいと思います。
「なんとなく外れちゃっている人」「疎外感を持っていそうな少数派」に向けて「入っておいでよ」「統合していこう」と大勢に声をかけていく資質として【包含】というものがあります。
これが下位資質になっている人がいるとします。(皆さんがいわゆる弱みと呼ぶもの、これはストレングスファインダーでは下位資質というふうに呼ばれます)

下位資質にあるものは、その人の神経パターン、行動パターンとは違うということです。

だから『包含』という資質が下位のほうにある人は、大勢に一遍に呼び掛けて差異あるグループを統合していくような動きや、浅く広く付き合いながらネットワーキングというような人間関係、そういうやり方は苦手なんですよね。


下位資質は「苦手事項」。どんな考え方をするといいでしょう?


対して【個別化】【親密性】の強みがある人は、一対一でこの人はどこが一番の強みで、やりやすくて誰よりも成果が出るっていう部分だなっていうことを見つけることに関しては労力をあまり使わずにできるます。
それを利用して、『一対一の関係をたくさん紡いでいく』と苦労なく対人関係が広がっていきます。その方が結果的には大勢と繋がれることになる。
が、はじめからとにかく大勢と繋がろうという意識でいると、その人の資質になかったき、困難や苦手を感じることになります。

社会には「一度に、大勢の人に一斉に声をかけられる人は素晴らしい!」という看板がぶら下がっていますので、多くの人はそのタイプに憧れを感じます。
ああいうのが本物のリーダーだなぁ、
リーダーはすごいなあ、みたいな感じです。


でも憧れというのは、実はあんまり自分の身体の資質に沿ってないものが多いんですよね。
自分にないから欲しいと感じることに対して、ここから考えをシフトして自分の持ってるものでそれをどうカバーしていこうか考えた方が、ずっとずっとうまくいくんです。


深層意識で感じるちょっとした『憧れの前提感』はいらないかも

冒頭でお伝えしたような、電話でじゃんじゃん相手に何か頼んだり物を伝えたり、新しい人に自分を表現して自己紹介したりすることが苦手、という人がいるとします。
これは内向型さんにはとても多いお悩みだと思うんですが、それに対して私はお悩みじゃないよと伝えたい。

というのは、そういう方は【内省】という考えることが好きで、自分を内観することがとても上手な資質を持ってる方が多いんです。
考えることが上手という方は【学習欲】とか【収集心】といった情報・リソースを集めて自分の中に蓄えていくような動きをする人も多いです。
これらの資質というのは、みんなー!と広く声をかけて番長になっていくようなタイプの人にとって下位資質であることが多いんですね。
ですのでそれを公平に見渡して、利用します。

どうやって利用するかというと、この【内省】で自分の一番の気持ちと繋がることができるようになると、例えば電話は全然怖くなくなります。
相手の軸に立とうとするから
「ドキドキ」「ハラハラ」して「失敗するのが怖くなり」電話が怖くなっちゃいます。
相手との話、自分の自己紹介、何すればいいんだろう。
相手の気に入るような気の利いたことが言えないって思っている場合(頭ではそこまで思っていなくても、なんとなく感覚的にまわりをサーチしすぎている場合)は、あくまでも、自分の好きなこととか、自分が考えてることに立脚して「独自の、かわったこと」を丁寧に相手に届ける気持ちで言えばいいです。
「嫌われたくない」という気持ちが過度に外の判断を気にさせるけど、こういう内向型の方は本当に自分の中の世界が大きいですから、「自分の感覚」に正直にお話しするといいです。
わからなかったときはごまかさないで「もう一度おっしゃっていただけますか?」と言えばいい。
「納得いかないこと」を言われたらイライラしないで「え?」という困惑顔をしていいんです。
自分の軸にたって表現したり、反応してくる人には
世界は優しいです。
自分のことを愛しながら言うと、その世界を面白がってもらえることが多いです。


HSPはあえてヲタクを目指せ!自分を見つめて丁寧に表現。

今、世の中はオタク社会と言われています。
何かのオタクであることは、現在はとっても受け入れられること。
僕、こんなことに対してめっちゃ掘っているんですよ。狭くて深いけど、でもこれめっちゃいいでしょ!
って自分の心の中の宝物をぱっと見せてくれる人、こういう人に惹かれませんか?
私はすごく惹かれます。
自分の内側に持っている宝物を、自己紹介の中で、ときには相手とは関係ないかもしれないけど、自分はこれをとても大切にしていて愛でていますって話すことができる人。
こういう方は本当に私は素敵だなと思います。

内向型で社交的な感じになれなくて悩んでいるっていう方、外の世界と繋がろうということは、そんなに意識しなくていい。
内向型であるご自身の中の宝と繋がってそれを丁寧に、優しい気持ちで表現しつづけていたら、それが転じて、世界と繋がることになると保証いたします。

(あせりすぎる、自分責めの言葉ばかりでてくる、はサバイバルな神経パターンのせいなので、ご自身の性格ではありません。自律神経パターン、すなわりまわりに対する感じ方は変えていくことができます)

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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いくら「その行動をかえろ」と言われても
身体がイエスをだしていないことは「できない」のです。
毎日を「気楽に」「安心して」「丁寧に」楽しめる自分でいるための秘訣が
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