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アファメーションってどうなの?〜HSPが気に留めるといいこと

HSPが生きづらさから離れ、ととのいながら働く。
そういう個と。プログラム主宰の皆川です。


今日は、

アファメーションについて

というタイトルで お送りをしてみたいと思います。

アファメーションという言葉、みなさん 聞いたことがあるでしょうか?


自分のなりたい姿に向けて、それがすでに実現されている前提で、 言霊を社会、世界に放つのがアファメーションです。





これには2つ効能があると言われていて、

1つは、既になっているという言葉を放つことによって、 言霊の力が現実を引き寄せるというような説明。

もう1つは、その言霊を発することによって、 それを耳で聞いて脳にもう1回自分でインプットする。それにより潜在意識が書き換わっていくという説明。

この2つが主要かと思います。


アファメーションに対するHSPさんと非HSPさんの感じ方の違いがあるのかも?



今日は、なぜこの話題を取り上げたかというと、

やはり、HSPさんと非HSPさんのアファメーションの捉え方、感じ方には差があるようだ、

ということが、たくさんの方のお話を伺う中で明らかになって来たから。


まず、

アファメーションってどんな言葉なの?

って思われている方もいるかもしれません。

例えば、職場のことに関連することであれば、

「私はスピーチが上手で、すごく説得力のある話をできます。」

「私は人間関係で、いつもみんなの輪の中にいます。」

のように自分の望みを文章にして言うわけです。

「私は3年後にヨットクルーザーを5隻所有し、南の島に別荘があります。」

これもアファメーションですよね。

コツは

「こうなりたいです」という希望の形や

「こうなっていますように」という祈りの言葉ではなくて、


叶った前提で、声に出して言うこと。

言葉にするときには、
まず自分のなりたい姿、ありたい未来をはっきりさせる前提がありますので、 そのことだけでもとても素晴らしいですよね。




でも、HSPさんの中に、 このアファメーションに苦しめられているなという方もいらっしゃいます。

例えば、

「今日は最高にいい一日が待っている。」

朝、アファメーションをするとします。

有名人のブログに、このアファメーションをするといい、の例が書いてあって、 これを一日に朝10回唱えてくださいということになっていたからです。


そのとき、唱えるんだけれど、 、、

なんかちょっと違和感があるなとか、

例えば、海外に別荘とか、
そういうのって、すごく現実と離れすぎているなあ、
言っていて自分が可笑しくなっちゃう、とか、
笑えちゃう、、、とか、 の感情が沸く方もいます。


「5年後に私はフリーランスの道で年収8桁を達成している」

こう言ってみた時、
どんな体感が沸きますか?

前向きに
疑わずに真摯に言うのがお約束ですが
自分からあまりに遠いと感じると
(上記のアファメーションはちゃんとやれば遠くないと思いますが)
ちょっと笑っちゃう、みたいな空気
理解できますか?




例えば

「今日は一日ラッキーで行きます❗️」

「今日は頭痛なしに一日行けます」

これもいいアファメーションですよね。


逆に、
真面目にアファメーションするんだけど
それを言ったときに、 何か違和感が湧いて、笑っちゃったりゾクッとしたり、 「違う」という静かな声が聞こえてしまうという方も実はいます。

ひとつ、ポイントは

①自分の行きたい本心の方向性とずれているときの違和感

②自分が自信を持てない、自分を見るのが怖い時

このふたつの原因があります。


アファメーションに違和感を抱くとき



「1年後、私は大金持ちになっています」とか、 「海外に住んでいます」って言ったときに、
頭の中から、【いや違う、 それはないない】みたいなイメージが湧き上がってきたり、実際に
【そんなこと起こらない】否定の言葉が聞こえてしまう、を経験していらっしゃる方は、実はHSPさんの中には多いです。

けれど、そんなこと表立って言ったら、アファメーションの威力がゼロどころか
信じきれない自分にバチが当たりそう…という感覚がさらに湧いたり

信じられなかった私が悪い。弱い。

信じる力が足りない、自分はダメ。とか。

そんな感情までつながって沸いたりしませんか?

最初に違和感が身体から上がってきたとき これを無しにするのは、、、
あまり良くないかもしれません。


自分の違和感を無しにすることを続けていると

感覚が身体を察知するチカラが失われていきます。
それで身体の感覚を封じ込める、 抑えつける、なかったことにする。
その身体の感覚や身体から湧き上がってくるイメージを蓋し続けていると プチ解離が起こってきます。

文字通り感覚が身体から離れます。
感覚から離れることを繰り返していった時に、 私たちは自分の身体の声(ちょっとした不調)を聞けなくなったり
直感が鈍くなっていったり
自分が何をやりたいのか、
どっちの方向を選びたいのかまで分からない感覚に陥ったり、 無力感が襲ってきたり、します。

これは身体さんと仲良くできてない 一つの現れです。

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身体からの何かのサインがあった時に
人間はその身体の感覚から自分を切り離すことができる能力を持っています。


あ、やだな
あ、ちょっとマズイ

会社などでそんな思いを持った時

いやいや、
大丈夫と
自分のチラリときた感覚を
さっと蓋して
通り過ぎる(やり過ごす)ことって
誰でもありますね。

本音の自分を切り離す能力というのは
人間の芸術的なサバイバル術です。
内面に触れないことで行動だけに特化できる、
内面に触れないことで痛みを感じないで済む、
そんな効能があります。

でもこの緊急術は長期にわたって使い続けるのは良くないです。

身体や心が小さな不調を訴えている時に
放置していると、、、
バタッと倒れる、
ある日突然動けない、
なども起こります。



実際、どうすればいい?


アファメーションを唱えていて
嫌だとかできないって思った時に
それが自分にとってマズイ答えだった時 や
そう思った自分が悪いって思いそうになった時

それを自分で分かってあげる

という 一つの工程を挟むと
身体との解離が起こりにくいです。


例えば、
「私は3年後に億万長者と結婚している」

みたいな アファメーションするとします。

その時に

「え?ありえない 、嘘つき」

のような感覚が そこはかとなく身体から上がってきた時に、ふたをせずに

「そっか私なんとなく ちょっと無理って思ってるんだね」

って そのことに対して 優しく分かってあげる工程を持つといいです。

これだと無しにしたことにならないですよね。


そのアファメーションに同調していきたい
自分がアファメーションに馴染んでいきたい
アファメーションの通りに信じる力を持っていきたい

だけど身体は信じられていなかった
(身体は意思を持っています)

という場合

そっか私信じたいんだけど 身体さんは信じれてないんだね
ということを分かってあげる
ということがとても大事です。





一番大事なこと…

自分の感覚に正直になって じゃあその次、諦めよう、じゃなくて 諦めないで、そのアファメーションを 信じられてなかった今日だったけど そうやって自分の身体に対して できるかもよって言いつつ 明日もやってみる。
あさっても身体をケアしつつ、
自分の感覚とつながり自分に優しくしつつ、「フリーランスとしてやっていく」「自分が無理しなくて済む仕事にであう」と言い続けていく。
(内容は例えば、です)

ああでもないこうでもない 自分が信じられてないんじゃないか 自分が弱いんじゃないか 自分がダメなんじゃないか 自分が能力がないんじゃないか

要するにこうした葛藤状態が長期的に続くと、解離を呼ぶ一番の原因です。

実はいろんな方の話を聞いてると、ここのところが どうも非HSPの方とHSPのかたは違うみたいです。

神経状態がそこまで敏感じゃない方(と言ってもグラデーションがありひとくくりにしてすみません)はそこに それほどの葛藤や疑問が生まれないようで、それほどの疑問なくどのようなアファメーションも押し切れるみたいなんです。

でもHSPは、少しの疑問や少しの恐怖、少しの不安にも 敏感に反応する、そういう特性を持ってます 。(扁桃体という不安察知の脳の器官の反応が強いこともわかっています)なので、その1ミリ見えたこの不安とか1ミリ見えたこの自分を信じきれない気持ち っていうのがHSPさんを大きく揺れ動かす。

一方、非HSPさんはそれによって大きく揺れ動かされない。
「そこまで考えずにアファメーションしてればいいんだよ」。

その違いが神経処理の違いのようです。

これが敏感すぎないということの正体かもしれません。

プロセスを大事にして、

ああそれを受け入れられない自分もいるんだね

と自分を眺めながら そのアファメーションを続けてみる、
というのも一つの方法かなと思います。


あまりに現実から遠くてもう笑っちゃってバーカ(笑)って自分で思うようだったらもうそれはやめた方がいいと思うんですが。

いやいやいやこのアファメーション続けてみたらなんかいいかも♪
今日より明日がちょっといいかも♪
みたいな感じが少しでも感じられたら、

時々違和感が湧く自分を優しく見返しながら
続けていくといいかもしれません。



今日もお読みくださりありがとうございます。

<お知らせ>


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7/9・10・11日月火
7/14・15・16金土日

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https://ameblo.jp/kumikokkkn/entry-12805475580.html


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ご質問はお気軽に事務局(info@sustainedme.com)までお問合せください。

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お会いできる皆さま、楽しみにしています!!



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出版の裏側モノガタリも連載。

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