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【発達障害主婦】ロボットみたいな暮らしでうまくやっていく

私にとって、「毎日が同じ」ということはとても大切だ。その曜日、曜日で、時間単位ですることが決まっていて、そのルーティーンに従って毎日を過ごすことが心の安定につながっている。

予定が決まっていると気詰まりで、何も決まっていないほうが気楽に過ごせるという人もいるが、私はそうではない。することが決まっていることでパニックにならずに済み、日々の家事がスムーズに回っていく。

起きる時間も寝る時間も同じ。食事もお風呂も時間が決まっている。夫の帰宅時間は遅くはないものの、当然毎日きっかり同じではないので、平日は夫を待たずに自分の決めた時間に一人で夕食をとる。

何曜日に掃除機をかけるか、トイレ掃除をするか、植物に肥料をあげるか、全部決まっている。洗濯物を干す順番も、並べ方も決まっていて、これには特別のこだわりがある。

食品や日用品も、枝豆から洗剤に至るまで、買うブランドが決まっている。これと決めたら浮気しない。とにかくいつも一緒が安心する。

お料理の味付けも目分量は苦手で、書き留めてある味付けを守るので、いつも同じ味になる。献立は週末に一週間分を決めて、お肉の日→お魚の日→ビーガンの日、と順番に作る。

献立をばっちり決めているので、近くに住む母から「今日はお刺身買ってあげたよ」などと言われるとものすごく困る。私の中では、主菜、副菜すべてがチームとして機能しているので、そこにお刺身がポッと入ってくると輪が乱れて許せないのだ。しかも、お刺身は翌日には取っておけない。というか翌日は翌日でメニューが決まっている。パニックになる。何度かそういうことが続き、母も分かってくれたようで、何かおかずをくれるときは数日前までに知らせてくれるようになった。

子供の頃からイレギュラーが苦手だった。私は小学五年生以前の記憶がないので母から聞いたことだが、遠足やイベントの日には熱を出していたそうだ。

大人になった今でも、非日常はとても苦手だ。私たち夫婦は、月に一度「ちょっと贅沢な外食」をするのだが、「いつもと違う予定がある」というだけで緊張し、当日体調を崩すことがよくある。旅行も、初日に具合が悪いことが多い。何か予定がある日は「具合が悪くなりませんように」といつも祈っている。

そんなこんなで融通が全く利かない私は、我ながら取り扱いが面倒だ。マニュアル通りで、いつも一緒の環境であればきちんと機能するなんて、ロボットみたいだ。それでも、人とはちょっと違うかもしれないけれど、「これに従っていればいい」というロボット的システムを確立した今は心穏やかでいられるのだから、いいとしよう。

あとは非日常にもうちょっと強くなれるよう、メンタルの工夫を重ねていきたいなぁ。緊張には深呼吸がよいと聞くので、なにか予定があるときは努めて深呼吸しようと思う。

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