【創作論】何故”なろう系”は嫌われるのか?
本作について
note公開にあたって
こんばんは。
実にこの創作論を公開してからもう一年半以上が経ちました。早いもんですね。
あれから色々なものを書きました。創作論だったり、そうじゃなかったり。
ただひとつだけ言えるのは「これよりも伸びたものはなかった」ということでしょうか。ただ「伸びたもの」です。自分の中でもっとよく書けたものはいくらでもありました。
正直に言います。以下の内容は自分からしたら「今更感の漂う当たり前の事実確認」でしかありません。
それはこの創作論が既にカビの生えた理論を抱えているからではありません。それほどまでに自分からすれば「当たり前のコト」なのです。
ところがそれが伸びました。
分かりやすく、そして、言葉を余り選ばずに書けば「このくらいが多くの人が理解出来る限界点」なんだと思います。
凄いことみたいに言ってくれたり、納得したと言ってくれるコメントを沢山いただきました。ありがたいと同時に時には「えっ、そんなところで止まってるの?」と思うこともありました。
コメントはカクヨム版に全部残してありますので興味があればご覧ください。時折非常にいい指摘をしているコメントもあったりします。
今後、自分が創作論を書くこともあるでしょう。ただ、こんなにわかりやすく、自明で、多くの人が面白がれる創作論は多分書かないと思います。
事実確認でいいならいくらでもできますけど、個人的には「それをやったから何?」って感じなので。
今、創作の質。もっと言えば、全体的な「物事をクリエイトする質」が落ちてきています。これは何度も書いていることですが、揺るがない事実だと思っているのでまだ書きます。違うと言われても変えるつもりはほとんどありません。
そして、その「質の下落」という現象が表面化しているのが、この「何故”なろう系”は嫌われるのか?」に書かれた事例なんじゃないかなぁと個人的には思っています。多分誰も理解してくれないと思うけど。
いいです。自分は良い創作がどんどんでてくればそれでいいので。自分が評価されるかどうかは正直、二の次です。あ、良いものを書いたら評価してほしいですけどね。うん、そんな感じ。
と、言う訳で、発表から一か月半経った今、振り返りながら語った前書きでした。ちなみに上でも書きましたが、この部分以外はカクヨム版と一切変わりませんのであしからず。
それでは、またそのうちに。
あらすじ
”なろう系”と聞くとどんな印象を覚えるだろうか。好意的だろうか?否定的だろうか?恐らく色んな人がいるだろう。
今、”なろう系”が嫌われている。「小説家になろう」出身というだけで嫌われ、叩かれる。アニメ化しても酷評どころではない扱いを受ける。粗探しをされて、ちょっとでも叩きやすそうな場所を見つけたならば、そこだけ切り取ってネタにして笑う。
一方で、作品のファンからは絶大の信頼を寄せられ、ポジティブな意見ばかりが出てくる。ひとつの作品なのにも拘わらず、略称を変えて検索するだけで180度方向性が変わる。一体何故なのか。そんな疑問に迫る。
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