見出し画像

Googleのアルゴリズムに疲れた私は、検索窓を通じて“樹を植える”ことにした

これまで紙の出版物、雑誌や書籍の編集にたずさわっていたのが、WEBのメディアに移ったのが1年くらい前のこと。
何が大きく変わったといえば、PCの画面を眺めている時間だ。
圧倒的に長くなった。
そして、Googleで検索する機会も格段に増えた。
検索をして、上位に出てくる記事は私が求めている感じではなく、まとめサイトだったり、広告っぽいものが多いなと気づいたのは、数ヶ月前。
これまでは気にならなかった些細なことが、ちょっとずつ積み重なって、心がささくれだってるような気がしていた。

そんなときに知ったのが「Ecosia」だった。
いろいろと調べてみたところ、この「Ecosia」は、ベルリンのスタートアップ企業が作った、検索エンジンということらしい。
使い方はGoogleと同じで検索窓に調べたい単語を入力するだけ。
日本語にもちゃんと対応している。
Googleと決定的に違うのは、Ecosiaに入る広告収入の約80%が世界各地の植林プロジェクトのために充てられるということ。

この記事の中でスプツニ子さんが

エシカルでサステイナビリティ意識の高い人が率先して使っている。個人データを差し出すとき、そのような観点で提供先のプラットフォームを選べるといい

とこのEcosiaを紹介している。
2018年10月現在で、約45回検索すると1本の木が植えられるようになっていたのだ。
要はどういうことかというと、検索をすればするほど、地球に樹が植えられていく。

そしてもう一つ違うのが、アルゴリズム。
Googleほどの網羅性はないけれど、それ故に検索した時に上位に出てくる記事が、ちょっとほっこりしたりする。

Googleで検索をするたびに、ささくれだっていた心はEcosiaを使うようになってから、これでどこかに樹が植えられると思っただけでちょっと穏やかになっていきました。

毎日使うものだから、環境とか社会や人に対する姿勢とか、そういうものも鑑みて、ツールは選んでいきたいし、そういう選択肢がたくさん増えていってほしいものです。

(この記事は、2019年8月に榊原すずみの別名義で書いたものです)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?