1on1 やるときの話 (2)

5年以上前に↑こういう記事を書いていてとても良い記事だったので、マネージャーになる人や支援先等には基本読むように勧めてるんですが、

そろそろ時間がなくなったのでw、そして長くなってきたので、
・どのような頻度でやるのか、
・こういう話が出たときはどうするのか、
・マネージャーとして1on1に挑むときのメンタリティ
などについて次回書きます。

と書いておいて、その次回が一生書かれていなかったので、書いていこうと思います。(書いて、と言われた… はい😇)

今回は、頻度と時間、の話。

どのような頻度でやるか

目的が明らかになったので、どういう頻度でやったらよいかを書いていきます。

最初に結論ですが、「頻度や時間は、内容による」です!

というと、全くしょうもないコメントだと思うので、一旦以下に自分がやったことがあってよかったな、と思う目安をパターンごとに書いていきたいと思います。

隔週1時間 迷子の救済

新任のマネージャー、ちょっと困っているメンバーのヘルプ、ガッツリメンタリングしたいジョブチェンメンバーなど、喫緊の課題が多くちょっと時間を使って課題へのディープダイブなどを行いたいケースにはこちらのパターンが良いなと思っています。

このケースは、どちらかというと、フェーズが「コーチング < ティーチング」という感じかもしれません。

毎週だと時間経過に伴う変化が少なく話題が尽きがち、後述もしますがマイクロマネジメントになりがち問題が生じやすいかなと。

数ヶ月して議題が落ち着いてきたら、じゃあ隔週30分にしましょうか、などと適宜安定期に移行するのが良いかな、と思ってます。

隔週30分 安定期

喫緊の課題が概ね解消され、目線が揃い、細かい軌道修正で前に進んでいける場合には、このパターンを使うかな、と思っています。

30分だと足りない、という人は、もしかしたらトピックが多すぎる or 細かすぎる (つまり、業務報告のような内容も含まれてしまっている) 可能性があるのかな、と。

その他のパターン

  • 毎週1時間

    • 多すぎて他の時間が削られすぎる

  • 毎週30分

    • これは、迷子の救済パターンと同じくらいの時間のコミットで、これは悪くないパターンだと思います

    • ただ、1週間で変化ってのはなかなかでてこなくて、毎週30分の1on1をしていると、ちょっと視点がミクロにいきがちな気がします

    • つまりマイクロマネジメントになってしまう感があるな、という感じです

  • 月1回30分

    • 間隔が空いているのでいるわりに30分だと短くてちょっと時間が足りない感じがします。

  • 月1回1時間

    • 悪くはないと思っています。安定期ではこちらのパターンを選ぶケースもあるかな、と思います。

    • 関係性の構築ができていると、30分でシュッと主題に入ってシュッと話していくことができるのですが、そうでないメンバーとの1on1だと、コンテキストや知識の共有、回りくどい説明、より個別の事象へのディープダイブなど、1回あたりの時間が欲しくなるケースがあり、その場合には1時間は悪くないケースだと思います。

というあたりをやっていくと、例えば、メンバーを4人もつマネージャーが、安定している状態のときに1on1に使う月(簡単化のために4週間とする)あたりの時間が、

  • メンバー4人と: 4 x 30分 x 2 = 4時間

  • 自分のマネージャーと: 30分 x 2 = 1時間

が定常的に行われる1on1となり、まあまあ、悪くない時間です。
これに、斜め的な1on1(関節的に関わる他部署の人やライン上にはいないがプロジェクト的に関わる人)、マネージャー同士(横)、場合により1時間取るメンバーなどの変化が加わり、8~10時間程度になると概ね時間がコントロールしやすい状態を維持できるのではないでしょうか。

効率的に1on1を行うために

30分というと、割と効率的にやらないと時間が足りなくなるので、効率的に行うための方法を考えていきます。

  • アイスブレイクはほどほどに…

    • 冒頭に雑談を始めたまま永遠に雑談しないようにする

  • 議題をあらかじめ書き出しておく

    • (1) の内容 (もはや (1) だったのか、という感じだが) とかぶるけれど、docsにあらかじめ書き出されていると良い

    • そしてそれを読んでいる状態だと良い。1on1の中で、「書いてあることを読み上げる」時間ほど無駄なことはない。読んでなかった場合「あ、ちょっと読むね」で書いてあることは黙読で一瞬で把握するのが良い。

  • ただの業務報告 (共有) はしない

    • これも(1)の内容とかぶるが、しない

    • 共有は、別途あらかじめされているか、普段の業務の中でされているか、他のメンバーも見える場所(SlackやNotion/Conflu/Wiki等)で常にされていることが望ましい

    • もちろん、業務内容に触れることはある。トラブル、直近で迷子になっているものの方向性の確認など。

今どきだとリモートで瞬時にミーティングを切り替えられるようになったから便利ですよね。以前、出社していたときはやはり会議室を取ったり会議室間を移動したりしていたので、5分くらい削られることがザラだったのだけど、30分のうちの5分はデカいですよね。
遅れないようにしましょう… (いや、といいつつまあ自分も遅れることもあるのですいませんってかんじなんですが😰

そんなかんじ

思ったより書くことがなかったのでw、まあこんな感じかなと。

参考にしてもらえると幸いです!


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