婚活での交際ってどこまで…?

大晦日でやるべきことも一通り済んだため、本日の投稿は大盤振る舞い(たった2記事目なのに)である。

結婚相談所に登録して行う婚活と、普通の出会い(マッチングアプリ含む)で行う婚活とでは、システム・ルールの在りなしが違う。

そして、普通の出会いで付き合っていると通常有りなのがsex。一方結婚相談所による婚活だと、ルール上sexはなし(厳密にはお泊りなし)。ルールを破ると退会となる。

実はこの点、個人的には少々懐疑的であった。結婚生活にsexなしというのは個人の指向としてあり得ないし、子供が欲しいと思っている方ならなおさらである。結婚するかどうかを決めるに際して、相手がどのようなsexをするのか、どのような性癖をもって、どのような嗜好があるのかは、事前に知っておくべき情報だと思っていた(現在も、基本的にはそう思っている)。

ちなみに結婚生活にsexを求めない人がいることも有り得るし、子供だって体外受精も有り得ることからすれば、結婚生活にとっても、生殖にとっても、sexは不可欠ではない。ここは単に個人の指向の話であり、その指向が相手と合わない状態での結婚生活というのは、それなりに調整が必要になると思われるため、事前にその指向は把握しておくべきと思っている。

結婚相談所による婚活でsexはなしというルール設定になっている点については、理解はできる。当然、望まない妊娠やレイプなど事件・事故の防止と、なんとなくsexしてしまうと、男性側・女性側それぞれの婚活・結婚への意識に差が生じかねない(個人的には、だらだらと関係を続けてしまい、結婚に進まなくなる可能性が高いのではないかと推測)。

一方で、子供が欲しい、結婚相手とsexを楽しみたいと考える場合、相手とsexできるか、相手がsexをどう考えているのかという点は、実際にはやってみなければわからないので、これを試さずして結婚を決めるというのは、非常に勇気がいることである。

勿論、昔は婚前交渉などもってのほかという時代もあったのであり、それでも結婚してそれなりにうまくやっている夫婦がいると推測すれば、それほど実際には問題のあるルールではないのかもしれない。だが、婚前交渉どころか付き合ってなくてもsexくらい有り得る現代からすれば由々しき問題と思っても仕方ない。

実際のところ、相手はどう思っているのか。実は一度プレ交際中にその点を相手に聞いたことがある(成婚相手ではない)。したところ、その方は、互いに同意があれば特にsexに至っても問題ないのではないか、その方のエージェントもあまり実質的な拘束力のあるルールとは考えていないよう、とのことだった。確かに、デート中も見張られているわけではないので、sexしてもエージェントに分かるわけもない。となると、後は大人としてルールをどう考えるか、自分がどうしたいか、だけの話である。

私個人の話でいうと、結果として、成婚退会するまでにsexはしなかった。これは単にそのタイミングがなかったから、に過ぎない。とはいえ、自分の嗜好としてsexできる相手かどうかという見極めは必要だったので、確かキスやそれなりのボディタッチはあったと思う。その結果、自分側の感情として、大丈夫そうだなと思えたので結婚を決めるに至った。

とはいえ、主観としてsexできそうであっても、体がついてこないということは往々にして有り得る。男性でいうと性的障害(挿入できない・挿入できても出せない等)、女性でいうと構造的な障害(体形から相手のサイズ・形に合わず、受入できない等)も有り得る。これらの点については、指向の問題ではないため、お互いにsexを望むのであれば一定程度対応(治療)も可能である。ただ、非常にセンシティブな問題なので(特に男性が治療を受けるという場合抵抗が強い)、実際にそういった対応に踏み切れるか、踏み切ったとして改善がどの程度可能かは不透明である。

結婚を決めるに際して、相手とのsexを期待する場合は、仮に相手とのsexが身体的に難しい場合に自分はどう考えるのか、一緒に乗り越える気があるか、又は、sexがなくてもその相手が良いと思えるかといった検討は、現在の結婚相談所のルールに従うと、結婚決断前の通過儀礼なのかもしれない(考えすぎか)。

私の話に戻ると、交際相手がそこそこ高齢(自分よりも11歳年上)だったため無事sexできるのかについて懸念がなかったわけではないが、最悪sexがなくても結婚して楽しめる相手と思って選択に至った。結果としては、今のところ支障なく結婚生活を楽しんでいるので、結果オーライである。

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