あなたの本職はなんですか？

「あなたの本職はなんですか？」

「プロバスケットボール選手です」

2、3年前はそう言うことができました。

では今は？何をやってる人ですか？
職業はなんですか？

そう言われると正直戸惑います。

今の自分は働きながらバスケットボールをしている状態。

つまり、バスケではなく、他の仕事で生計をたてています。

世間一般からしたら、それはきっとフリーターという立ち位置なのかもしれません。

納得はもちろんできます。

ただ、僕にとっては生計を他の仕事でたてていても、僕の中心はバスケットボールなんです。

バスケットボールは僕の人生そのもの。

それは今も変わっていません。

だからこそ、冒頭で述べたように職業を聞かれたときに戸惑わずにバスケットボール選手です！って言えるようにまたなりたい。

そう強く思います。

"好きなことをしてお金をもらえる"

たくさんの人がそう思っていると思います。

ぼくもそのひとりです。

ただ、その贅沢な権利は簡単には手に入りません。

だからこそ、日々の積み重ねや挑戦が大事になってくるんだと思います。

誰にでも甘さはあるんです。

その甘さをいかに減らし、自分を追い込めるかが大事だなと。

全てを自分の夢のために。

ただ、自分の全てを出しても絶対叶う保証はない。

それがプロの世界なんだと思います。

今僕はそんな厳しい世界にまた挑戦しています。

スタートラインに立てるように。

僕の中心がバスケットボールではなくなること。

それはつまり僕の引退の時。
プロのコートに立つことを諦めた時。

遅かれ早かれその時は来ます。

コートに戻れず終わるかもしれませんし、再びコートに立てるかもしれません。

それはわかりません。

ただ、今はコートに立つことだけを考えて、大好きなバスケットボールに没頭します。

もちろん、バスケットボールだけではなく、今働かせていただいてる場所、担当させていただいてるバスケスクールにも全力を注ぎます。

今、バスケットボールができてるのは僕の力なんかではなく、たくさんの人が支えてくれているからなので。

またあの最高の舞台へ帰れるよう、日々挑戦していきます。

こんな僕をこれからも応援していただけると嬉しいです。

I'll be Back.