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アダルトチルドレン変身日記

前回に続き『アダルトチルドレン癒やしのワークブック』を読んでいる。
第一刷が98年の5月の本。
この頃のアタシは大学3年生かぁ。
47歳でこの本を読んでいるとは予測していないだろうなぁ。


この本、後半になるにつれ、思考の指南を教えてくれて、頭がどんどんピカーンと音が聞こえるぐらい、この先の展望が見えるぐらいの展開になっている。光が見える感じ、ありがとう西尾和美さん…西尾和美って友近がネタをしている大阪のおっちゃんも同じ名前なような気がする…


この本により気付かされることがまた多い。
自分の依存度や思考の思い込み、気の所為だということがさらに分かった。
そしてそれにより自分をいじめてしまう、自分を追い込むメカニズムも合点がいく。そして何より今までの思考の過程の変化を肯定してくれるのがたまらない。
ああ、間違っていなかったんだな、とつくづく思わせてくれる。


さくちゃんも「となりの雑談」で言っていたけど、「自分のプールで泳ぐ理論」ほんとこれだ。
自分のプールと中身を満たしている水はもう見えていると自覚している。
あとはどう泳ぐか?だけなのだ。どう思考して生きていくか。


自分の生育歴を洗い出し、AC気質に気づき、40年以上しみついた自動思考の思い込みをどう変えていけるか。
思考を変えるというのは本当に修行みたいなものだな、と思う。
放っておいたら今までの自動思考に飲まれてしまう。これを「いやいやちゃうで」と客観的な自分がいちいちツッコんで起動修正していくものだと思う。
「他者の感情との境界線の無さ」ということに最近気付かされた。「ああ、この思考もそうか、これもか」と思う。


客観的に見ると「んなわけない」「んなこたぁない」の連続なのだが、本当にプラスの感情もマイナス感情も人に寄り添いすぎてしまうのだ。
特にマイナス感情は強く、その人と自分を重ねすぎてしまう。
これは本当にもう完全に生育歴。
不安定な母親を支えて何なら自分が治さなくてはと思い込んでいた幼少期の自分が、母親に寄り添った結果褒められ、感謝され、「これでいいのだ、これが親孝行で自分の使命だ」と本当にそう思っていた。


思考を人に言ってみたり、アウトプットするのは本当に大事。
客観的な意見が来るから。
人の人生を聞くと「私もこのような人生を歩むんじゃないか」と勝手に重ねたり、ドキュメンタリーを観てもそう思考が走る。
勝手に自分をどんどん不幸にしてしまう。
取り越し苦労の気質もあいまって、旅行していても「あと何回来れるかな」とかしんみりし始めて、その時々を楽しめない瞬間もある。
本当に楽しむのが下手なのだ。
boudaryを作っていこう。自分を守るために。切り捨てる、シャットアウト。
こんな思考は今までずっとしてきたのに、人に言ったことがなかったし、他者はそこまで考えないということも知らなかったのだ。
思考は人に言うべき、本当にそうだね、ナムジュン、Speak Yourself
聞いてもらえる仲間がいるのも本当にありがたい。


執着や固執を切り捨てると、別のものが入ってくる。断捨離がそうだ。
39歳で遅れてきた反抗期をやっとできて、42歳ぐらいで母との関係に一旦距離を置いた。そうでもしないと離れてくれないから、人生初、1年以上連絡を取らなかった。
本当に音を立てて人生が変わっていったのだ。家族全員の人生が変わったと思う。
親と初めて本音で向き合った時に両親の人となりが見えた。
引っ越し、実家が無くなり、仕事を辞めてやりたいことを全部やれている。
BTSに出会い、一生無理だと思っていた一人旅が出来た。諦めていた留学にも行けた。終電にも乗れる、美容室も平気、パニック障害を克服出来たと思う。


なんだか光が見えてきた気がする。
そしてこんな自分との付き合い方も分かってきたな。
あーナム、自分と友だちになる、だね。
ありがとうBTS、推し活最高、という結論に至る。

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