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舞台で踊る~人生の中の秘かな楽しみ

ふと昔の番組を思い出す。紳助さんが司会していた頃の「行列」。
ゲストが、ダンサー・振付家の名倉加代子先生で、生徒を2人従えて、軽くカッコよく踊って見せた。紳助が生徒の一人に「おいくつなんですか?」
恥ずかしそうに「60代です」・・皆ビックリ。
そうかー60代でも踊れるんだーと若かった自分は、記憶に刻んだ。

さて60代になったが、また舞台で踊るチャンスが巡ってきた。気が付けば、今回の作品、教える先生も、踊る生徒4人も60代か?
来月の発表会に向けて、1曲練習中。
坐骨で、足指で、床を押し、踏み、上半身は丸め、伸ばし、ひねり・・。
ハムストリングと腸腰筋で脚を動かし、肩甲骨からアームスを作る・・。
胸鎖乳突筋が見えるように首を傾け、背中で立つ。当然お腹は凹ませ、あばらを開かないようにリリース・・。

なんてむつかしいグラハムテクニック。まだまだ内転筋やハムの筋肉は弱いけど、数年前より姿勢は変わってきたかしら・・。

昔々高校の文化祭で、英語劇を見た。体育館の舞台で、真ん中で表情よく演技して英語を喋る女生徒。普段はとてもおとなしそうなのに、この変貌は何?私も舞台側の人になりたい! と強く印象に残った。

以後、舞台に立って踊ることが趣味になった。舞台袖の幕の後ろからドキドキしながら待機して、光あふれる舞台へ走り出す。この瞬間だけ別人になれる(舞台衣装なんて舞台化粧なんて、日常と全くかけ離れている)。
ちょっとぐらついたり、回転もので失敗しても、笑顔でカバー。最後は拍手の中お辞儀して、すべてが報われる。承認欲求満たされる幸せ。

大人になって色々舞台で踊った経験は財産。素人でも舞台カンは育つ。
あそこの移動は大股で早く、立ち位置は客席の椅子の位置を目印に、あの箇所は注目浴びる場面だから表情気を付けよう、バレエのように歩き、ジャズのように躍動しよう・・・

色々イメージトレーニングすると楽しいね(^^;
その前に筋トレしないとね。寝て両足でボールを挟み、ヒップアップ、内転筋、腹横筋強化。お尻に力入れて膝を浮かせて、エビそり~。
毎日テレビみながら、ちょこっとやってます。

長い人生、いつまで踊れるのか・・身体が動かなくなっても、頭の中で踊ることはできるな・・ひそかな楽しみは永遠。。('ω')ノ


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