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猪野広樹さんクリスマスイベント2019「Inoristmas(イノリマス)」1・2部レポ

猪野広樹さんクリスマスイベント2019「Inoristmas」のめも/1・2部に参加/最後泣き始めたのでだいぶうろおぼえ

 会話の順序、内容、口調、どこで話していたかなどはふんわりです。自分用備忘録。
 エンディングは最後にまとめてあります。
 思ったたこと、感じたこと(また人生の話)がそこから続いていますので、とりあえず文字が読みたい!!!! というひと向けです。

 それでは、なんでもおっけーな人はどうぞ~~!


 イベントの構成は、オープニング→今年一年を年表で振り返ってみようのコーナー→Q&Aのコーナー→シアターゲーム→ビンゴゲーム・チェキ抽選→エンディング、の流れでした!
 レポでは主に、オープニング~シアターゲームまでと、エンディングについて。

【1部】

◆呼び込み&オープニング
・いのさんの影アナでスタート! なんかまた「そうですね~~(い○とも風)」の流れがどこかであったような……

・影アナいのさん「今日は、PERSONA5 The Stageの……最終稽古です!!!!」

・(「今日はPERSONA5 the Stageにお越しいただき……」みたいな、気の早いボケが来ると思っていたので、まさかまた最終稽古ドンピシャだとは思いませんでした……(思い出される昨年のイノリマス)。主演不在にさせてしまってごめんね、そしていのさんもそんな日に来てくれてありがとう……)

・影アナいのさん「(チェキ抽選券の説明をした後)みなさん、ちゃんとボックスに入れてきましたか?」
お客さん「は~~い……」
影アナいのさん「みんな、猪野と写真撮りたいかー!」
お客さん「(困ったように思い思いの返事をする)」
影アナいのさん「えっ撮りたくなさそう……」
いのさんの呼びかけ、だいたい唐突なのでみんなどう反応したらいいかわからないんです!!!!

・影アナいのさん「なんと今回は、(みなさんの)アンケートにより、ゲストがいません!」
会場「!? ええ……!?(どよめく)」
影アナいのさん「あんたらが呼ぶなって書いたからだろ!!!!笑」
会場の大きさもゲストの有無も、お客さんの希望を反映してくれるいのさんのイベント。

・影アナいのさん「友達がいないわけではありません。友達はいっぱいいます」

・司会のシャバダバふじさん登場~~~~!! もうふじさん大信頼すぎて安心する、今回もよろしくお願いします!!

・ふじさん「みなさん、いのさんに会いたいですかー!!」
お客さん「(思い思いの戸惑った返事をする)」
ふじさん「よし、ここは『会いたーい』で統一しましょうかね!笑」

・恒例の呼び込みです!
上手ブロ「イノセンスより」
下手ブロ「会場が狭くなったのは」
センブロ「人気がなくなったから」
全員「じゃなーい!(右手を振るノリツッコミ)」
上手ブロ「シンプルに」
下手ブロ「他の会場が」
センブロ「空いてなかったから!」
ふじさん「それではご登場いただきます、猪野広樹さんです」
全員「どうぞ!」
まさかのお客さんが本当に呼び込むスタイル!笑
ふじさん「お客さんが司会みたいですね」

・いのさん登場! 会場をくるっと歩きながら、またも空席を見つける。
ふじさん「ああ、やっぱり見つけちゃうんですね……」
いのさん「転売禁止法、できたはずなのになー!」

・いのさん「さっきも言ったとおり、今日はペルソナの最終稽古なんですけど……昨日22時までやってしっかり仕上げてきたんで!! あと昨日の夜、インスタを更新しようとして寝落ちしてしまったんですけど……」
寝落ちしてしまういのさん、わかるという感じがするしかわいいのでよし。

・今回のイベントは、ゲームコーナーなどいのさんが全部考えてくれたとのこと!

・ペルソナについて。
いのさん「痩せたと思うでしょ。あのね、すっごい動くの」
アクションが多そう、メサイアのおたくでもあるので西森さんの演出、どう表現するのかやっぱり楽しみです!!!!

◆今年一年を年表で振り返ってみようのコーナー
・今年の出演作をスクリーンで確認しながら、思い出話など振り返っていこうのコーナー。

・上半期
  1・2月 あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ ~Memory of Marionette~
  4月   僕のヒーローアカデミア The ‟Ultra”Stage
  5月   弱虫ペダル インターハイ篇 ~制・限・解・除~
  6月   朗読劇 百合と薔薇
 
・下半期
  8月 上にいきたくないデパート
  10月 フォローされたら終わり
  11月 舞台 血界戦線
  12月 PERSONA5 the Stage

(・改めて見ると、とんでもないスケジュールと出演数だよね……怒涛の一年……)

・まずは上半期。あんステの話。
いのさん「あんさんぶるスターズですね……これまだ今年のことか~~! 大阪公演は、本当に申し訳なかったけど……すごくいい座組でした。今年の中で1、2番を争うんじゃないかな。
座長の山崎大輝と、今までのあんさんぶるスターズの中で一番いいものを作ろうって話してました」
2回ぐらい大阪公演の話が出て、わたしは思わずひゅっと息を呑んでしまったのだけど、自分から、思い出話として笑ってお話しできるようになっているのなら、もうそれでよかったなあ……

・ヒロステの話。
いのさん「ヒロアカもね、すごくいい座組だったんですけど……ずーーーーっとスマブラやってました。きたむー(北村諒くん)と。あんステでは2番目ぐらいに強くて、ヒロアカではきたむーと張って1番ぐらいで……ペダステではダントツでしたね」

・いのさん「ただね、あっ、ちょっと次の下半期行ってもらっていいですか? (スクリーンが下半期になる)ここのね、血界戦線。ペダルの時、スマブラをすみや(伊藤澄也さん)ってやつとやってたんですけど、俺がボッコボコにしたんですよね。でも、血界戦線の時にやったら、俺がボッコボコにされました」
ふじさん「ボッコボコにした相手に、ボッコボコにされるという……」

・ひたすらゲームの話しか出ないので、
ふじさん「あのね、これスマブラの年表じゃないんですよ!!!!」

・ヒロステとペダステの間がなかった話。
いのさん「(ヒロアカと)ペダルとの期間が、本当になくって。ヒロアカでも走るシーンがあったんですけど、走りながら『これ終わったらまた(ペダルの方で)回すんだろうなあ』って思ってました」

・血界戦線の話。
「さくちゃん(百瀬朔くん)がすごくいい座組を作ってくれて……だいたい舞台のグループラインって、みんなそれぞれの仕事に向かっていってしまうので、終わると動かなくなっちゃうんですけど。ここ(血界戦線)はけっこう動くんですよね。いまだに飲みに行ったりもしてて。俺は寝たいんですけど!笑」

・あんステか血界戦線かの時に、フットサルもやりました、ってお話が出ていたような。

・上デパの話。
おもしろい作品だったと、すごく詳細に語ってくれていました。詳細すぎて言葉は抜けてしまっています……でも、すごく刺激になる作品だったのだろうなと感じました。ストプレ楽しかったんだろうな~~!!

・来る来ないに厳しいいのさん。
いのさん「デパート来た人~~」
お客さん「(手を挙げる)」
いのさん「来なかった人~~」
お客さん「(ちょこっと手を挙げる)」
いのさん「なんで????」

・フォロ終わの話。
いのさん「映像はなぜか悪役しか回ってこないんですよね。それが僕に残された道なんでしょうね」
ご本人も自覚がおありだったんですね……笑

・ペルソナの話。
いのさん「ペルソナもね、いい座組です。塩田康平くんが引っ張っていってくれて。あんステもそうでしたけど、康平くんとかと、今までのペルソナシリーズのもので一番おもしろいものにしてろうって話してます」

・来る来ないに厳しいいのさん2。
いのさん「ペルソナ来る人~~」
お客さん「(手を挙げる)」
いのさん「来ない人~~」
お客さん「(ちょこっと手を挙げる)」
いのさん「なんで??????」
ふじさん「正直に挙げちゃうんですね……」

◆Q&Aのコーナー
・お客さんから事前に募集した質問に答えてもらおうのコーナー!

・『中・高と男子校だったということですが、男子校ならではのエピソードはありますか?』

・いのさん「女の子がいなくて、男しかいなくてかっこつける必要がないから、スポーツがガチでした。全国とかも行くような、スポーツの強い学校だったんですけど。サッカーでシュートはずしても怒号、バレーでネットにかかれば怒号で(なぜか全部床を蹴る仕草)。そこで負けたら全部格好悪い、みたいな」

・いのさん「スポーツ大会の時、文化部の子達が本気を出すんですよね。こう、あの時期って……あるじゃないですか、ヒエラルキーみたいなものが」
ふじさん「確かに、目立つ子っていうのはいますもんね」
いのさん「そう。でも、文化部の子達が本気になる。彼らはねえ、動けるんですよ」

・いのさん「でも、僕が卒業した少し後に、共学になったんですよ(なぜか腕を広げる仕草)。で、卒業した後、遊びに行ったんですけど、野外学習の写真とか、貼られてるじゃないですか。番号が書いてあって、親御さんが見に来て、『ああうちの子これね』ってやるみたいな。……女の子がいっぱい写ってるんですよ(座り込む仕草)。で、友達と行ったんですけど、その友達も隣で崩れ落ちてました」
校舎自体も歴史があって、戦時中からあったそうなのだけれど、全部変わっていた、というお話もしていました。

・『今年の作品の中で、印象的なエピソードがあれば教えてください』

・いのさん「どの作品とは言わないんですけど、キャストでUSJに行きまして。これも誰とは言わないんですけど、一人ね、めちゃくちゃハリーポッターが好きなやつがいて、すっごい楽しみにしてたんですよ。エリアに入ってからも、すっごく楽しそうで、こーんなちっちゃい(人差し指と親指広げたぐらいのサイズ)ニワトコの杖も持ってきてて」

・いのさん「で、じゃあ乗り物に乗ろうってなって、ハーマイオニーだ、ここはあのシーンだって、すごいワクワクしながら進んで、乗り物に乗り込んだんですね。ドラゴンだー、すごいなー、みたいな。……一人、様子がおかしいやつがいるんですよ。オチから言うと、そいつ、序盤で酔ったらしくて。ずっと楽しみにしてたのに。でも、ディメンターが出てきたら、ここはやらなきゃって、『エクスペクトパトローナム!!』って叫んでました」
ふじさん「それ言ってるひと、はじめて聞きましたよ」

・いのさん「ちなみに、杖選んでほしいって言って、オリバンダーの杖の店にも行ったんですけど、そいつ、選んでもらえなかったんですよ! その時に、神は不平等だなって思いました」

・『今後の抱負、もしくは、出てみたい作品ややってみたい役があれば教えてください』

・いのさん「出てみたい作品は、演出家さんになっちゃうんですけど、西田さんのディスグーニーに出させていただけることになったので、それはもう叶ってて。やってみたい役は……さくちゃんを見てて、弱い役をやってみたい、って思ったんですよね。最近の漫画の主人公って、弱い子が多くて。でも立ち向かっていく、みたいな」

・いのさん「あとは、どうしようもない……ニートの役とか、やってみたいですね。昔はオタクの役をやりたくて、貝オタクの役をやったことがあるんですけど」
貝オタクの役、ちょうど去年のイノリマスでも出てきてたと思うんだけど、けっこう印象に残っているのだね……笑

・いのさん「『舞台ニート』みたいなの、やってみたいですね」
ふじさん「いいですね、おもしろい。全部いのさんがやればいいんじゃないんですか? 本(脚本)から書いて!」
いのさん「実際やるとしたら、キャパ100ぐらいだと思うんですけど……笑」

・いのさん「でもね、俺昔、脚本を書いたことがあったんですよ。事務所に、『劇男』っていうのがあって。泥棒と泥棒が鉢合わせる、みたいな話でした。『お前は誰だ?』『ここは俺の家だけど』『じゃあその女性もののパンティは何だ?』『これは被る用で……』みたいな。もちろんちゃんと演出家さんはいたんですよ!笑」
ふじさん「で、出来栄えはどうでした?」
いのさん「正直、我ながらおもしろかったと思います」

・『もし、朝起きて女の子になっていたら何をしますか?』

・いのさん「ええ~~~~???? まずは鏡を見るでしょ! こう、バッと(服を取り払う仕草)やって!」

・いのさん「ええ、そのあとは……えー、どうしよう……これって、俺の部屋なんですよね?」
ふじさん「そうですねえ」
いのさん「てことは、男物しかないんですよね……えーと、まずはバッと確認して、それから……うーん、歯を磨いて……下着を買いに行きます」
ふじさん「その買いに行く格好が気になりますけど笑」
いのさん「あっそっか……」

・ふじさん「じゃあ、某映画じゃないですけど、部屋で入れ替わってることにしましょうか! 朝起きたら、女の子と入れ替わってるやつ!」
いのさん「『たきくん!』のやつでしょ!」
ふじさん「ああ、言っちゃった笑」

・いのさん「ええ~~~~~~どうしよう……あっでも、習慣って変えられないので。女性用のお手洗いに入るのにまごつきそうです。作法を知らないから……どうしよう、みたいな……こう、鏡があって、個室があって、っていうのはわかるんですけど……あれでしょ、その鏡の前でメイクしたりするんでしょ?」

・いのさん「あとはなんだろう……女性専用車に乗る!」
ふじさん「それでいいんですか?笑 都心だと、けっこう朝早く乗らないとダメですけど」
いのさん「ああ、そうなのか……うーん他に……でもなあ、アイラインとかうまく引けないんだよな~~! もうすっぴんで出るしかない」

・ふじさん「じゃあ、ナンパされたいとかはありますか?」
いのさん「ああ~~、それはされてみたい!」
ふじさん「それはされてみたいんですね!?」
いのさん「『今あたし忙しいんで』……ってやつ。『今から下着買いに行くんで……』って」
ふじさん「それは言っちゃダメ!笑」

・いのさんが予想以上に「ええ~~~~どうしよう!?」と悩んでいるので
ふじさん「けっこう悩みますね!? (お客さんに向かって)あのねえ、さっき、楽屋でもいのさんとそういう話してたんですよ。明日一日休みがあったら何する? みたいな。でもいのさん、『それって、その翌日の仕事は何時からですか!?』って、すごく真剣に考えてくれるんですよね……笑」
それはさすがすぎるしそういうところが好きなんだけれど、もしも話なのでもっと気楽に考えていいんだよ……笑

・『目の前で、いのさんの話をしているひとがいたらどうしますか?』

・いのさん「それって、こっちは気づかれてないんですよね」
ふじさん「そうですね」
いのさん「え~~~~自分の話が出ていたら聞きますよそりゃあ!」

・ふじさん「えっどんな感じで?」
と言いつつ、「いのさんの話をしている人」の役をやり始めるふじさん。すすっと背後に寄って聞き耳を立てるいのさん。
ふじさん「そう、この前さあー、イベント行ったんだけど、変な呼び込みやらされてさあー」
いのさん「すみませーん、お疲れ様です……(どこかへ電話をかけながらすっと離れていく)。あの呼び込み、やめてもらっていいですか!?」

・いのさん「(外で)話しかけられたことはありますけど、自分の話は聞いたことないですねー。あっでも、しょーへい(橋本祥平さん)の缶バッチつけてる子は見かけたことあります。あ、『しょーへいのファンだ~~~~』って」

・『地方の休演日は何をしますか?』

・いのさん「地方公演も、何日かないと休演日がないので、特に何もしないですかね……あとは温泉! 温泉に行きます」
ふじさん「休む! という感じなんですね」

・『共演者の方に楽器を習っているようでしたが、成果が出た楽器はありますか?』

・いのさん「サックスですね。俺、褒められて伸びるので。サックスって、最初の音が出るのが難しいらしんですよ。でもね、出たんですよ」
ふじさん「みなさん、今(いのさんが)褒めてほしい時ですよ」
会場拍手!!!! いのさん、ドヤ顔をする。

・いのさん「サックスで、下手くそだけどルパン三世のテーマが吹けるようになりました。あと、トロンボーンも音が出ました!(会場、またも褒めの拍手)ドラムは壊滅的だったんですけど笑」

・いのさん「サックス、買おうかな、って見てみたんですけど、値段を見てそっと閉じました。あとね、吹く時間がないんですよ!笑」
吹く時間がないのはほんとのほんとだろうなあと、あのつめつめの予定を思い浮かべました……

・『最近買ってよかったものは?』

・マッサージ機を買った話。L次型というか、「ガン(銃)みたいな」形。
いのさん「ペダルの時に教えてもらったんですけど。日本のものは振動数らしいんですけど、それは奥までほぐしてくれるというか、どれだけガーッと走っても、それをやれば疲れが残らないんですよ。血界戦線の時、佐々木家の喜英がよく勝手に使ってて。楽屋に戻ると、『おかえり~~~~(振動している声)』って。彼は自分のものだと思ってるみたいですけどね」

◆シアターゲーム
・ここからはいのさん考案! お客さん参加型のゲームです。
普段、役者さんの間でやっているワークショップのようなものを、実際に一緒にやってくれるというものでした。

・「おーいゲーム」
数人、後ろを向いて一列に並んでもらい、1人が呼びかけて、「誰に呼びかけているか(自分に呼びかけられているか)」を当てるゲーム。自分が呼びかけられている、と思ったひとが手を挙げます。届けたい人に言葉を届けるという、役者さんの基本的な技術を鍛えるものだそうです。
お客さんの中から抽選で5名選んで、そのうちから1人、呼びかけるひとを決めて、いのさんがチャレンジするという形です!

・選ばれた方の中からセリフを募り、最初のセリフは「こっち向けよ」に決定。ふじさんが「そのあとにキュンとくる一言を入れてくださいね!」と言うも、いのさんはにこにこっと笑ってかわします。

(・いのさん、あれだけホスピタリティの人で、楽しませるためならどんなリクエストもやってみせます! という感じなのに、ほんっとうにキュンとさせる系だけはとことんできないの、そういうところがいつもおもしろいなあと思ってしまいます。「こっち向けよ」のセリフをくれた発案者さんを、「いい感じにキュンキュンになりすぎない! 素晴らしい!」と、本当に救われたという感じで褒めていました。)

・お客さん同士はちょこっと間を開けて立つ。自信をなくしそうだからと、いのさんはステージから降りてすぐぐらいの位置からスタートします。呼びかけはオフマイク。

・スタート! の合図があってから、呼びかけるまでに少し間があるのだけど、呼びかける相手に意識を集めてるんだろうなあ、集中してるんだろうなあって、そういう瞬間が見られるの、すごく貴重なものを見せてもらっている……という気持ちになりました。

・何度か呼びかけるも、しばらく誰も反応しなかったり、隣の方が振り返ったり。最後はなんとか、狙いの方が振り向いてくれました!

・いのさん「これは成功ってことでいいんですかね?笑 自信なくす……」

・2つ目のセリフ。お客さんに募るんだけどどういう言葉がいいのか決めるのが難しく、ふじさんが「愛の告白でもいいんですよ! なんでもいいって言ってるからドーンとお願いしていいんですよ!!」と言ったら
いのさん「じゃあみんな寝てて(手を顔の横に添える仕草)。寝ててよ。起こすから」
朝起こしてもらうの、キュンとくる系じゃない……!? と思っていたら、
いのさん「隣の家から起こすから!」
ふじさん「なるほど、そういう距離感ですもんね!」
……隣に住んでいる幼馴染が起こしてくれるみたいなやつかな!!!!笑

・位置は、1回目よりちょっと後ろからスタート!
いのさん「朝だよ、起きてー」
しばらくこの調子で呼びかけますが、なかなか起きないので、手を変え品を変えの言葉を投げかけます。
「会社遅刻するよ!」「今月何回目?」「あなたフレックスじゃないでしょ」「タイムカード切らなきゃ」
「スクランブルエッグ作ったから」「冷めちゃうよー」

・途中、目標の方のお隣と二つお隣の方が手を挙げたので、
いのさん「隣の家のひとと、2ブロック先のひとまで起きちゃった……」

・結局、目標の方になかなか届かなかったので
ふじさん「じゃあ、こうしましょう。趣旨は変わりますが、みなさん(5名の方)、こちらを向いてください。それで、いのさんは呼びかけてください」
5名の方、正面を向く。
いのさん「起きてください、あなたですよ(めっちゃ顔見て手を差し出す)」

・そんな感じでおーいゲーム終了! 見ている側としては、めちゃくちゃおもしろかったな~~!! これはやってみたい!
いのさん「これは受け手の問題もあるんでね……(手で顔を覆う)」

【2部】

◆呼び込み&オープニング
・いのさんの影アナのあと、ふじさん登場。
2部の呼び込みについてです。
ふじさん「いのさんがね、1部と2部の間でちょっとバタバタしてたので、僕が考えてきました! 去年のイノリマスに来た方は察しがつくと思うんですが、歌っていただきます。みなさん知ってる曲ですよ、『赤鼻のトナカイ』です!」

・ふじさん考案の呼び込みが、こちら!
上手ブロ「おもしろい話を~~すると言ったのに~~♪」
下手ブロ「前のイベントでは~~言わなかったよ~~♪」
センブロ「でもその年の~~イノリマスの日~~♪」
全員「サンタのいのさんは~~言いました~~♪」
ふじさん、天才です。
(「おもしろい話」については、2019イノセンスにて)

・呼び込みのあと、気まずそうな声で
影アナいのさん「えー……以前、マクドナルドでナゲットを買ったときに、バーベキューソースととマスタードソース、どちらがいいかと聞かれ、急いでいたので『マーメイド』と答えました」
いのさんも天才でした!!!!

・いのさん登場! すいません……みたいな感じで登場してきて、やっぱり空席は目に留めてしまう。そして舞台上に上がってこようとしたのだけれど、なぜか段差でつまずく。笑
なんとか上がってくるも、なんか1部よりも更にめちゃくちゃテンションが高い……ように感じました!!!!

・いのさん「えー、さっきの話は、ガチなやつです。急いでて、東京駅のマックで『マーメイド』って言いました」

・いのさん、なぜか急にズボンを気にしだす。
ふじさん「どうしました?」
いのさん「いや、チャックが気になっちゃって」
ふじさん「やめてくださいよ、壇上に上がってきてチャックが開いてたなんて!笑」

・ついでに、腰のあたりからなにかがぽろっと落ちる。
ふじさん「何か落としましたよ」
いのさん、拾い上げたそれで顔を拭くような仕草をする。物販のタオル!!
ぽろりと落としてみせるのも、まるで狙ったようなタイミング……笑

・いのさん「これかわいいですね~~! なんだろ!? あーらーし、って書いてありま……」
ふじさん「違いますから!!!!」

・いのさん「なんで俺がこれ持ってきたかわかる?(にこにこ) あと30枚ぐらい残ってるからだよ!!!! マネージャーが自分で一枚買ったからね!?!? 広告宣伝費になるから!!!!」
宣伝費の心配をしてくれる、できる俳優いのさん。

・チケットケースとか、こないだのイノセンスでラフに問いかけられてたグッズ希望が叶えられていて嬉しいのだけど、なぜこのタイミングでマフラータオルを出したんですか!? 振り回すタイミングがありそうな気がしないし真冬ですね!?!?笑
(マフラータオルだいすき人間なので買いました)

・喋ってる途中、「邪魔だなコイツ」って首にかけてたタオルを脇に置いてきちゃういのさん。

◆今年一年を年表で振り返ってみようのコーナー
・1部に引き続き!

・ヒロステの話。「前になおきがしたかな?」と、中国のホテルでの話をしてくれました。キングサイズのベッドが並んでいて、飛び込まないわけには行かない! と突っ込んだけれど、ベッドが思いのほかかたかった話!笑
朝がめちゃくちゃ弱いので、いつもなおきさんが「ひろきくん~~起きて~~」って起こしてくれていたそうです。
いのさん「ただ、最終日だけは俺の方が早く起きたんですよね。それで、めっちゃなおきを叩き起してました。『起きないと帰れねえぞ!!』って」

・やはりスマブラの話が出て、
いのさん「2019年上半期、最もおもしろいゲームだと思います」
ふじさん「だからね、これゲームの年表じゃないんですよ」

・ペダステの話。
いのさん「いや、隣で並んでるゆったー(飯山裕太くん)がめちゃくちゃ回すんですよね……これ言ってもいいのかな? 外れろ俺のリミッター、ってセリフがあるんですけど、その時は、正直7割(の力)でした。3割温存です、その後、激回しするシーンがあるので……笑
そういえば、ヒロアカでも走って、血界でも走ったなあ……めちゃくちゃ前向きながら喋るやつだなあコイツ、って思いながら走ってましたけど……笑」

・ヒロアカとペダステの間の話。めちゃくちゃタイトなスケジュールだった話。
いのさん「みなさん、この間、どれくらいの期間だったと思います? ……8日です。でももっと大変だったのが、はじめてペダルに参加した時で。その時、おおきく振りかぶってと、ドラマを一本撮ってたのかな? ……5日です。5日で内容入れました。はじめて、袖に自分の台本を置きました」

・ゆりばらについて。
いのさん「百合と薔薇は……すさまじかったですね。なだぎさんと、定本颯馬くんと、高橋広樹さんとご一緒したんですけど。なだぎさんとね、はじめましてだったんですけど、すっごく仲良くなっちゃって。朗読劇って、だいたい稽古が一日なんですけど、百合と薔薇も、一日と当日のゲネ、って感じで。なだぎさんがすごくいじってくれるし、俺も乗っかるし。ゲネでめちゃくちゃ仲良くなったんですよ! ごはんに行こうってなって、連絡先を交換したけれど、行きませんでした」
ふじさん「まあ、また今後そういう機会があるかもしれないので!!」

・フォロ終わについて。
いのさん「たまに仕事の都合とかがついて、リアルタイムで見られる時があって。コメントをね、見たんですよ」
ふじさん「おっ、みなさん見られてますよ!」
「ミズキくんカッコいい!」みたいなコメントを見ているのかと思いきや、
いのさん「こう、バアーッとコメントが流れるんだけど、『キモい』とか。……『誰コイツ?』とか、『早くいなくなれ』とか。役者冥利につきるんですけど、こう、喜んでいいのか、嬉しいのか悲しいのか……」
ちゃんと怖い嫌な役が、ファンであっても「嫌だ」って感じるの、すごいと思うので自信をもってほしいです!!!!

・いのさん「あと、岡田健史くんがインスタのストーリーで言ってたんですけど、人生初の壁ドンだったそうで。俺がいただいてしまったんだな……と」
ふじさん「いのさんはされてみて、どうでした?」
いのさん「えっ、かっこいい……って」
ふじさん「かっこよかったんですね!? 同性でもキュンとするものなんですね……みなさん、そのシーンはいのさんが『かっこいい……』って思ってるんだなって思いながら見てください」

・上デパの話。
いのさん「日向野くんと、わごちゃん、和合真一くんと仲良くなりまして。日向野くんがね、サウナーなんですよ。(サウナーという単語に首をかしげる会場に)……サウナーって、いうんですよ! 橋本祥平とかもサウナーですけど。
サウナと水風呂を繰り返してると、『整う』んですよね! ぴきーって、自律神経が整う! でも、ある時サウナに行ったら、葉山昴がいて。葉山昴と会って、自律神経が乱れました」

・血界戦線でやっていたゲームの話。「とある事情」でスマブラをやめたので、マリオカートをやっていたそうな。気がついたら日が昇っていた、ということもあったらしく。
いのさん「でもね、レースやらないんですよ」
ふじさん「えっ、マリオカートでレースやらずに何やるんですか!?」
いのさん「ドッカンボム兵っていうゲームがあって……これがしぬほどおもしろい!!!! 川上将大くんとよくやってました。2019下半期最もおもしろいゲームだと思いますね」
ふじさん「だから、ゲームの年表じゃないのに……」

◆Q&Aのコーナー
・『いのさんのファンに名称をつけてください!』

・いのさん「みんななんかないの? 今使ってるやつ。 猪野についてだけのグループラインとかないの?」
(いのさん、たまにゾッとするぐらいリアルなこと言うから、ビックリしてしまう……笑)

・会場から、「いのとも」という声があがると
いのさん「タカトモみたいな。永田崇人からパクったみたいになるじゃん!」
また、「猪野の民」という声があがると
いのさん「いののたみ? ああ、民衆の民ね! 猪野の民、猪野のたび……てことはあれでしょ、イベントで俺が登場してきたらみんなが『ははーっ』ってやるんでしょ?」
いのさんに考えてきてもらうのを宿題にして、いつか発表してもらおう! ということになりました。

・『よく上手に関西弁を話されていますが、関西弁は得意なんですか? 返答は関西弁でお願いします!』

・いのさん「0歳から2歳まで兵庫におってー」
ふじさん「それ、ほぼ喋ってないじゃないですか……笑」

・ちょっとエセ関西弁っぽい、という話になり、座組ではじめましてのひとに挨拶するときの話に。
あえて関西弁で話しかけて、相手が大阪ですと答えると、いのさんは「滋賀です」と答えたりするそうな……笑 本場には勝てない。

・いのさん「ちなみに僕、愛媛にいたこともあるんですよ。兵庫にいて、こっち来て、愛媛行って、こっちに来て。……なので実質、愛媛の人間なんですよ」
ふじさん「じゃあ、愛媛の言葉しゃべれるんですか?」
いのさん「……いや、忘れました笑 ハイタッチ会の時に、関西弁のひとには関西弁で返しますので!」

・どこかのご質問で、内容の前に「私達は今回も、『白馬の王子様』と言っていることでしょう」というメッセージが添えられていたのだけど、
いのさん「(間髪入れず)はい残念でしたーーーー!! 一回やったことはもうやらないんです!!!!」

・『最近、いのさんにセクシーさを感じるようになったけれど、どうしたらセクシーさを出すことができますか?』

・いのさん、質問が読み上げられた途端に、顔をくしゃくしゃにして苦笑いする。
いのさん「えっ、セクシー……??(質問者さんが会場にいたので)えっどこがセクシーだと思った??」
ふじさん「それ聞きたいだけでしょ!」
目線とか姿勢、ということだったので、
いのさん「へーえなるほど……(急にキメ顔してなぞの立ち方しだす)」
ふじさん「えっ急に……? 何その立ち方……」
いのさん「コツは、真正面から人の目を見ないことですね!」
ふじさん「はい、この方法を実践してクレームが来てもご対応できませんので、ご了承願います」

・『いのさんの中で、これは自分がカッコよかったな! という、2019ベストオブ猪野広樹を教えてください』

・いのさん「まじめなやつ言ってもいいですか? あるお店に行った時に、外国人の方がいらっしゃって。英語圏じゃなかったんですよ、アジア圏のご夫婦で。注文に困っていそうだったから、話しかけたんですよ。カタコトの英語で。すごい人見知りなのに。そしたら相手の方もかろうじて英語がわかって、通じて! これが食べたいというのを聞いて、店員さんに、これが食べたいそうなんですけど、って注文して。そのまま、すっごく仲良くなっちゃって。朝まで……夜中の12時は過ぎてました、けっこう長いことお話しして。カタコトの英語で。連絡先も交換したんですよ、『自分の国に来ることがあったら頼ってくれ』って」
ふじさん「へえ、それはすごいですね! なんで話しかけたんですか?」
いのさん「自分も困ってたことがあるから。留学してた時に。あと、自分の英語力を試したかったっていうのもあります」
ふじさん「それで、連絡先まで」
いのさん「でもけっこうそういうことってあって。ボストンに行ってた時も、UAEのひとと仲良くなって、『俺の国に来ることがあったら』って。全身ルイヴィトンのやつに言われました。その時、そいつ19歳だったんですけど」

・『最近、現場で年上になることが増えてきたと言っていましたが、後輩指導で気をつけていることはありますか?』

・いのさん「あんまり意識してやってることはないんですけど……ガキなので、混ざりに行きますね。『何やってんのー?』って」
ふじさん「同じ目線でってことですね。でも、緊張されてる方もいるんじゃないですか?」
いのさん「そうですね。昔とある方が、芝居では萎縮するのが一番よくない、っておっしゃってたので、萎縮させない、っていうのは意識してますかね」

・『日常生活でも、役に引きずられたりすることはありますか?』

・いのさん「役者にも色んなタイプがいて。こうなる(一直線に没頭する、みたいな仕草)やつもいるし、俯瞰で見るやつもいるし。昔は、こう(没頭型)がかっこいいと思ってました。けど、それでガタが来たんですよね。今は一歩引いてみてて、あんまり引きずるってことはないかと思います。……でも、つい最近まで、『度し難いクズ』の役をやってたんですけど、今は正統派の主人公をやっていて、一回『うるさい』って言われました。笑 ああ、俺引きずってたんだなあって!」

◆シアターゲーム
・2部はちょっと難しいという、「縦社会ゲーム」。

・1番から5番のカードを引いて、他人には見せないよう、自分だけで覚えておく。そうして5人で会話をして、誰が何番か(1番が弱くて、5番が強い)を当てるゲーム。縦社会、ということで、たとえば5番の人は偉そうな態度をとるとか、1番のひとはぺこぺこするとか、そういったコミュニケーションをとっていくゲームだそうです。やると、すごく仲良くなれるんだそうな!
今回は、4人お客さんの中から選出して、いのさんが加わって5人、客席が番号を当てる、という形でやります!
本来は自分達で話していくらしいのだけど、今回はふじさんが、助けになりそうな問いをなげかけてくれます。
いのさん「稽古場でやるときは10人ぐらいでやるんだけど、3番から7番がしぬほど難しい」

・「メリークリスマスって言ってください」「お寿司屋さんに行って、その番号の順番で食べるものを答えてください(5番なら5番目に食べる)」「好きな食べ物を言ってください」「干支で例えると」など、色んな方法でアプローチをします。難しい……笑

・結果、客席で見事1番から5番まで、当てることに成功!
いのさんは1番(一番立場が低い)だったのだけど、もう始まった瞬間からぺこぺこし出して、とってもわかりやすくしてくれていました……笑

・いのさん、「これってすごいことなんだよ!?」ってめちゃくちゃテンションが上がってました。難しいけど、確かに仲良くなれそうのはわかる。

◆その他雑感など
・シアターゲームについて。
いのさん「いい職業体験ができたんじゃないでしょうか!?」
ほかにも、思念だけでじゃんけんを当てるゲーム、というのもあるそうで。
一切喋らず、身振りもなく、アイコンタクトだけで、同じものを出すことができれば成功だそうです。
いのさん「これがね、意外と揃うんですよ」
ふじさん「でも、しゃべれないんですよね。どうやって合わせるんですか?」
いのさん「(無言で胸のあたりを叩く)(ドヤ顔です)」

・シアターゲームの話、お芝居の話をしている時のいのさん、すごく楽しそうで生き生きとしていて、本当にお芝居が好きなんだなあ、と。そういう姿を見せてもらえたこと、自分たちがやっていることを知ってほしいと思ってくれたこと、そしてまたそれを「会社や学校でやってみてほしい」と言ってくれること、本当に素敵なひとだなあと思います。

・ヒロアカ新作について。
いのさん「前作は、田村心ちゃんがすごく引っ張ってくれて、小林亮太ときたむーも。今度は自分も大事なところを任せてもらえると思うので、精一杯、頑張りたいと思います」

・ディスグーニーシリーズに出られて嬉しい、と言っていました。西田さんのストプレ……!

・ペルソナについて。
原作のゲームをプレイしているのだけど、彼女が作れるんですよ! とめちゃくちゃ嬉しそうに話してくれる。
いのさん「僕の主人公にも、はれてお付き合いする子ができたんですけど! ……そこでふと思ってしまったんですよね。二股やってみたらどうなるんだろう、と」
結果、二股作戦(?)は成功したようで、「会議の場面になると、僕の主人公の隣にね、二人がいるんですよ……!」とこれも楽しそうに話していました。本当に嬉しそうでかわいかったです……笑
「2019年で最もおもしろいゲーム」、というような言い方をして、どうやら前半、年表のところの「ゲームの話じゃないから!」という流れでつっこんでほしかったようだけど、若干ふじさんには伝わらず、苦笑いしてたのもまたかわいいかったです……

・ゲストなしで行ったイベントについて。
いのさん「意外といけるじゃん! って思いました! でも、ふじさんがいなかったらムリですけど」
本気でムリそうな、引きつった笑顔だったので、ふじさんは今後もいてあげてください!笑
ゲストなしのイベント、ずっとお二人で回してくれてて大変だったと思うけれど、めちゃくちゃ楽しいイベントだったので、ご本人たちも楽しんでくれてたらいいな~~!!

・ビンゴ大会、商店街のビンゴ大会か!?笑 という感じで、本当に舞台上でカラカラいのさんが回してくれる形でした。
景品が、サイン入りのツリーオーナメントだったのだけれど、
いのさん「えーとこれ、なんだっけ……さっき教えてもらったばっかりなのに忘れたー!」
ふじさん「オーナメントです!」
いのさん「ト! トです!」
ふじさん「ト、だけ言っても……笑」
賢いのに、たまになぞなところでぽんこつをみせる。

・来年の抱負について。
いのさん「もう28なので、どっしりしたいと思います!」
来年のイノリマスで、答え合わせをしようという話になりました。

・やっぱり出てくる、たけしなおきさんのお名前。笑

・カレンダー2020が発売決定! とのことで。はじめて、カレンダー撮影でロケに行ってきたそうな。
いのさん「お金をかけてもらえるようになりました!!」

・いのさん「これ言ってもいいのかな? いい? あのね、石川でロケをしてきたんですよ。石川、すごーくいいところで。老後はここに住もうと思います。日本で唯一、被災をしていない土地だそうで。昔ながらの街並みがそのまま残っていて、動物がいっぱいいて……まあ、動物は動物がいっぱいいるところに行ったんですけど……笑」
かわいい~~ってやってる写真が入ってるよ! とのことでそちらも楽しみなんですが、「日本で唯一被災をしていない土地」ということに着目していることにまた「賢い……」と頭を抱えそうになっていました。

 またしても、クリスマス感があるかと問われると、開演前後のクリスマスっぽいBGMが一番それっぽかったかな……という感じだったのですけれど、いのさんが考えてくれて、役者さんが実際にやっているものを一緒にやろうとしてくれて、すごく新鮮で、そしてやっぱり終始笑ってしまう、とっても楽しいイベントでした!!

 続きに、エンディングで語ってくれていたことを。1・2部のくくりなくまとめています。なんだかあまりにも、思考の重みがある、という意味で重たい言葉たちばかりで、色んなことが頭を巡っていくような感じだったので、分けてみました。
 その下に、わたし個人の感想や勝手に考えたことが連なっていますので、レポをお読みになりたい方は次の引用まででどうぞ!


【エンディングで話していたこと】

・「今からいいこと言いますよ。……仕事って、その道のプロがいて。たとえば、美容師はヘアカットのプロ。
 じゃあ役者はなんだろうなって考えた時に、人のプロなんじゃないかなって、思ったんですよ」

・「自分が出ることで世の中のマイナスになるなら、出なければいい。そうしたら『変わらない』から。
 だから、出るからにはプラスにしたいなあって思います」

・「最近、2.5というものが浸透してきて。
 ……いつの時代にも、いるじゃないですか。古きを重んじて、新しいものを排除する、みたいな。だから昔は、色々言われたこともありました。役者も大変で、スタッフさんも大変で。でも一番大変だったのは、演出家だったんじゃないかなって思うんですよ。演出家は、2.5が出てくる前から演出家で、その前は役者で。
 でも、みんながめげずにいたから、そしてファンの方がいてくださったから、ここまで来られたんだと思います。
 そんな中、たくさんの俳優がいる中で、自分を選んで応援してくださって、こうしてここに来てくれることが、本当にありがたいなあと思います。人生って、巡り合わせだと思うので。ここ出会った人たちも、仲良くなってくれたら嬉しいです」

・「今年は、いい作品と、いい役者に巡り合えたなあって思います。
 あんステ、ヒロアカ、ペダル、朗読劇をやって、映像にも出て、デパート、血界戦線、そしてペルソナ。
 誇りに思う、充実した一年だったかなと思います」



【すごいひとに出会った、という話】

 エンディングあたり、特に2部は、気持ちがわっとなってしまって、あまり詳細な言葉を覚えていません。
 今年関わった全部の作品のタイトルをあげて、「誇りに思う、充実した一年だったと思う」といのさんが言った時、涙が滲んできました。

 感動するものとかを見て、ぶわっと涙が出てきてしまう感じじゃなく、「あ、これ泣くやつだ」、みたいな。苦しい時に、そうと意識して、抗えなくなってしまうような。
 でもそれは、決して悲しいわけではなくって、「今、心が動いているんだな」と思うようなものでした。心が動いたから、涙が出る。人間の単純で複雑なシステムが、生き物のルールに則って、そこで動いただけでした。

 1部のエンディングでは、いのさんが舞台上にいったん座って、また立ったかと思ったら、また座って今度は正座をして、「人のプロ」の話、プラスの話、2.5の話、巡り合わせの話をしてくれました。
 なんだか、それだけ長く、文字通り腰を据えて、いのさんが自分の考えていることを話そうとしてくれるのが、珍しいような気がしました。
 たぶん立って話すと落ち着かないんだろうなあ、それぐらい、一言一言をゆっくりでも伝えようとしてくれているんだなあと、スーツ姿で、かたい舞台の上に座ってくれている姿を見ていました。
 この一年、感じることが多かったんだろうなあ。

 2.5の話を聞いた時、そんなことがあったのだと思いました。もちろん、2.5という文化に色んな目が向いていることは知っているし、自分自身、飛び込むまでは一歩距離のあるものでもありました。けれど実際、役者さんの口から語られるのは、すごく重みのあることで。
 わたしは、いのさんのとてもとても長いファンというわけではないけれど、自分が知っていた時代も、ひょっとしたら、まだ色んなことを言われていた時期かもしれないんだなあと思いました。
 それでも、そこに立ち続けることを選んでくれたこと、自分に自分たちに何ができるかをずっと考え続けてくれたこと、そして舞台上ではいつも笑顔で全力で(役によっては怖い表情で)、その姿を見せてくれていたこと、たくさんの心を動かすパワーをくれていたこと、そのすごさを、「すごい」だけで片付けてしまわないようにしたいなあと、思いました。

 真剣な話をしている時、それでも笑わせよう楽しませようと、最後はだいたい茶化してみんなを笑顔にしようとします。
 舞台上で話してくれる時も、シャバダバさんの方を向いて、しっかりと一人の目を見て話すのが落ち着くのだろうなあと、シャイなお人なのがよくわかります。
 今年一年の振り返りは、共演者さんとの話ばかりでした。自分の話や、演じた中身の話より圧倒的に、どんなおもしろいひとやすごいひとがいるのかのお話でした。
 人見知りだけれど人懐っこくって、人が好きなんだろうなあと。だから「人のプロ」という発想が出てくるし、人が人にプラスを与えるという意識とか、巡り合わせという言葉が頭の中にあるひとなのかなあと。

 いのさんを見ていると、すぐに「頭がいい!!」と唸ってしまうのですが、その賢さにどれだけ色んなものがつまっているのか、想像して語るのは容易だけれど、きっとそれも、そんな安易なものではないと思います。


「誇りに思う、充実した一年だったと思う」

 なぜ、どこまでも冷たく言ってしまえば他人の、「自分ではない」人の一年が中身のつまったものであったことで、涙が出てくるのか、と考えました。
 なぜ、なにかに惹きつけられてしまうのか。

 そこで、全力で生きているひとがすきなんだなあ、と気づきました。
 自分の力で、自分の人生を充実させようとしているひと。漫然と待つのではなくて、それは実際にアクティブになるということではなくても、自分から、人生を楽しもういいものにしよう、人間の中身を充実させようと、常に前を上を向き、考えたり動いたりするひと。
 そしてたとえば、人のためになることが自分の喜びになるなら、そこに全力を尽くそうとしてくれるひとというのも、いるのだと思います。

 まだ贅沢を言ってもいいのなら、人が大好きで、人を大切にできるひと。



 例によって、自分の考えることは所詮自分の域を出ていかなくて、全て勝手な想像だし、「自分の」受けたものの話気づいたものの話ですが、それだけでもまた、気づくこと発見することがたくさんあって、人生ってすごいなあと、たった一人の「他人」を追いかけているというだけで、どんなことにも広がっていくなあと、また壮大に考えていました。
 きっと後で、「壮大すぎたなあ」と、埋まるための穴を掘り始めてしまうやつです……笑

 いのさんを応援していて、それ自体が楽しいということだけでなく、たくさんの楽しいこと嬉しいひとに出会う機会が増えて、そして人生の面で気づくこともたくさんあって、すごいなあ、なぜこのひとなんだろうなあと、涙が出てきた理由がわかってもまだ、不思議に思います。
 けれど、人生は巡り合わせ。出会いたいと思わなければ出会えないし、巡ってきてほしいと強く思えば、突然星が降ってくるのではなく、自然と、自分の思考や行動もそこに伴っていくかなあと思います。だったらまず、「一生懸命でいる」「巡り合わせを大事にする」「人を大切にする」という心を、できるだけ忘れないようにしたいなあと思いました。
「心を動かす」、ということにたくさん向き合った一年になったのですが、その最後に、まさかイベントで、また深く考えてしまうとは思っていませんでした!!!! 人生ってすごい!(すぐ人生の話になる)

 いつか考えは変わるかもしれないけれど、それでも今は、今得たものを大事にしたいと思います。
 そしていのさん、またすごいものをくれる、そしてたくさん笑顔になれるイベントを、ありがとうございました!!
 まだ大舞台、ペルソナが待っているけれど、まずこの一年についての、大きな感謝を綴っておきたいと思います……!
 そしてもしここまで読みすすめてくださった方がいたら、ありがとうございます……笑 一緒に人生を楽しんでいきましょう!!笑
 Merry Inoristmas!

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