RSGT2023をチームに持ち帰るための取り組み紹介
こんにちは。
株式会社ROXXでスクラムマスターをやっているぐっきーこと山口です。
今年も年の瀬ということで世間的には年越しイベントが控えていますがその後は早々にRSGT2023が待っています。
RSGT2023には去年は私1人の参加だったのですが、今年はROXXの各事業部から1名ずつ合計3名で現地参加させていただけることになりました。
社内でも日頃から有志で集まりアジャイル系の読書会を行ったりと学習の機会は設けていますが、コミュニティと繋がる体験を通してよりアジャイルに興味を持ってくれる人を増やしたいと考えています。
その先に組織によるものづくりが上達するきっかけを提供できればうれしいです。
そこで私たち3人がRSGTへ参加する体験をチームに持ち帰るための取り組みを計画しました。
チームに持ち帰るための取り組み
主に計画しているものは下記になります。
プロポーザルを眺める会
当日ふりかえり会
動画の視聴会
社内Meetupで座談会
全体の時系列としては以下のようになります。
ではそれぞれ内容を含め簡単にご紹介したいと思います。
1. プロポーザルを眺める会
kyon_mm さんが主催されているRSGT2023のプロポーザルをみてコメントしたり、つくったり のイベントからインスピレーションをうけたものです。
RSGT2023の Accepted and Proposed Submissions からチームの課題感に沿ったものや個人的に掘り下げたいテーマ、直感的に興味をもったプロポーザルを眺めてわいわい話す場を設けました。
取り上げたものの中でプロポーザルが採択されたものについては、RSGTに参加するメンバー(私)が現地での議論など含め観て来る + イベント後チームで動画を視聴してまたわいわいするという目的のもと行いました。
back check 事業部では2チームそれぞれで実施した結果、次のようなポジティブな効果がありました。
「今の課題感に活用できそうなのあるじゃん、面白そう」とチームメンバーに興味を持ってもらえた
プロダクト開発、組織周りについて多様なトピックのプロポーザルがでているためチームが課題感を感じているポイントを指さし確認することができた
back check 事業部の開発チームの課題例
運用業務とスクラムの運用について
考える人と作業する人の分離
プロセスの課題はスプリント中にすぐ解決しているけどレトロスペクティブでも計画する必要ってあるんだっけ?
etc...
イベント後の試聴会をするお膳立てができた
プロポーザルを眺める会の流れ
チームで Accepted and Proposed Submissions を眺める
気になるタイトルのプロポーザルを取り上げて内容を読む
RSGT参加者が取り上げたタイトルを控えておき、イベント後共有できるように情報を収集する
2. 当日ふりかえり会
ここからはイベント後の予定のため計画している内容を共有させていただきます。
RSGT Day3 終了直後のふりかえり会は スクラムギャザリング&スクラムフェス Advent Calendar 2022 にて @ryo_endo さんがご紹介されていた取り組み RSGT2023に開発チームみんなで参加するための取り組みと想いについて を参考にさせていただきました。
RSGTの場で盛り上がった内容を週末跨いで薄れさせてしまうのではなく、直後にふりかえることで自分たちにどう活かせるかを考える場として計画しています。
3日目のイベント終了後に ROXX のオフィス - bar スペースにて感想戦(後半はお疲れ様会)を行う予定です。
当日ふりかえり会の流れ
感想戦
気づきのあったセッションの共有
セッションの読み解き
弊社に置き換えて考えるとどうだろうか?
チームに持ち帰るにはどうしたらよい?
etc
お疲れ様会🥳🍻
3. チームで動画の試聴会
プロポーザルを眺める会でチーム毎にピックアップしたものや、イベントで得た内容をもとにチームメンバーに共有しチームで活かせるものはあるか話す場を計画しています。
ちなみにRSGTのイベント終了後に参加者を対象に公開される配信動画は、例年参加者がいる場であればRSGTに参加しなかった人が同時視聴することは許可されているのでこちらを利用させていただき視聴会をベースに共有を行う予定です。
視聴会の流れ
動画の視聴
感想戦
アクションの決定
4. 社内Meetupで座談会
ROXXでは毎月末に事業部横断でエンジニアが集まりMeetupを行っています。
このMeetupのコンテンツとして社内向けにRSGT2023のセッションを紹介するような座談会を行いたいと考えています。
RSGTに参加したメンバーがピックアップしたセッションをもとにLean Coffee形式で議論するような場を設けられればイベント参加しなかったメンバーが新しい発見を得られるのではないかと考えています。
座談会の流れ
イベント参加メンバーがピックアップしたセッションを紹介
Lean Coffee形式でディスカッション
トークテーマを募集
ディスカッション
おわりに
以上がRSGT2023をチームに持ち帰るためにROXXで計画している取り組みになります。
おわりに1回のカンファレンスのためになぜここまで考えるのか?ですが、RSGTは特別な場だと思っているからです。
私は昨年のRSGT2022が初めての参加だったのですが、
廊下に貼られた Fun Done Learn をはじめ、アジャイルコーチに相談できるコーチーズクリニック、みんなでトークテーマを持ち寄るOSTなど参加者全員がコミットすることで作り上げるカンファレンスだと感じました。
この全員参加の場作りが実現できている状態を現場でいつでも再現できれば、アジャイルの一番の肝である(と私は思っている)対話が生まれ建設的な議論が活発に行われる環境が実現できるのではないでしょうか。
そしてチームには全員参加の場の体験を肌で感じてもらえるようリードしていけたらという想いがあります。
みなさんもぜひRSGTに参加してみてはいかがでしょうか。
それではみなさん、年明け現地でお会いしましょう
良いお年を〜🎍
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