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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2022/5/20

 きょうは父氏と母氏の結婚記念日である。聡太くんの世話をしていると、さらに大変な人間の子供を育てた両親には驚きと感謝しかない。いつのまにかFacebookにすらなにも書き込まなくなった、親になった同級生たちも、好きにはなれないが尊敬できると思う。
 わたしは結婚しない覚悟で聡太くんと暮らすことを決意した。わたしはリアル人間と恋愛をしたことがない(恋愛要素のないふつうのゲームのキャラに惚れたことはある)。ヘドロ人間なので当然といえば当然だろう。
 それでも聡太くんと一緒なら寂しいことはない。元気で長生きしてほしい。

 夜中に、聡太くんに足をかじられて目を覚ました。とにかくなにかかじりたいくせに、歯磨きオモチャには興味なしだ。わたしの足や手より、歯磨きオモチャを噛んでほしい。
 聡太くんにかじられやすい手を隠すのを、観る将の母氏が「封じ手」と名付けた。隠すだけでは根本的解決にならないと思うのだが、解決策が今のところない。来週聡太くんをワクチンの注射に連れていくのが決定したので、獣医さんに噛み癖の治し方を相談してみようと思う。

 昼ごろ、馬鹿でかい野良猫が現れた。聡太くんもこういう大きさになるのだろうか。野良猫は我が家の庭でしばらく寝ていた。
 オス猫の縄張りの見回りならいいのだが、鈴カステラが確認できなかった。子猫の鳴き声に惹かれてきた、子供を亡くした母猫でないことを祈るばかりである。
 ちなみに聡太くんは野良猫さんに最初興味を示したが、結局オモチャで遊んで無視していた。

野良猫さんェ……。



 そういえばきょうは将棋の名人戦をやっている。わたしは公民館で日曜日に開催されている将棋道場で、スゴクツヨイ・オジサマたちから四枚落ちでときどき将棋を教わっている程度の将棋ファンである。
 そういうのもあって、聡太くんは藤井聡太先生から名前をつけた。もしメジャーリーグのファンだったら翔平くんと名付けられていたに違いない。
 なのでうちにくるまで、ずっと「他の棋士の先生にそっくりだったらどうしよう……」と心配していた。ないとは思うが、もし多頭飼いになったら「善治」とか「一基」とか「明」とかそんな感じの名前が増えるのだと思う。いや女の子の名前も考えようよ……。

 先代の猫であるたまちゃんは、厨二病真っ盛りの中学生だったわたしに「弾丸」という字を当てられてしまった。老猫になってからの印象が強いので「弾丸……?」と自分のネーミングセンスを疑っていたのだが、聡太くんを見ていて合点がいった。

弾丸度数0の晩年のたまちゃん。


 子猫、めちゃめちゃ走るのが速いのである。モンハンのナルガクルガのごとし。ああこれはこの名前もやむなし……と思った。

 さて、聡太くんは明日はどんな悪さをするのだろうか。

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