#012　目的を見失わない

みなさんこんにちは！
Physical Edu.代表　S&Cコーチの本田です🏋️‍♂️

今回のテーマは『目的』についてです！今回のテーマでドキッとする方も少なからずいらっしゃるかもしれませんが、非常に大切なことなので、日々意識することが必要です。

「これは何のためにやっているのか？」「目的はなにか？」皆さんは普段から自分がやりたいことやその目的をかんがえていますで しょうか。自分の本来の目的を見失ってしまうと、結果が大きく変わってしまいます。

今回分かりやすい具体例をなかなか思いつきませんでしたが、Instagramである方の投稿を見てナイスな具体例がありましたのでご紹介します。

そのナイスな具体例とは、童話の『ウサギとカメ』です🐇🐢

物語の結末はみなさんご存知でしょうか。普通に考えるとこの２匹がレースをしたら誰もがウサギが勝つと思うと思います。しかし、物語の結末で彼らの結果は逆転しましたよね。それはなぜだったのでしょうか？

「ウサギが寝ちゃったから」というのが一般的な回答です。ここから学校なんかで教えてもらうことは「途中で怠けずにコツコツと一歩ずつ努力をすること」と言ったところでしょうか。それは大正解です。大事なことだと思います。

しかし今回は少し違った角度から考えて『目的の違い』を見てみます。

誰がどう考えてもウサギとカメのレースであればウサギの方がスピードは速いので、普通に考えればカメに勝ち目はまずありません。ですがウサギはカメのスピードを軽視して油断しましたが、カメはコツコツと前へ進み続けました。

彼ら２匹の『目的の違い』を考えると、

ウサギの目的は『カメに勝つこと』であり、
カメの目的は『ゴールすること』 です。

この差が結果の違いを生みました。

身近な目標物（誰かに勝つこと）を見ているか、遠くのゴール（自分の本来の目標）を見ているのかの違いと言ってもいいかもしれません。いつも自分がどこに目を向けているのかが非常に大切です。

競技スポーツの世界でも、学業の世界でも、仕事の世界でも、誰かと競うことはあります。それはお互いに競争することによって切磋琢磨して高め合うために作用していれば全く問題ありません。むしろどんどんやっていくべきことだと思います

でも「本来の自分の目的は何か？」ということは常に見失ってはいけないのです。

ウサギのように『誰かに勝つこと』を目的とし てしまうとどこかで余裕が生まれ、相手よりも優位に立ったと思ってしまうと油断してしまい、単なる自分の自己満足で優越感に浸るこ とになります。

その結果、ウサギのように本来の目的を達成できないかもしれません。自分自身の本当の目的って多くの場合は誰かに勝つことではないはずですよね。

アスリートであれば、あなたの目的はチームメイトに勝つことですか？ 仕事であれば職場の同僚よりも良い成績を挙げ続けることですか？ 自分は何のためにこの仕事をしているのか、何のためにこの競技をしているのかという自分の大元の目的だけは常に見失ってはいけないものであり、ゴールまで進んでいくための誘導灯になります。

「自分がこれをやっている理由って何だったっけ？」「これって本当に自分がやりたいことだったんだっけ？」など、自分を見失いそうになったら１度原点に立ち返って『自分の目的って何だっけ...』と自分自身に問いかけてみてください。

よく言われる『手段の目的化』という言葉がありますが、気づいたら意外と起こっている現象でもありますので、自分で気づかない時には誰かが気づいてくれるかもしれません。

本田は大学生のころ競技で強くなる体づくりのために健康的な食事や質の良いサプリメントを摂取しようと気をつけていたのですが、いつの間にか健康的な食事や質の良いサプリメントを摂取することが目的になっていてハッとしたことを覚えています。

以上、『目的を見失わない』についてでした。何か参考にしていただけると嬉しいですし、全く参考にし ていただかなくてもそれはそれで OK です(笑)

そして、信じるものは自分で決めてください。

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