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【音楽で生計を立てるためには】その仕事引き受けて本当にいいの?【時間は取り戻せないので参考にしてほしい】

【伴奏って、本当にそれがやりたくてやっていますか?】

最近の仕事で関わる若い音楽家の皆さんは
皆さん非常に優秀でお人柄もよく、
音楽を一緒に奏る上で反応もよく
仕事場の空気が爽やか。

私自身が長い間合唱の伴奏や声楽の伴奏、
地元のオペラやミュージカルの音楽指導を
仕事としてきた時期が長く、
過去の反省として思うことや
こうしたらいいよと思うことを
なるべく声に出して伝えるようにしている。
でも、押し付けがましくなく
伝えるように心がけています。

私は伴奏が非常に好きでずっとやってきた。
これからも機会があれば引き受けたいとは思っている。
しかし、それを演奏活動のメインとしている場合は
少し工夫してみた方がいいと経験から思う。

例えばある演奏の機会がある。伴奏を頼まれる。
伴奏は様々なシーンで必要になるし、演奏の機会の規模も色々。

そして本番の日までその曲を勉強する。
演奏を控えていると本番まで
なんとなく囚われているような感覚になる。
いつも宿題とテストがある?ような感じかしら。
それがいくつか重なると結構きつい。
だからスケジュールの配分などを上手く行う必要がある。

そしてそれに向かって努力する
(練習する)時間はとても速く過ぎ去ってしまう。
あっという間に3ヶ月、半年と時が過ぎ、
あっという間に10年過ぎる。
過ぎてみるとあっという間なんですよ。

今、それなりの年齢になり振り返ると
そういう感じがしている。
あっという間の30年。
いろんなチャンスがあって
一緒に音楽を紡ぎ出してとても
濃い経験なのだけれど
「自分のために音楽したかしら?」と思う。
そして「全部が無駄」とは言わないけれど
やらなくてもよかった仕事も多かったことに気が付く。

そういう仕事がいくつも重なって
いつもとても忙しいんだけれど、
果たしてそれはよかったのか?

特に金銭的な面を考えると
ひょっとしたらやらなくてもよかった?
と思うことも少なからずあった。
「依頼されたものに時間をかけたのは
自分にとってよかっただろうか?
かけた時間や努力に対する
お金は入ってきてないだろう」という感じ。

「お金が全てではない」と言いますが
生きていくためには食べないといけない。
水道代も電気代も
今ならスマホやネットのお金も必要。
お金は必要なのです。一番大事なこと。

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