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休んでダラダラするとかえって疲れる、オススメの休みかたは?

身体感覚からのアプローチで生きづらさを卒業し強みで働く、HSPのための自律神経ケア×強みプログラム「そういう個と。」主宰の皆川公美子です。

疲れたからゆっくりしようと思って休んでも、ダラダラしすぎると逆に疲れてしまいます。HSPにとって良い休み方、休息の仕方はありますか?

というご質問をいただきました。

すばらしい質問をありがとうございます。
そういえばそれは長年の疑問だった!という方は多いのではないでしょうか?



まず、休むということの定義は何なのか

ですよね。

現代社会の中ではこの定義が難しくなっているようです。

身体が止まっていることや職場に出かけていないことを
休みだと考えている方が多いのではないでしょうか。
ベッドに横になってるとか、家の中でダラダラしている状態が
『休み』の定義になっている。

でも、わたしたちがお伝えしたいのは、そこではありません。


職場に出かけていないことは、ほんとうに休んでることなのか?


ということなんです。

休み、休息というのは、
身体が副交感神経優位の状態になって
保全される、戦闘モードではないことです。

自律神経が副交感神経優位、
中でも背側迷走神経優位の状態になっていると
内臓に血流が行って、消化液も活性化されるし
免疫活動が活発になって風邪を引きにくく、
疲れにくい体になっていきます。

この状態をつくりことこそが、「休む」の本来の意味。

でも私達は社会で休みを取ってますか?と聞かれると
有給を消化したかなとか、
今日は外に出ないで家の中にちゃんといたかなと考えがちです。
これは動いていないという、筋骨格系の話ですよね。

HSP的にさらにご説明しますと・・・


筋肉が休まっているか、と神経が休まっているかは違います


だから、神経を休めるために
自律神経のことを理解していただくのがとても大事になるんです。

身体は止まっているんだけど、
心が止まってない=ぐるぐるとずっとものを考えている、
頭の中でああでもないこうでもない
あの人がこういったこの人がこう言った
あの状況なんだったんだろうどう言えばよかったのかな
・・・・・とずっといろんなことを考えすぎている人はいませんか?

この状態を過覚醒といいますが、
これは覚醒度が上がりすぎてる状態、つまりおおいに交感神経状態です。

なので、交感神経状態になっていたら
いくら家の外に出なくても(=筋骨格系は休んでいても)
神経の疲れを作り続けることになります。
交感神経状態では、身体を動かすモードに身体が変化しますので
かえって動かさないほうがイライラするはずです。

家にいるのに
そわそわと落ち着かない、
ゆっくりぼーっとするどころか

明日はこれをあの資料とあの資料を作らなきゃ
先週◯◯さんに怒られたけどあれはこっちにだって理由があって
あんなこと言われる筋合いじゃないし、そもそも同僚の◯◯さんは
自分が言い出したことなのにすっかり忘れたような顔をして違うプロジェクトに首を突っ込んだりして、わたしは最初お手伝いのつもりで入ったのに
気がついたら彼いなくなっててそもそもさ、最初の話は覚えていないんじゃないのかな、向こうのプロジェクトでなんかいつのまにか花形みたいになってるけどさ、こっちはそういう腰をかけるかかけないかわからないような状況で仕事していていきなり「できてないってどういうことだ?!」とか言われても最初だれが言い出したんだよ・・・

みたいな状況ってありませんか?笑

ここをちゃんと身体ワーク、または
身体の安心感覚に降りる訓練をしていくことで
神経を休めることを習得していくことを
とってもとってもおすすめしたいです。

何も考えないでおこう、
と思うと余計にぐるぐるしませんか?
そのはずです。
神経は心の言葉と連動しています。
目標をたてると交感神経が発動してくるという
なんともややこしいことが起こります。

目標をたてるのではなくて
身体感覚に下りると
言葉は自然に消えていますよ。

身体感覚を感じることとぐるぐる思考を
同時に行うことはできないからです。

詳しいことはわかりませんが、冒頭の質問者さんは
「身体の感覚が安心安全を感じていて覚醒度が下がる」
という体験を最近あまりしていらっしゃらないのではないかなと感じました。
そういった状態でいることが
副交感神経に降りられていなくてイライラしてる神経の状態とか、
ざわざわざわしているような感じがするといったことを
引き起こしているのだと予想できます。
身体の感覚を感じる、身体の感覚に下りることは
現代社会に生きる私達の日常ではかなり忘れられている感覚かもしれません。

がんばらないってむずかしいですね〜!

休みの1日って、どんなイメージですか?
朝からダラダラして、布団やソファでゆっくりする?
好きな時間にご飯を食べてテレビや映画、アニメを見る?
ダラダラすること自体はいいことです。

(犬や猫や動物園にいるライオンを見てください。
同じ哺乳類ですよ。
あんなに長いこと
寝てばかりいますよねw)

ここで注目したいのが

「頭の中とか感覚が忙しくないですか?」


ということなんですね。

身体が静まること。
これが、全ての休むの基本になります。

会社員をされている方とお話していると、
みなさん本当に忙しいし、
ご自身の身体よりも仕事に穴を開けないことが
はるかに大事になっていることが本当に多いと感じます。

健康診断や検査で引っかかって
すぐにでも再検査に行った方がいいと言われたけど
来週は会議あるしな・・・とかですね。

もちろん、その仕事はおざなりにしていいってことではないけれど
病院から早く再検査にと言われていることをなしにして
臨むような会議なんでしょうか?

将来100歳まで生きなきゃいけないのに
どうやって最後まで健康で楽しく生きようかって
考えてみたことはあるでしょうか?

身体の感覚を切り離している人は
なかなか難しくなってしまうかもしれません。


わたしが好きな岡本太郎の言葉にこんなものがあります。

人生の目的は悟ることではありません。
生きるんです。人間は動物ですから。

岡本太郎

素晴らしくないですか。
生きるんです。
人間は動物ですから、という言葉は私も大共感です。

もちろん頭の活動、学ぶこと、概念を考えることってすごくおもしろい。
そういうのも必要ではあるけれど
会社にいたり仕事をしていると
頭ばかり使うことを推奨されますよね。

身体の感覚、命のエネルギーの感覚は
今の日本の現代社会では、
個人的なこととしてかなり邪魔者扱いされてる感じがします。

でも、人生100年時代に生きて仕事をしていく。
そして、100歳まで楽しみながらライフを送るためには
絶対にこの身体の感覚、そして感情と身体の関係性の感覚が
必要になっています。

どうぞお風呂に入るときとか
休むときに身体の感覚を感じてみてくださいね。
身体の感覚に本当に入ることを体得すると
疲れるという感覚は減ってきますよ。
みんなで一緒に少しずつ、
この自分の身体感覚っていうところに
諦めずにアプローチをしていきましょう。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。



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