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HSPさんの転職シリーズ①うまくいく3条件〜そして口に出してみるの巻

そういう個と。代表の皆川です。

さて、今日のテーマは、転職シリーズです。

HSPさんのワークスタイルを考える上で、避けて通れないのがこの転職テーマです。
そういう個と。では表面的なスキルだけでは、現代の転職は乗り切れないということを多くのHSPさんと接するなかで学ばせていただき、
「本物のレジリエンス」を身につけていただくことを提唱しています。


転職って、絶対にこんな転職するぞって決めてそのとおりに直線的にいく方は、実は少なくて、
心がモヤモヤザワザワしているままずっといる、時期が長い方のほうが多いと思います。

転職というのはどこまでいっても
会社と個人のマッチング。
能力だけの世界でもないし、
ご縁の世界でもあるし、
入ってみたらイメージと違ったということもママアル世界。
次こそは!というロシアンルーレット的天国ゴールの心理状態でいると
状況にうまく適合できない、または自分の感情や感覚を切り離して(病状ではない、解離)耐え忍ぶなんてことがでてきてしまいます。

そんなの心地いい幸せなシゴトとは程遠い!

HSPさんの「幸せな転職」の共通項は

ご自身が「レジリエンス=神経回復力または神経の許容量が大きいこと」を

身につけた方は、結果的にうまくいく、ということです。


Mさんは会社に勤めていた時に、弱みのところ(細かい事務管理)で仕事せざるを得なくて、
全く自分の良さが出ず、
あせってドキドキするのでまた失敗したり、
周りの同僚と比べられている気がしてまた失敗したり、
毎日のように注意されて、
もうこのままここにいたら私ダメになる!
というような辛い思いをしたのち、会社をやめました。

Sさんは、なぜかいつもパワハラ上司のターゲットになってしまうというお悩みをもっておられました。
同僚もかばってくれるどころか、なぜか自分が孤立する。
なぜなの?と考えあぐねた結果
「いつも同じパターンになるのは、何か自分が気づくべきなにかがあるのでは?」と思い、「そういう個と。」プログラムに参加しました。

人生のダウンタイムに上記のお二人がやったことは
「自分を知る」ことでした。

自分を知る、の内容は
「自分の強み」と「自分の現在の神経パターン」を
きちんと正しく理解する、ことです。

え?知るだけ?
うまくいくスキルは?


と思われた方もいるかもしれません。

もちろんソーシャルスキルは必要な場面もありますが、
HSPさんの場合、神経処理が深い、という強みの方向を
自分でよく知って意図的に使うこと。
自分が少数派としての、または過去のなにかで(ここでストーリーは関係ありません)現在の神経調整パターンがどのようになっているかを知ることで
はっきりと次の展望が見えてきます。


今、お二人がビジョンの納得できる会社に巡り合い、幸せに成果も出しながら、
自分を曲げることも我慢することもなく、
迷いも悩みもなく暮らしていられるのは、

ひとえに「自分を知った」からだ、とおっしゃいます。


まず転職という時に、
これが揃うと

HSPさんが上手くいく、という3つの条件

があります。


条件1: 人生の羅針盤〜どういう方向へ行きたいか、何をやりたいか
まず1つ目に、その方の人生の羅針盤。体験し、試しながら分かっていくもの。

条件2: レジリエンス、自律神経
2つ目に、その方のレジリエンス(ストレス回復力)、自己調整能力、これは自律神経の話と関係します。

条件3: 強みと適性
3つ目に、強みと適性です。


順番にご説明していきます。


今日は1つ目の、HSPさんの羅針盤。
ご自身の熱量とかやりたい方向とか、ありたい状況とか
そういうものを指しています。
下図で言うと、
マトリックスの上下矢印の方向です。



自分は人生の中でどういう暮らししたいなとか、
漠然とどういう感じの環境で生きてたら幸せだなとか、
そういうようなことも含みます。
熱量の方向とか、自分の心地よさを知っているかどうかっていうことです。

余談ですが、条件だけで選ばなきゃいけない時も、人生の中にはあったりしますよね。
例えば子どもを抱えて働く時って、やっぱり通勤にすごい時間かかるような職場は絶対無理ですし、子どもが病弱だったりすると
やっぱりその子どもの状況に合わせた仕事選びをしなければいけないという時も、どうしても出てきちゃいます。

非HSCのお子さんで、「放っておいても子は育つ」系の子どもさんも、世の中にはたくさんいるので、
お子さまの体質・気質によるところが大きいです。


例えば行きしぶりや不登校、過度な心配症だったり、
お母さんと離れるのが号泣レベルで嫌だったり、感覚過敏を持ってたり、
そういうことがあると、やっぱりずっと子どもと離れて、1日中フルタイムで働くというのが難しい人生時代ってあるかもしれません。

または介護しなきゃいけないとか、ちょっとボケてきたなという親御さんがいて、近くに住んでいるとか、ご家族がちょっと調子が悪いとか、ケアのシゴトに時間を割く必要がある女性(もちろん男性も)の場合は、働くに一直線になれない状況もあるかもしれません。

でも心配しないでください、とお伝えしたいです。

人生100年時代、40代や50代からなにかをはじめたり立ち上げたりしても
十分間に合います。
定年は標準的に75歳くらいになりそうな気配ですし、
85歳くらいまで、なんらかのかたちで元気に働くことが日本の「ふつう」になっていくでしょう。


人生のダウンタイム=羅針盤と向き合ってみる時期

最前線で働けないな、と感じている時期があったとしても
または職場でもやもやしている時期があったとしても

それを動けない、という感覚で捉えるのではなく

人生の羅針盤と向き合ってみる時期として捉えることをオススメしています。

これを、デンマークなどでは「人生のダウンタイム」と呼びます。

人生の羅針盤を自分の中で明らかにしていく時期って、別に子育て中でもできます。家族の世話に時間を割かれる時でも、自分の興味の方向を調べていくっていうことっていうのはできます。

この本も羅針盤を明らかにするのにとてもいいですよ!
(そういう個と。プログラムでも後半モジュールでわいわいいいながらワークをやって、みんなで楽しく羅針盤します💓)


口に出すことの重要性、喋る相手の選び方


まず一番最初やることのオススメは、口に出すことです。

自分はどんな仕事したいんだよねとか、
どんな風なイメージが3年後に来るといいんだよねということをまず明らかにしていくには、人に喋るのが一番いいです。

人に喋ろうと思うと、はっきりしたイメージ持ってる必要があるよな、とか
HSPさんは厳しく考えがちです。

けれどもこういうときはおおざっぱになりましょう!

ぼんやりしてる時って喋りにくい。

「わたしはこうなりたいんだよね〜!」って言いにくい。
でもそれでいいんですよね。

必ずそれを実現しなきゃいけないことはないし、
大抵の人は、
明日には聞いても忘れています。

喋ってるとなんかフンフンって相手の方が聞いてくれる時に、

あ、自分ってこういう風に実は思ってるんだなとか、
あ、こういうイメージって湧いてくるんだなとか、
新しい発見があると思います。

こういうときは慎重さは捨てて、
言ったもんがち思考になりましょう。(それが困難な場合は神経パターンがじゃましていますので、どうぞプログラムにお越しください!)


第一歩のおすすめ、転職しようか、もやもやしてる時、
自分の羅針盤、行きたい方向ってわからないともやもやしているとき
には、

アバウトなまま、口に出す。

これはご自身の思考にも行動にも影響を与えますので不思議です。

言霊って本当。でも話す相手を間違えない

喋ってみたことって、より実現しやすいってあるな。
そう経験的に思っている方も多いですよねきっと。
だから実現可能性が薄いと思ってもまず言ってみます。

そうするとそれを助けてくれる人が出てきたり、
またはその情報を深く持ってる人が出てきてくれたり、そういうことが現実に起こる確率があがります。

ただこの場合、とても注意していただきたいのは、喋る相手を間違えないっていうこと。

これはHSPさんだったら気遣ってるかなとは思いますけれども、
相手がそうやって進もうとするあなたのことを羨ましがっちゃったり、
自分だけ置いてかれたような気持ちになっちゃう人だとまずいです。
(↑これを心理的トリガーされている状態といいます)

心にすでに安定と幸せを持ってる人を選びましょう。
そしてアドバイスをしないでただちょっと聞いてほしいっていうリクエストに答えられるぐらい落ち着いてる人。

(↑こちらは神経状態が自己調整力を持っている人、という意味です。)

神経の落ち着き力を持っている人を、喋り相手に選びましょう。


できるだけイメージが未来に向かって開けていくような、そんな場を持たれるといいと思います。
パートナーなのか、お友達なのか、または「お母さん」っていう人はとてもラッキーな人です。

相手の人が安全な人かどうかわからないっていう場合は、どうぞ身体に聞いてください。

その人の前にいるときに、
その人に何かを喋っているときに、身体がダラーンと無防備に開くとか緩むっていう人は「安全」です。

そうじゃなくて、
その人の前で話しているときに、
これは喋っちゃいけないかもしれない、これ今言うのは危険かもしれないっていう忖度がめちゃくちゃ入るっていう人は、
ちょっとこの話には向かないかもしれません。

転職を考え始めたときに、まず第一歩、やることといったら、私はこの口に出すことをお勧めしたいと思います。

第2、第3の条件についてはまた次回お送りします!

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