ジョンヒョン | プルンバムの洋楽コンピレーションアルバム
MBC FM4U 蒼い夜 ジョンヒョンです とは
푸른밤 (蒼い夜) ＝プルンバムという深夜放送のラジオ番組があって、ジョンヒョンは2014年2月から3年間DJを務めました。
この番組はアイドルがDJをやるような音楽番組ではなかったのですが、当時は異例の抜擢だったと思います。
ラジオの仕事がしたいという要望を会社（SM）に出していたジョンヒョン。
彼にとっては念願のお仕事でした。
ジョンヒョンがあの蒼い夜のDJに就任するということで、当時ニュース記事を読んでときめいたことを今でも昨日のことのように思い出します。
放送時間は毎晩深夜24時から26時の2時間です。
日本のラジオ番組と違って365日放送があります。
この時間になるとジョンヒョンのファンがTwitterに集まってきて、放送を聴きながらみんなで笑ったり、ツイートしたり、放送内容をリアルタイムでディクテーションしてくれる韓国のファンの方のツイートを訳して「こんなこと話してたんだ」となったり、わたしも楽しい想い出がたくさんあります。
SHINeeは日本活動を精力的に行うグループですので、日本全国を回りながら多くの公演を行ってきましたが、あまりにも忙しくて休まざるを得ない場合を除いて基本的にジョンヒョンはちょっとした隙間時間にも日本からソウルに戻ってDJだけして（少し先の放送分まで録音もして）、またコンサートのために翌日日本に戻るといったようなスケジュールでした。
大変でしたよね。
本当によくがんばっていたなと思います。
でも、どんなに忙しくてもDJの座を執念で手放さなかったのはジョンヒョンらしいなと思います。
ちなみに『푸른밤 』というワードですが、韓国語の意味としては『青い夜』と訳すのがいいのかもしれないと思いつつ、わたし個人は『蒼い夜』と訳したいです。
あのみんなが寝静まっている深夜の時間帯、番組では『今日と明日の間』という表現になっていましたが、『青い』というよりは『蒼い』時間だと思うのです。
単なる私の個人的なこだわりですけども（たぶんこだわる人はあまりいない）。
MBC FM4U 蒼い夜 ジョンヒョンです プログラム3周年記念アルバム
さて、「蒼い夜 ジョンヒョンです」の放送3周年記念でコンピレーションアルバムが発売されました。
蒼い夜 ジョンヒョンです プログラム3周年記念コンピレーションアルバム
ジョンヒョンとナムPDが一緒に選曲したポップエッセンシャル36曲を2CDに収録。
ジョンヒョンの写真を収録した20ページのブックレットと蒼い夜のポスターも付属。
発売日は2017年3月10日。
ここで出てくるナムPDさんは、MBC（韓国の3大放送局のうちの1つ）のラジオ局で洋楽の音楽番組を担当なさっていた方なのですが、ナムPDさんがプルンバムに来てから洋楽をかけることがすごく増えたんですよね。
そんなナムPDさんとジョンヒョンが選曲したコンピレーションアルバムです。
このアルバムのために全曲デジタルリマスタリングされた曲たちが収録されています。
トラックリスト
収録曲が豪華なのです。
いい洋楽のコンピレーションアルバムだと思うのですが、おそらく今はもう新品で入手することはだいぶ難しいと思います。
なので、せめてどんな選曲だったのか、トラックリストを載せておきますね。
Disc: 1
Billie Holiday - I'm A Fool To Want You
Tony Bennett - Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me)
Silje Nergaard - Based On A Thousand True Stories
Journey - Lights
Kodaline - Brand New Day
Guy Sebastian - Candle
Groove Armada - At The River
Michael Jackson - Love Never Felt So Good
Jamiroquai - Space Cowboy
Zaz - Nous Debout
Erik Hassle - No Words
John Legend - Save Room
Chris Brown - Do not Wake Me Up
Dido - No Freedom
Kasabian - Goodbye Kiss
Jeff Buckley - Last Goodbye
Kenny Loggins - Conviction of the Heart
Oasis - Sitting Here In Silence (On My Own)
Disc: 2
One Direction - A.M
Alicia Keys - Prelude To A Kiss
Celine Dion - A World To Believe In
The Alan Parsons Project - Days Are Numbers (The Traveller)
Billy Joel - Just The Way You Are
Dan Fogelberg - Leader Of The Band
Landon Pigg - Falling In Love At A Coffee Shop
Tom Odell - Real Love
Miguel - Do You ...
Maxwell - Pretty Wings
Omarion - Ice Box
Raphael Saadiq - Radio
B2K - Girlfriend
Sara Bareilles - Opening Up
Sia - Chandelier
Whitney Houston - I Did not Know My Own Strength
Patti Austin - Say You Love Me
Miles Davis - Time After Time
DJ ジョンヒョンからのメッセージ
アルバムにはジョンヒョンやレギュラー陣からのコメントがありました。
ここではジョンヒョンのメッセージの一部をお届けします。
拙訳です。
あっという間に過ぎ去ってしまったプルンバムでの3年は、僕の人生においてとてつもない空間を作り出した。
この場所は僕にとって所属感と同質感を感じさせてくれたし、僕たちは一緒にいるんだと信じさせてくれた。
いや、僕たちはここでいつも一緒だった。
地球の反対側でもこの空間を共有することができたし、12時ではない他の時間帯でも僕たちは一緒にいられた。
物理的なものは僕たちの空間には何も関係がなかった。
これからもそうであってほしい。
僕とあなたの空間、僕たちの空間であるプルンバムが、誰でも気楽に休める場所として残っていますように。
共にした記憶が想い出となって、あなたを抱きしめてくれますように。
僕たちの空間を作る場所で共にしてくれた全ての方に…
ありがとうございます。
'DJ ジョンヒョンの文中にて…'
このメッセージ、読んでいて「あれ、どこかで読んだことがある気がする」と思う方もいらっしゃると思います。
2018年1月にリリースされた POET | ARTIST というアルバムのジャケットの下部に英文があると思いますが、あの英文はこのメッセージを英訳したものです。
POET | ARTIST というアルバムは、ジョンヒョンが旅立っていった後に発売されたアルバムですが、ジャケットに載せるメッセージは彼が決めたのか、それとも彼がいなくなった後にSMが決めたのか、今となってはわかりません。
でも、紛うかたなき事実としてはこのプログラム3周年記念アルバムに掲載されていたメッセージです。
ジョンヒョンがいかに蒼い夜という空間を大事にしていたか伝わってくるメッセージですね。
CDがお手元にない方は、トラックリストを参照しながらサブスクリプションサービスなどで聴いてみると楽しいかもしれません。
それでは、またお目にかかります。