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決算数字以外でこの銘柄を買う理由だけをならべてみた

銘柄に惚れるな、という投資格言がありますが、アメリカ株は難しいw 決算情報などファンダメンタルズ要因でピックアップしたのは確かですが、そのほとんどが成長可能性に基づいて判断したものばかりです。しかし、リストをしてみると、日本人の米国株インフルエンサーさんたちが推しているものとはかけ離れているものばかり。「高すぎる」「ロビンフッターたちが群がっててチャートがめちゃくちゃ」とか、もっともらしい理由を並べている人も多数。まあ、それはそれで真実でしょうけれど。わたしの場合はマーケットの成長可能性を結構重視しているのと、その可能性をもとにいろいろと妄想できちゃうものがポートフォリオに残っていった感じです。今回は、決算のなんちゃらかんちゃらでなく、市場の可能性から妄想できることもふまえた「私が買っている理由」を銘柄ごとに勝手に語ってみたいと思います。

$TSLA 

ARKインベストメントのキャシーは、分割前水準で3000ドルは固い、とおっしゃってて、それが実現したのでネームバリューが上がったみたいですね。私は分割後に買った人ですが、分割後水準で3000ドルは固い、と思ってて、イーロンマスクに何か起こらないかぎりほぼ永久ガチホになりそうです。分割後水準だと15000ドル?イーロンの資産がえらいことになりそうですが、そんなの知ったことではありません。

ガチホ理由は、イーロンマスク。彼はSpaceXのCEOでもあるので、この2社が社長リスク上別々ということは今後どうなの?と思っています。また、「太陽光・宇宙」とつなぐと、テスラは自動車カンパニーでなく、エネルギーカンパニーでもなく、火星カンパニー。太陽帆とか作れるよな、火星探査で走らせる車って、地球よりも弱い太陽光の下走る電動車だよな、と思うとここに至るわけで。いろんな資料を見ていると、どうしてもこういう要素がにじみ出てくる。日本の企業からはまったく得られないワクワク感。

あ、ここではSNSでテスラ評論家諸兄が語るどうのこうのは書きません。そんなのは各々ですでに拾ってるでしょうし。それ以外の要素を妄想とともに述べているだけですのであしからず。以下の銘柄についても同じようなノリです。

$SPCE 

宇宙旅行、って言っても、衛星軌道上にちょこっと飛び出て、無重力を数分体験して戻ってくるだけのプログラムで、SpaceXが掲げる月旅行などとは比べ物にならないくらい稚拙なプランですw ただし、それを有人飛行で完全に安全運用するためには、飛行機作る会社以上の技術力が必要で、それを一歩ずつ地道にこなしていっているのが同社だと思っていて、このみみっちい旅行プランを実現する技術をもとに、宇宙間航行技術や(ガンダムでいうとスペースコロニーどうしを結ぶ定期便)、ロケットの弾道ルートを使った地球内超高速移動なんかも実現できちゃうはずで(大陸間弾道ミサイルは目標地点に到達するまでにだいたい20分くらい。このロケット軌道を民事転用できたらおもしろいよなあ、と、よく調べもせずに妄想しています。だったらロケット開発の会社の方がいいかw、というかスペースXがこれに真剣に取り組んでいるけどね。ま、それはそれとして)、これはもうウハウハだよな、とイメージしてしまいます。目標株価とかは、わかりません。が、下がった時にちょこっとずつ買いますみみっちさは維持します。

$PLTR 

上場前にみんなでボコボコにしていた国策企業。CIAと手を組むだけでこんなにボコボコなんて。メールの完全検閲ソフト開発とか、軍事スパイ戦争に使えるソフト開発の話はぱらぱらとあるようですが、それを民事転用するための上場で、その恩恵は世界がものすごく受けていくだろう、という予想をしています。データを貯める場や技術を持つ会社はたくさんあるけれど、その活用法を提供する会社は少なく、パランティアはその先端を行く会社ではないか、と思ったので10ドル以下のときにリスク範囲内で買ってます。

$ETSY 

コロナ禍収束でEコマ系はしりすぼみになるだろう、という予想は、アマゾンが2020年4Q決算で撃破したのを見て、決算日に売ろうと思っていた方針を覆してもう少し持ってみようと思っています(っていっても3株しか持ってないし。2株確定させようと思ってたのを1株に減らそうかな、くらいのものです)。

この銘柄を分析記事化している人が結構いますが、表面的すぎてだめですw まず、ハンドメイドマーケット規模に対するETSYのシェアはわずか1%、というのと(毎回プレゼン資料に書いてあるが、どいつもこいつもこれを取り上げなくて笑います)、アメリカ国内のこのサイトのアクセス数は半端ない、ということ。ETSYのアクセス数は常にトップ20に入ってますよ(このランクはポルノサイト含んでますので、実質トップ10以内ですけどね)。日本に住んでいる人が「ハンドメイド」というとクリーマ、のイメージですが、ETSYはまだ本格的に日本国内展開をしていません。アメリカでマーケティングモデルを作ってブランディングのプロセスを学んでいるところです(2QからTVCMを打ってマス効果を検証し始めている)。このモデルが出来上がったら、ユーロ、日本、アジア、インド、と拡大していくでしょう。さらに、永遠の家内制手工業作家たちをいかに裕福にするか、というプロモーション部分が手つかずです。これがプロジェクト化されると、1人の作家でたとえばグッチやティファニーみたいなものが出来上がるので、その拡大のお手伝いをやって資本参加などが生まれれば、、ウハウハウハウハですよ(っていうかそんなことどこにも書いてないけど、家内制手工業者たちをマネタイズすることを考えるとここに行きつくしかない)。

Eコマ全体の消費におけるシェアは2019年までは10%くらいだったのが、コロナ禍で15から20%に迫るまでなってきました。Eコマが今後40%くらいまでのびるのではないか、と妄想すると(当然ながらドローン輸送など物流プロセスが劇的に進化することが必要ですが)、直近の市場規模でも3から4倍見込めますので、ETSYもアマゾンの半分くらいの株価は今後10年で達成してもおかしくない(今後10年でアマゾンの株価も成長しているけどね)、と思っています。

$PENN  & $DKNG 

ライバルのように見えて、実はパートナー。PENNの実店舗展開に伴ってDKNGはオンラインベッティングの展開州を広げていける契約を2019年に結んでいます(当然ほかのオンラインベッティング系とも契約してます)。手数料収入でウハウハなPENN、実店舗を持つめんどうさがまったくなくて多州展開が容易に手に入るDKNG。両者は今後、オンライン系・実店舗系の買収でこの基盤を強化していくだろう、という読みがあり、PENNは実際にバースツールスポーツの大株主になっていますし。オンラインの拡大力は実店舗よりも急速なことは確かで、PENNの株価はDKNGの未来の株価の先行指標に見えます。PENNも当然ながら、コケないように、DKNGに抜かれないように、地道な展開で実を取っていくでしょうし、コロナ禍で疲弊した州政府の財政立て直しモデルとして最有力なベッティング市場は2021年は有望かも、と決算資料を読めば読むほど思いました。ギャンブル依存症への対応、地方のカジノ利権の維持をどうするか(ネイティブアメリカンの収入源として、超地方のベッティング運営が法律で保証されているなど)、というような歴史的な課題にどう取り組むのかも注目。

$BB 

あまり語りたくないですが、自動車の運転制御に必須のソフトウエアの運用を安全裏に維持するシステム会社に変貌を遂げ、このシステムをのっけた車1億台以上が世界の道路を走っています。ソフト面におけるテスラの数少ない対抗馬であり、あと必要なのは黒字化決算だけ、というところです。GME騒動で知った銘柄ですが、少しずつ買い増しをしていきたいですね。

$GM 

空飛ぶタクシー構想は、映画「オブリビオン」のバブルシップだな、おい、と思ったくらいぶっとんでいた映像で、これが新生GMにより実現するならおもしろいな、と思って持ってます。が、すべてのブランドをEV車化する宣言は、既存の自動車メーカーでは最速?のはずで、そのひとつ、Hummerがかっちょよかったw この、私が持った感覚にてらすと、つまり、既存のGMブランド大好き人間たちは(特にピックアップトラック!)、仕方なくテスラを買うのではなく、新たにEV車としてリリースされた同名ブランドカーを引き続き買うだろう、ちょっと高くなっても、と思うわけです。シボレー、ボルト、キャデラック、ビュイック。。ただし、ここも決算次第。一度ふっとんだ会社なので、どこまでスピード感が改革されているか。

どうなることやら

上記の銘柄群は、理論株価よりも株価が高いので(PENNとBBをのぞく)、リスクがあることは確かですが、市場規模とその成長可能性を考えると、目の前の事実に基づく株価の試算があほらしくなってくるものばかりです。投資の目的は、目先は年間配当200万円を達成するものですが、応援したくなる会社の株を購入するのが本筋。ワクワクできる銘柄でないと意味がない、と思っていますので、そんなワクワク感のある銘柄をこれだけ探せた米国株投資ってすばらしい、と勝手にワクワクしています。

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