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8. 永田豊志『頭がよくなる「図解思考」の技術』

 『たった15分で話がまとまる 図解思考の会議』からの流れで、同じく図解思考を深堀りしてみる。
 次に読んだのは、「図解思考」の専門家、永田豊志氏の『頭がよくなる「図解思考」の技術』だ。

 『図解思考の会議』は少人数、短時間、立ちながら、の3S会議がテーマであったのに対し、本書は「図解通訳」が軸になっている。

 逐次記録していくメモや箇条書きとは異なり、図解していく図解通訳は、右脳と左脳を両方フル回転させていく。耳から入ってきた音声の情報を左脳で処理する。そして、右脳で構造化し、イメージを描く。さらに、それらを左脳で整理して、音声データとして第三者に伝達する。この一連のプロセスがどんどん頭を活性化させていく。

 図解思考のテキストだけに、図のサンプルが実に豊富。一方、紙幅の都合か、フレームワークなどの説明は物足りないところがなくもない。

 やろうやろうと思いながらもなかなか実践できない図解思考。
 次は、同氏の『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』あたりを読んでみようか。

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