63. 千葉涼太『トランクルーム、コンテナ、バイク倉庫で儲ける方法』後編
実質利回り20%を誇る物置投資。
その真価を確かめるべく、後半へと進んでいく。
後半は、野外型の貸しコンテナと屋内型のトランクルームの違いや、運営会社を通すかどうかなどなど。
あとは、いかに融資を獲得してレバレッジをかけるかといったテーマが中心となる。まずは日本政策金融公庫から借りながら、徐々に規模を拡大し、実績を積んだあと、やがては事業として民間金融から融資を獲得する。
結局、20%もの実質利回りを得られるらしい物置投資が、なぜ表舞台にあらわれないのか。その素朴な疑問への答えは見つからなかった。著者は頭と手と足をフル稼働したからこそ、20%という夢の数字にたどりついている。普通の個人投資家がその境地にたどりつけるのか、再現性は不確かだ。
一方で気になるのは、文中でしばしば見かける、こうした物置投資の多くが数十万円や数百万円といった個人投資家を相手にしていないからハードルが高いといった文言。逆に、数千万円の資金があれば、利回り20%の世界に入っていけるのだろうか。
とりあえず、トランクルームで稼いでいる知人にコンタクトしてみるか。
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