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家族葬の葬儀費用や流れについて

家族葬の葬儀費用は100万円が1つの目安ですが、規模を小さくしたり選択のグレードを下げることで、50万円以下に抑えることも可能です。

家族葬は参列者を遺族や身内だけに限ったやり方なので、大きな斎場を不要としたり、コンパクトに済ませられるメリットがあります。

ただ、基本的には一般的な葬儀に準じますから、棺やお花を良いものを選んだりすると、簡単に費用が上がってしまいます。

参列者の人数もまた、費用の大小に影響するポイントなので、負担を抑えたいなら規模を家族葬の範疇を超えないようにしたいところです。

しかし地域差という無視できない要素もありますから、費用はあくまでも目安と捉えるのが無難です。

家族葬の基本的な流れとしては、葬儀社のスタッフが病院などの指定の場所に出向き、故人を自宅などに安置して1日目を終えます。

翌日は納棺の儀式とお通夜ですが、お通夜は夕方頃に始められるのが一般的です。

お通夜の翌日いよいよ告別式で、故人とお別れをして出棺や火葬へと至ります。

出棺前に式中初七日が執り行われることもあるので、僧侶を手配する時はこれもお願いすることになります。

ちなみに、式中初七日は元々故人が亡くなってから7日目に行われていましたが、やがて簡略化されて火葬後や葬儀と一緒に執り行われることが増えました。

プランの詳細は企業によりますが、寝台車や安置の一式に各種のスタッフなど、一通りパッケージに含まれているのが普通です。

その為、見積もりで提示された金額は、基本的な内容が全てセットになっていると考えて問題ないです。

基本料金が比較的手頃なプランは、僧侶の手配や料理の用意は別料金になっていることがあるので要注意です。

家族に不幸が発生した場合、まず最初は葬儀社に連絡をして、お葬式の種類や予算の希望を伝えます。

希望に合わせて提案が行われますから、提示されるプランに納得したら、残るは詳細を話し合って詰めるのみです。

手間の掛かる手配や準備は全て任せられるので、家族葬が初めてでも心配は無用ですし、スタッフが流れを説明してくれるので大丈夫です。

念の為、見積もりの内訳やサービス内容は確認した方が良いですが、何から何まで任せることのできる安心感はプロならではです。

流れの基本は一般葬に近いですから、規模が小さいことを含めて拍子抜けしてしまうでしょう。

ところが、スケールの小さい一般葬と捉えることができるのは、なるべくシンプルかつコンパクトに済ませたい人にとって朗報です。

家族葬とは

家族葬はその名の通り、遺族にあたる家族のみで執り行われていたのが由来です。

現在は親戚や故人と親しかった人も加わり、小規模な葬儀を指す言葉になりました。

具体的な定義はありませんが、一般的には20名から精々30名の規模が当てはまります。

一般葬は手続きが多く準備も大変ですし、弔事に参列してもらうことに抵抗感を持つ人が少なくないといえます。

同様の心理を持つ人が増えた結果、都市部では家族葬のニーズが大幅に高まり、首都圏では半数以上を占めるに至っています。

参列者は少ないので、斎場を手配する費用が抑えられますし、何より遺族の負担も減らせるので合理的です。

少子高齢化が進んでいる昨今ですから、親の負担を軽減したい子供の意向もあって、家族葬のニーズは今後も増加が予想されます。

小規模なので一般葬と比べて大幅に簡略化されているイメージですが、実際は規模の違いを除いてそれほど差はないです。

お通夜も告別式も執り行いますし、納棺から火葬までしっかりしていますから、手を抜くようなところはないわけです。

いわゆる密葬と比べられることもありますが、密葬との一番の違いは本葬以外にお別れの機会を設けるか否かです。

親しい人にだけ特別なお別れの場や時間を用意したい、そういう遺族の意向が反映されます。

特に、参列者の規模が大きくなる故人の場合に選ばれるので、家族葬を検討する人が密葬を選ぶケースは珍しいです。

費用は規模が小さい分だけ抑えられますから、予算が限られていて少しでも負担を減らしたいというニーズにも、家族葬は応えてくれます。

誰を招くか参列者を選ぶ必要はあるので、そこがネックといえばネックですが、逆に限られた人と一緒に理想的なお別れをできるのは魅力的です。

更に、割と葬儀のスタイルが自由になっていますから、これまでの一般葬に囚われたくない人の間でも人気です。

費用の負担に直結する料理は、あえて用意しなかったり簡単に済ませることもできるので、それもまた新しいといえるでしょう。

参列者の人数は必然的に少なくなるので、例えば手作り料理を振る舞うといったおもてなしが可能になります。

あるいは、予約しておいた飲食店に足を運び、そこで一緒に食事をする手もあります。

故人の行きつけだったお店を選んだり、思い出の料理を参列者全員で味わうのも良いでしょう。

このように、規模のサイズが小さくなることで、自由度が増して多様化を後押ししている、比較的新しいスタイルの葬儀だと分かります。

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家族葬の流れ

家族葬の流れは、家族が亡くなった時に葬儀社に連絡を入れて、相談することから始めます。

この段階ではまだ費用が確定していないので、プランの違いや内訳など、詳しい説明に耳を傾けることが大切です。

大まかにプランの説明を受けて、予算に合う選択肢が見つかった後は、必要なオプションを選択してから見積もりを出してもらいましょう。

正式な依頼が完了したら、いよいよスタッフがお迎えにやってきますが、この間の所要時間は短い場合だと1時間ほどです。

スタッフが病院から自宅、もしくは葬儀社の施設で預かる形で安置が進められます。

枕飾りやドライアイスの処置を含めて、安置に必要な準備が行われることになります。

納棺までには時間がありますから、お葬式の細かい打ち合わせをして翌日に備えます。

2日目もスタッフが自宅か安置所を訪れ、安置場所で故人を棺に移します。

夕方のお通夜に合わせる必要がありますから、家族葬において各儀式にはスムーズな流れが求められます。

お通夜の準備にはそれなりに時間が掛かるので、流れの内容が頭に入っていて手際の良いプロに任せられると安心です。

3日目は告別式の本番で、故人との本当に最後のお別れを行います。

現代的な家族葬においては、告別式の後に直ぐ式中初七日が執り行われ、出棺や火葬へと進みます。

費用は一般葬の半額から3分の1程度と、かなり圧縮できるのが特徴です。

料金を支払うタイミングは葬儀社によって違いますが、火葬まで無事に完了した後に決済するケースが多いです。

葬儀において忘れてはいけない訃報と案内の連絡については、納棺の前の段階で済ませてしまいます。

お通夜の儀式自体は短いですが、一晩故人と一緒に翌日まで過ごせることが少なくないです。

参列者を受付して開式後僧侶の読経、弔辞弔電を経てお焼香を終えたら閉式です。

告別式も同様に受付と開式で始まりますが、お焼香の後に式中初七日と閉式、そして出棺となります。

火葬場まで移動したら読経、火葬が執り行われて拾骨に至ります。

拾骨された骨壷は、原則として四十九日法要まで自宅で管理を行います。

ここまでで家族葬の基本的な流れは終わりですが、細かい部分の違いは地域や葬儀社、選択するオプションで変わってきます。

いずれにしても、一般葬との差はあまりないですから、お葬式の流れを知っている人なら途中で次の儀式は何か迷わずに済みます。

通夜振る舞いや精進落しなど、料理を振る舞うかどうかは遺族次第です。

オプション扱いで用意される家族葬のプランが殆どなので、料理の提供を加えると費用が上がることに注意が必要です。

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家族葬の葬儀一式の費用内訳

家族葬の葬儀一式は、50万円から100万円ほどと幅が広く、内訳を一般化して考えるのは難しいと思われます。

費用の内訳は一般葬とほぼ同じで、大きく分けると葬儀一式に加えて飲食費や寺院費用となります。

葬儀一式は祭壇の使用料や式場の利用料に棺代と、返礼品や供花の費用に分けられます。

祭壇だけでも30万円以上、施設利用料は10万円台が相場で、棺は最低5万円で最高10万円以上掛かります。

やはり、良い素材の棺を選ぶと10万円を優に超えますから、予算と相談して無理なく選びましょう。

これらは家族葬の一例で、プランや地域によって金額に開きが出てくることに注意です。

葬儀社が提供する家族葬プランには、寝台車やドライアイスと安置に、各種の手続き代行や棺と納棺、棺用の布団と仏衣が含まれているものです。

他にも、遺影の写真や受付道具の一式、司会と運営のスタッフに骨壷、骨箱がセットになっています。

遺影は3万円ほどで骨壷や骨箱は最低でも1万円、最高5万円で提供されるケースもあります。

会葬の礼状や拾骨も含まれていたりするので、家族葬の葬儀一式はお得な金額に対して充実の内容です。

ただし、僧侶の手配が別料金だったり、自宅以外での安置を選ぶと追加料金が掛かることもあるので気をつけましょう。

安置料はドライアイス込みで1万円~2万円あたりが相場です。

僧侶は檀家にならない一度切りの手配だと、10万円くらいは掛かります。

それでも度々必要になる読経が全て含まれているので、全部任せられることを思えば妥当です。

家族葬は、規模が小さいといっても一般葬の発展型ですから、結局のところは何かと費用が掛かってしまいます。

言われるがまま提案された内容そのままだと、高額な費用が発生してもおかしくないので、契約前に内容の確認を心掛けましょう。

お線香やロウソク類は含まれているか、白木位牌もプランの一部かといった部分に関しても、一度内訳を精査することが肝心です。

参列者の人数が限られるスタイルなので、あれこれオプションをつけても安く済む印象はあります。

しかし、オプションを極力別にしたプラン設計だからこそ、経済的な負担の少ないリーズナブルな価格設定になっているわけです。

何もかもお任せしたいのであれば、最初から全てがパッケージになっているプランを選択すると楽です。

勿論、金額はそれなりにアップしますが、低価格のプランでもオプションをつければそれほど変わらないので、何処かで妥協する必要が出てきます。

家族葬の葬儀費用まとめ

家族葬の葬儀費用は、100万円という大台が目安とされていて、そこから上かしたで金額の大小が決まります。

ただ葬儀社の単価や地域による価格差、選択するオプションで大きく左右されるのも事実です。

50万円くらいで提供されるプランもありますが、内容を削りに削って、本当に必要最小限ということもあるので、内訳に目を通すことが不可欠です。

祭壇は30万円が最低ラインですが、上を見れば50万円やこれだけで100万円になるケースもあります。

式場利用料は10万円が目安になりますが、葬儀社のプランで費用の全てがカバーされるかは別です。

一定金額までがプラン内で、それ以上は別料金ということもあり得ます。

棺は本当にグレードごとの価格差が大きく、シンプルな桐の合板なら5万円以下に留まります。

より作りが高級感のあるものだと、手間暇が掛けられている分だけ、上を選べば選ぶほど5万円や10万円に15万円と容易に価格が上がります。

それ以外の費用は、個別に見ると数万円程度ですが、この小さな金額を積み上げると総額が大きくなっていきます。

ドライアイスを使った自宅や施設預かりの安置は1~2万円、骨壷や骨箱は手頃だと1万円くらいですが、葬儀社や地域によっては3万円にも5万円にもなります。

枕飾り壇も同じくらいですから、改めて費用の内訳は差の開きが大きいといえるでしょう。

家族葬でも通夜振る舞いを提供するなら、1名あたり3千円を目安とした追加のオプション料金が発生します。

単純計算で単価に参列者の人数を掛ければ、料理の費用の合計が判明します。

30名の参列だと10万円近くになりますから、実際に計算してみるとかなり金額が大きくて驚きですが、精進落しは更に1名あたり5千円と高めです。

加えて、これらは単価を抑えた場合の金額ですから、グレードの高い豪華な料理を手配するとなれば、もっと合計金額は大きく膨らみます。

料理の提供を省略しても、家族葬なら許容される傾向ですが、コストを抑えつつ料理を提供したいならお店で飲食をするのが正解です。

返礼品は1千円くらいなので、20~30名規模の家族葬でも負担は小さいです。

これはセットだったりオプションだったりしますが、式場と火葬場を行き来するマイクロバスの手配も忘れてはいけないポイントです。

プランの料金に含まれていると安心ですが、別料金だと数万円は掛かるので、負担の増加に覚悟を要します。

内容を充実させると、結局は一般葬に近い総額に近づきますが、家族葬は基本的な内容がシンプルで個別にオプションを選べるのが強みです。

自分好みの葬儀に仕上げられると言い換えられるので、柔軟性は高く自由度も優れています。

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