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「誹謗中傷されてる時、どうしたらいいですかね」SNS読者様からいただいたご質問です。

確かに昨今は誹謗中傷ってだいぶ増えましたよね。ネット、SNS上でもそうだし、LINEとかでも。日常生活において「バカ」「アホ」「こんなことも分からないのか」などと罵倒されることも含まれます。

注意や意見にあなたへの侮辱や人格否定を盛り込んでくる行為は、いわば一発退場のファールです。

ファールに対してあなたが反省、検討し、要求を飲んだり改善したりする必要はありません。それこそ"いらぬ罪悪感"を背負ってしまうことになります。

それは言ったその人の問題であり、あなたの問題ではありません。

そろそろ「人格否定(悪口)」と「意見を言うこと」の違いを日本全体で学んだほうが良いような気がします。国際的に見てもかなり遅れていると感じます。

「純粋な意見から批判したり議論すること」と、「人格否定と個人攻撃をごちゃ混ぜにして批判をすること」。これらを分けられていない人がとても多いです。全く別なんだって声を大にして言いたいし、ぜひ教育に盛り込んでくれたら良いなぁと思います。

そうま自身は誹謗中傷に遭った時、どうしているのか

僕もボロクソに言われたことがありました。お弟子さんのセラピストさんからもご相談を受けたことがあります。

皆さんを勇気づけようと思って書いたツイートの内容を、Twitterで批判されたとか。やはりSNS上でそういうトラブルや心の傷になることは少なくありません。

基本的には、攻撃されたことによって自分の行動や言動を変えることはしません。

先述の通り、攻撃や人格否定の意図ではなく「純粋に意見を述べられた」時は精査した上で取り入れることもあります。

詳しいことは後述しますが、非難や嫌味などの形で攻撃してくる背景にはその人自身の状況があり、結局は相手の問題だからです。

中傷してくる人というのは、言われる側の人間が諦めたり行動を変えたりすることを望んでいます。だから、言われた通りに首を引っ込めるのって相手にとっては「してやったり」なこと。

人からの批判や中傷で、立ち上がれなくなる人は少なくありません。でもそのことがきっかけで、自分の大切な思いまで降参する必要はないのです。

「なぜ他人を叩きたくなるのか」 誹謗中傷の書き込みをする人の心理


過去に僕自身がTwitterを通じて言われた批判をもとに紐解いてみます。

「それでツボでも売ろうってのか?」

そうですね。壺は売らないですが、対面セラピーセッション時のボディケアでツボはとんとんしますね。

「心のケアをするのに、金取るの? 守銭奴が!」

そうですね。お仕事としてお金はいただきますね。

それにより僕も継続してお仕事ができますし、学びも深めてさらに力になれるようにしていきたいと考えています。このサイクルを続けていきたいと考えていますから。

憐れむわけではありませんが、こういう批判をぶつけてくる人って、相当苦しいのです。

「壺でも売りつけるのか!?」

自分はこんなに苦しいのに、きれいごとばっかり言いやがって。どうせこいつも自分の気持ちを分かってくれないに違いない。以前に自分をだましたやつと同じ種類のやつに違いない!


「心のケアをするのに、金取るの? 守銭奴が!」

自分はこんなに苦しく、経済的にも困窮している。とても不安だ。だけどこいつはそんな自分からお金を取ろうとしている。気持ちを分かってない、許せない! やっぱり清く正しい奴なんてこの世の中にはいない。あーこの世は世知辛い!

↑ 極端に味付けして表現してみると、これくらいの思いを持って攻撃しているのです。苦しい感情を抑圧し続け、やがて他者にそれを投影している。

彼らの心をケアできるなら、それも推測にすぎないで終わるのかもしれませんが、そういうことは多いです。

人は他者を非難、攻撃したとき、一時的に優越感に浸ることができます。他人を貶める事で、自分が「正義」や「優秀」になれた錯覚を起こすからです。その背景には強い劣等感が見え隠れしています。

でもね、他者を攻撃したことで気分が高揚しても、それってあくまでも一時的な作用なのです。

一時的なので、同じことを繰り返します。中毒的でもあります。それだけ自我が枯渇していることに気が付かないのです。

攻撃をした人は、必ず何かしらの防衛をしなければなりません。だから攻撃をするということは、「何かを守らなくてはならない」と心の奥底では怯えているのです。

例えば、愚かと思われないように振る舞う、馬鹿と思われないように立派に人として振る舞う。こうしたことが防衛です。

そうして、また抑圧を繰り返します。そして人に投影し、攻撃し、防衛する。このサイクルの繰り返しです。

評価やレッテルは、惑わされないようにするのも覆すのも難しい

「他人が言う誰かへの評価や批判に極力な流されない」そう思っていても、たまにあります。旅先で「この店美味しい!」と思ってネットで調べてみたら☆2とか。

気にしないようにしていても、なんだか無意識に足が遠のいていく。人が他者や店を軽々しく評価したり批判したりする。それが手軽にできてしまうのはキツいものです。

一度誰かに貼られたレッテルを剥がすのって大変。

だからこそ個人攻撃、人格否定は、それが有名人であろうと金持ちであろうと実力者であろうと「一発退場のファール」なのです。

報道の自由や言論の自由を振りかざして、色んな人が食いつくような情報を面白おかしくばら撒いたり売ったりする。

知りたくもない事を知らないままでいる権利。今の世の中に欲しいものですね。

今、誹謗中傷に遭って苦しんでいるあなたへ

あなたがどうであろうと、批判してくる人はいるでしょう。

でも思い出してください。

いつの時代も、批判する人は取り残され、批判されても進む人は時代を創るのです。駆け抜けていく人をただただ茫然と見送るしかできないからこそ、批判をするのです。

ずっといじめている人って、あなたがどう変わってもあなたをいじめてきますよ。

あなたはあなたの道を大切にしてください。他人の投影に、巻き込まれないでください。超もったいないです。

何か言われたら「ありがとう。その言葉いらないから、あなたにお返しするね。あなたも何か気づけるといいね。」と心でつぶやいてあげてください。

僕らは人を踏み台にして大きくなる必要なんてない。

だから、「割り切りなさい」「有名税だと思って」なんて言わない。その人のことをめっちゃくちゃに憎んでもいい、悲しかったら泣いてもいい。

非難や攻撃を受けた人の中には、過去の苦しみが時を経てまた反応してしまうこともあります。

そのような場合は酷くなるまでひとりで抱え込まず、専門家の手を借りること。カウンセリングやセラピーといったメンタルケアサービスを受けてみるのも良いでしょう。僕も出張対面とオンライン通話で日本全国対応のメンタルセラピーセッションを行なっています。

とにかく、あなたはあなたでいていい。それだけは忘れないでくださいね。

この記事は昨年(2022)Twitter(@sou_motto)で配信された音声ライブ「創間元哉の夜RADIOスペース」より書き起こしたものと、過去のツイート、旧seesaaブログの記事から抜粋したものをまとめて編集したものです

心に傷を負ったあなたへ。身近な人には言いづらい苦しみを吐き出してみませんか?

カウンセリングやメンタルセラピーというと「心療内科に通院している人や精神疾患を患っている人が受けるもの」と思われる方が少なくありません。ですが、本当は深刻化する前に受けるのがベストなのです。

誹謗中傷や虐め、モラハラに起因するものも含め、トラウマはPTSDやフラッシュバックの原因にもなり得ます。

弊社ウィンドミラーでご提供している、心のお悩み相談と心理セラピーが受けられるセッションについての詳細とご案内はこちらをご覧ください。

セラピーセッションについてのお問い合わせ、ご質問はTwitter(@sou_motto)またはInstagram(@soumamotoya)のDMで受け付けています。状態が悪化する前に早めにご相談を。無理な勧誘はしませんので、お気軽に話しかけてくださいね。

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