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#044 教え過ぎの弊害

皆さんこんにちは!
Physical Edu.のホンダです🏀

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さて、今回のテーマは『教え過ぎの弊害』ということについてお話ししていこうと思います。なかなかパンチの効いたタイトルですが、指導者は気をつけなければならない大切なことだと僕は思っています。

この『教え過ぎの弊害』という言葉は大学の2年くらいの講義で学んだ記憶があります。それまでの大学の講義で学んでいたことはティーチングスキルであり「どうやっていかに分かりやすく伝えようか」「どうやって心に響くような伝え方をしようか」「どうすれば分かってもらえるか」という、(自分が)上手く教えるための方法を考え続けていました。しかし、その講義を担当していた教授から言われた言葉で僕の指導感が大きく変わりました。

授業・指導・教育などなどは、こちらが教え続ける一方通行ではありません。上手く教えること、だけに集中するのは私たちの自己満足になるかもしれません。指導者(教師)の教えるという行為と合わせて、生徒たちの "思考" が生まれることによって、そこに学びが生まれます。つまり、教えない時間または言い換えると、考えさせる時間が必要なのです。それは一種、ティーチングとコーチングに似たようなものかもしれません。


教え過ぎによる弊害の例

 【教え過ぎによる弊害】
・その人物への依存
・自発的な思考の停止
・受動的な心構えになる
・洗脳(絶対的存在)  など

本田が考える教え過ぎによる弊害の例は異常の通りです。教育学部を出た身でこんなことを言うのも気が引けますが、学校という組織(特にその中の部活動)はかなりこの傾向が強いように思います。 ※以下、部活動に限定してフィクションをお話ししています。

顧問の先生や監督の指示にただ従って練習して強くなっていった選手・チームは、もしその監督がいなくなった場合にどうなるでしょうか? これまでほとんど自分で考えることなく、黙っていても周りが指摘してくれてそれを正していけばよかった環境が突如として崩れ去ります。

監督やコーチに完全依存して自分で考えるということを知らずに育った選手・チームは、その監督やコーチがいなくなった環境に変わったときに、過去の記憶(過去にやっていたトレーニングやアドバイスや輝かしい結果)しか選択肢がありません。このようなケースは本当によく耳にします。情報を受け取ろうとする姿勢がある間はまだ完全な受け身とは言えないかもしれませんが、情報に晒されているだけになったらかなり危ない状況だと思います。

過去の自分を見続けたり、いつまでも過去にい続けようとしていると絶対に今よりも先の世界には進めないと大学4年間を持ってホンダは実感しました。「右向け右!」でずっと右を向いたままなのは、学校という囲いの中に所属しているときだけで十分です。

誰か・何かへの依存、思考の停止、受け身の心構え...、教え過ぎの弊害であげた例は僕自身がすべて経験した出来事でした。

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良い指導者の特徴

※まず初めにお伝えしておきますが、ここでいう良い指導者とは『本田が思う』という前提があることに注意してください。

本田が思う良い指導者の特徴は『間の使い方』です。話し続ける指導ではなくて、ところどころポーズの時間が入ります。「〇〇するためにはどうしたらいいだろう?・・・・・・・」というような問いかけというか、自分の呟きというか、その「・・・」の間こそ相手が考える時間になっているのです。

「考えてください。」と言わずに考えさせるテクニック。これが結構難しいんですよね。一歩間違えば、相手を置き去りにしたままどんどん進んでいく指導になりかねません。教育実習の時に、担当教諭から盗んだテクニックです。別に「わかる人!」と聞いているわけではないのに、考え始め、挙手まで起こるです。

絶妙な間の取り方があり、その使い方によって相手に考えさせ、引き出そうと仕向けます。教師に限らず、話を聞いていてこの人話上手いなーと思う人は共通して『間の取り方』は上手です。


以上、『教え過ぎの弊害』についてでした。

何か参考にしていただけると嬉しいですし、全く参考にし ていただかなくてもそれはそれで OK です。そして、信じるものは自分で決めてください。

また、コメントや感想・ご意見、SNSでのシェアなどはとても励みになりますし、何より本田がめちゃくちゃ喜びます!🤗

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