留学記③ 価値観の気づき
こちらに来て金曜日が終わった。火曜日から学校がスタートして怒涛の1週間が終わった。
昨日の朝、過緊張で何度も起きる。テストがあるということもあり、遅刻も出来ないと思い込み緊張している。
この緊張が元々強いのだと思う。
高橋リエさんによると見捨てられ不安が強いパターンで、基盤が不安定で育っているが故に常に警戒モードになっている。
そして常にうまくやろうとするから先回りして段取りすることで、失敗しない自分を確保しようとするそう。
過緊張で脳がずっといろいろ考えすぎてしまうパターン、これがADHDに見えるんだな、と昨日の自分で実感した。
あああ、またそちらの方向にフォーカスしている。でも、この感情も決してダメではないと愛しのリエさんは半笑いで言っている(大好きやな)
マイナス感情を持つことは悪、みたいな刷り込みもあるけど、これも生きていなければ体験できない「感情」というものだと言っていた。おお、あたしはまさに生きている、しかもニュージーランドで。
常々「◯◯しなきゃ」に追われている自分に気付かされた。
ちゃんとしてなきゃ、友だちを作らなきゃ。今はこれが自分を苦しめる。また自分で自分をいじめているのだ。
マイペースに楽しむ練習。これも練習しなきゃになるのだろうな(笑)
価値観をぶっ壊す、あたしはまさにこれをしに来たのだ。
やっぱりまだまだ人と比べてジャッジしている自分がいた。
「ひとりでいる」ということへの劣等感の強さ。でも裏を返すと「人が人とつるんでいるのが羨ましい」のだ。やはりこれも見捨てられ不安からくるのだとつくづく思う。
話しかけは出来るけど、その後どう関係性が出来るか、自信が無いのかな。ここにきて、友だちって何?と思う。ああ、また考えすぎか。
やーんまたマイナス方向へのフォーカス。いや、これが自分か。
もう、クヨクヨしない、自分を楽しませるために生きると決めたのに、まだまだこの感情に飲まれる事がある。けど、単身海外に来るというのはこういうこととも向き合うのだ。たった3ヶ月だけどね。
でもほんと、ワーホリの子は一年だし、すごいなぁ、と思う。度胸が違うよなぁ。
落ち込むこともあるけれど、楽しいと感じる瞬間もある。
おお、魔女の宅急便のキキみたい。46歳のキキ。おっそ。でもこれが自分なんだ。これでいいのだ。
もう一人の自分を生やして、そいつと相談するのは上手になってきた。
俯瞰で見るというやつだ。
主観だけでいると自分の負の感情に飲み込まれがち。
でもこうやって書いたり話したりして言語化すると自分を俯瞰で見られる。
今、同じクラスで同じ趣味の日本人の子とたまに話すようになったのだが、彼がすんごい周りを記にしながら私と話すのだ。すんごい周りの視線を気にしているのが分かる。「◯◯の企画をやってて」「◯◯行きました」とか自分の行動を教えてくれるのだが、若い時ってこうだよなぁ、自分もそうだったなぁ、としみじみ思わせてくれる。
周りと比べがち、なのも人間の性だよね、それが強いか弱いか。
過緊張もあってさらに眠りは浅そう。見る夢がバラエティに富みすぎていて、渡辺満里奈の山頂の家に遊びに行ったり、さっきはマフィア梶田と一緒にお店を経営していて、そこに強盗が入ってきて刺された夢。二度寝の夢って悪夢って、前のバイト先の利用者の旦那さんが言っていたのをいつも思い出す。とても共感。なんなん。
あああ、これも愛着障害から来るADHDが故の脳の動きか、と昨日は落ち込んでいた。ら、日本から友だちが連絡をくれた。本当にタイムリーすぎる。ありがたや。
やはり悪い方にフォーカスしてしまうが、アガる瞬間もある。
徒歩圏内に幼稚園を発見。レジュメを持ってどっかで飛び込みボランティアを頼みに行こう。あと教会も行く。ゴスペル歌えたらいいなぁ。
ベンチに座って何か食べてると鳥がめっちゃ来る。手乗り雀が出来た。
図書館で貸出カードを作った。日本で探していた本があったので借りた。受付のお姉さんが話しかけてくれて喋った。うれしい。
街の人がとにかく話しかけて来る。文化の違いだね。
バス停を間違って並んでいたらおじさんが教えてくれた。
いいぞ、このように見つけて行こう。
アウトプットすると気持ちが整理されて落ち着くなぁ。
マイペースで、楽しむ。
今までのチャイルドには支配されない。
何せ寒い。坂えぐい。風つおい。雨ひどい。早く夏にならないかなぁ〜。
「明日は誰と話せるかな」
昨日思い浮かんだことば。我ながらいいこと言うなぁ。
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