おばさん留学記⑩ 文化のルーツ

おはようニュージーランド。こちらに来てガキーンと早寝早起き生活になった。昨日は飲みすぎてしまって、そのまま寝たら案の定途中で起きて二度寝の夢を見る。
お父さんが一人三重時代のアパート(実際よりもっとボロい)に住んでいて「え、ここで生活出来るの?」と心配するというやっぱ疲れる夢。もーなんなん。しっかり覚えてるし。まあ、これが自分。


でもやっぱり早寝早起きは明らかに脳の動きが違うと感じる。
ブリーズライトも発見したのでやはり活用しよう。


昨日は学校のactivityでオークランド博物館へ。
13人程でおでかけ。そのうち5人が日本人、5人がタイ人。アジア系多いなぁ。イケオジのジョゼとモデルみたいなボーイッシュ女子マリーも一緒。
1階はマオリ族の文化の展示。私達一行に先生がたまたま付いてくれて、英語の解説を聴きながら回れた、ラッキー!
マオリの言葉ってローマ字と一緒で読みやすいことを先生に言うと、ルーツは台湾だと言っていた。あと民族の民芸品を見ても顔は同じ、デザインも本当に似ている。なんならタトゥー文化はアイヌそのもの!口の周りに彫るのとか、酷似していてすごく興味深かった。トーテムポールみたいな木の彫り物もいっぱいあった。女性たちが作る装飾品も似ている。素材が少ないからどうしても似るのかもしれないけど、示し合わせたような作りで不思議だった。

2階は火山の展示。噴火した時の様子や被害が記録されている。溶岩もあって持ち上げる経験も出来る。地球って不思議だし、それを活用して住もうとした人間の発想が素敵。文化って面白いなぁ。
大学の時に文化人類学をやったけど、昨日ほど興味を持てなかった。


教育って知ろう、知りたい!という本人の意思の前に強制されてしまうから良くないんだな、とつくづく思った。


先週あれだけ渇望した「友だち」だけど、ありがたいことにいざつるむ人が出来るとやはりその人とのやりとりが増える。その場を共感出来るのはとても嬉しい。いや、なんてワガママな感想なんだ。
けど、自分のコミュニケーション能力を上げるとか、他者に話しかけるとかの機会は減る…
ひとり旅をしてみていろいろ感じたのはここだ。自分が一人だとその場にいる人と話す機会が増える。そのやりとりがちょー楽しい。自分の成功経験にもなる。自分は刺激を求める種類だなぁ、とつくづく思う。
昨日話した日本人の青年、「飽きるんすよ」「集団行動出来なくて」アタシもそうだとつくづく思った。
でもひとりは寂しいし…いやめんどくせ、どっちなんや。

いやいや一緒にいても出来るがな。と自分で今ツッコむ。そうだよね、やはり「◯◯じゃなきゃいけない」が強いのかも。

と、物思いにふけながら早起きおばさんはこれを書いている。
おー感情体験、しているな。面白い。まさに自分を実験している。


もっと自分をいろんなところへ連れて行こう。
人と出会ってやりとりしよう。
今日天気悪そうだけど、部屋にいたらもったいないと思う自分もいる。
来てから2週間がたった。先週ならうじうじ、していたけど単純にギアチェンジする自分がいる。簡単に落ち込むけど簡単に立ち直る。わーお母さんに似ている。
今になって思うけど、産んでくれてありがとう、だ。渡航前にお母さんに会って言うことが出来てよかった。認知症と、もともとあったであろう精神疾患が出て薬で無表情になってしまったけど、聞こえたとは思うなぁ。このことを思うと涙が出る。これはどんな感情なのか、自分の子ども時代を振り返って頑張って生きてきたなぁ、と思うのか、お母さんの人生を思うのか。お母さんの人生を思う時にいつも「40年慰めてきてサンドバッグ状態やってきたけどさ、いやでもアンタ子どもだったからどうにも出来ないし、それはお母さんの人生だから。母を治す義務も無い」とツッコむ自分もいる。前なら感情に押し流されていた。おお、俯瞰で見れているな。「いま、ココ」だね。


って、書きたいことが溢れて話題が飛んじまった。おお、ADHDさよ、わかるなぁ。
って書いていたら非常ベルが鳴った。え???逃げた方がいい?と廊下に出るとお向かいさんは日本人だったので会話。これが縁で連絡先交換。おおお、機会だね。
焦げ臭い匂いはあったけど逃げる必要はないと教えてもらって落着。誰かがボヤを出したんだろうな。でも日本人の危機管理の薄さが。周りの人は結構外に出たけど、うちらは固まって一足遅く出ようとなった。次回はすぐに出よう。


さて、今日はどうしようかなぁ。

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