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16. 奥野宣之『情報は1冊のノートにまとめなさい』
本書で紹介されているのは、書名のとおり、「情報を1冊のノートにまとめる」に尽きる。次の1行にエッセンスが詰まっている。
常に一冊のノートを手元に置き、あらゆる情報を分類せず、前から順に入れる。ごちゃまぜのノートになっても「手がかり」さえ押さえておけば、あとで取り出せる。
好きなノートとペンと365日、ずっと一緒に過ごし、あらゆる情報や思いつきを、分類をせず、時系列に書いていく。
きちんと整理しないからストレスフリーであると同時に、情報がごちゃごちゃに入っているのが逆に新しいアイデアを生むという一石二鳥の知的生産のしくみだ。
ノートのサイズは問わない。もちろん、ブランドも。美術館で買ったきれいなノートでもよければ、コンビニで買った汎用品でもいい。気分しだいでノートを定期的に変えられる。ノートを1冊使いきったときの達成感と、気軽に心機一転できるというおまけつきでもある。
仕事の書類や旅行の写真、気になった雑誌など、ノートにどんどん貼っていく。結果、最初は薄かったノートが分厚いノートになる。そこに日常がすべて詰まっている。
最近はもっぱらシステム手帳を使っているが、どうも活用できていない感がある。ノート術を見直さなければ。
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