税金払ってて良かったとのイギリスの山中教授の友人のコメントを見て

iPS細胞でノーベル賞を受賞された山中教授のイギリスの友人と比べて日本に住んで経済的な側面にだけ考えたとして不安にならないで済むにはもらえるお金の規模が違いすぎます。気が遠くなります。見習ってほしいです。

イギリスの例と単純に日本の国内事情と比較してはいけないにしても。ため息が止まりません。

日本に住んでいて良かったという実感は多くあります。生命の安全という側面を考えると日本の医療制度が危機的状況だとの報道を見ると、死者数の少なさについて私が置かれている状況は実に恵まれていると感じています。

国内の多くの様々な努力について私は感謝すべきだと思いますし、実際に感謝しています。

私の友人がイギリスで飲食店を営業しています。下記、友人からの便りです。「小さな事業者の私達には早速救済の第一の金銭支給がされて昨日振り込まれて助かったよ。来週の給与日の約30名全員の給与8割を国が取り敢えず3ヶ月出してくれるんだ。事業税(ビジネスチャージ)も向こう1年支払わなくて良いんだって。すごくありがたい。税金払っててよかった。ちゃんと申告しててよかった。」

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信新着情報2020年4月5日分より引用しました。さらに続きには以下の記述があります。

その後、さらに追伸が来ました。「ロックダウンの後の感染の恐怖の中、国民を団結させ、精神的に破壊される事が回避出来ている理由の一つにこの政府からの政策指標が大きな意味を持っています。ウィルスに関する情報も、医療機関の現状もタイムリー把握して動く事が出来ます。また、私達のような企業でさえ、今週水曜日に既にキャムデンカウンシルから300万近い(2万五千ポンド)の入金がありました。来週の給与日のスタッフ四十人近くの8割負担も、経営者として感謝です。ここを更に頑張って乗り越えようという力が湧いてきます。どんな事でもして医療と社会を助けたいとさらに強く思えます。」

日本が嫌になっているなら国外へ行けなどという意見を先回りして予想してしまいます。そんな意見を私が受け取ったわけではないにせよ。

どんな事でもして医療と社会を助けたいという気持ちは私にもあります。

けれど不安と不満がないかといえば確実にあります。


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