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久々にデカいパニック発作が出た

治ったと思っていたパニック障害が久々に出た。
今回みたく、冷や汗が止まらない、目が見えなくなる、動悸、意識が飛ぶ、までの発作は多分10年以上無かったと思う。
今回はさらに失禁までした。あーショック。

いや、過信していたんだなぁと思う。
今まで大きな発作は出なかったものの、ギリギリ切り抜けた場面は何度かあった。
二年前の国家試験中と、あとなんかもう一回。薬無しで気分を収めた場面があったけど。
そもそもいつ治るか分からないから、どううまく付き合うか、っていうコツなんだろうな。


4月30日に父と温泉へ行って、どうやら入りすぎた様で完全にのぼせてしまったところに発作が来た。
翌日から新しい仕事だったから?緊張してたのかなぁ。
風呂上がりどうも具合が悪く、座ってみたものの座っていられず。
かといって脱衣所に寝転がれるような所がないことからさらに緊張が高まったかもしれない。
この病気特有の「カッコ悪いところを見せたくない」「ちゃんとしなきゃ」病が具合が悪くても発動。
もー自分でもやんなるな。
一度トイレに避難しようと思ったけど、さらに具合が悪くなりそうだったので椅子に戻る。その時もトイレの電気をちゃんと消す自分に嫌気が指した。
こーゆーのって、暴露療法じゃないけどいっそのこと具合悪いのを他の人に晒す事で何かの壁を超えるのかな?と思ったりした。

結局やばかったので薬を飲んで気持ちが収まるように座っていたが、トイレも我慢していたのか気を失うと共に失禁。びっくりしたなぁ。理性が飛ぶと体の筋緊張が無くなるんだな。その後うんこさんも出たわ。


とにかく発汗が止まらず、脳がずっとキーンとなってとにかく目が見えない。私の場合、視界が真っ白になって意識が飛ぶのだ。今回過呼吸は無かったけど、あの止められなさは久々だった。
以前の経験も蘇るな〜あーしんどい。


今となっては原因も分かって対処法も分かるけど、これがまさに広場恐怖となり、以前発作が出た同じ場面を避ける、避けなければならないと妄想が暴走して、マイルールが決まっていくんだろうなと思った。


パニック障害歴25年のベテランのおばちゃんとなった今は、そんな自分の妄想には負けへんで、畜生、自分の妄想を超えてやるぞという心境になっている。
現実だけを見る、起こっていない不安や心配は妄想だから。
本当に、自分の思い込みが一番の呪い。
同じ場面?いや工夫して付き合ったらええがな。
いかに気を逸らせられるかという技術だと、今のところ掴んだコツはこれ。
ナムジュンの国連スピーチと同じで、昨日の自分も自分。たくさんの失敗と恐れで自分は形成されている。
今の自分と、過去の自分と、なりたい自分を愛するんだ。
この病気は「また発作が起こったらどうしよう」という自分の妄想との闘いなのだ、本当に。
この妄想に打ち勝つ思考と、成功経験で自分で自分を奮い立たせるしか無いのだ。
もちろん、誰かと一緒、というお守りは大切。
でも自分の認知は自分にしか変えられない。


リュークルーも本の中で言ってたけど、「我慢する人がなりやすい」病気なのだ。
発作が出た時は誰かに頼る、具合悪い自分を見せるのもイイんだ、という心構えで行けるとエエんよな、と思う。つくづく。
現に、海外で飛行機乗った時もCAさんに言うと安心が出来た。そーゆー工夫。
具合悪い時もちゃんとせんでええわ、自分。やな。

いろんな自分をさらけ出していこう。

負けへんで。
自分を徐々に変えていく。
抗わずに受け入れていこう。これも自分。

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