公衆トイレでセネガル人と仲良くなった話

タイトルのまんまなんですが、ちょっと罪滅ぼしの意味で書かせてください。

場所は下北沢。時間はまだ誰も酒を飲んでいない時間の夕方頃。
コーヒーの飲みすぎでトイレが近くなったので、駅裏の公衆トイレに入った。

用を足してると横から視線を感じる。なんだかそっちを見てはいけない気がして、自分の用に集中する。
先に視線の主が用を終え手洗い場へ。その後自分も手洗い場へ向かうと、主がめちゃくちゃビチャビチャになってる。なんで？

様子をよくみるとどうやら顔洗う勢いで色々濡らしてたっぽい。ただそこで思いっきり目が合った。

目が合った瞬間"Japanese man?"と聞かれる。"そうだよ"、と答えたもののこれだけでは良くないな、と思い、"あなたはどこから来たの？"と聞いてみた。そしたらセネガルだと。さらに聞くとサッカーでお金を稼ぎに来たそうな。
なんかめっちゃかっこいいな、ただフレンドリーな人だった。

普段は大阪？(ちょっと聞き取れなかったので自信ない)にいるらしく、仕事で東京に来てるらしい。名前まで聞かれたので、俺も名前を聞いてみた。彼の名前はアドゥだそう。

なんで俺に話しかけてくれたかはよく分からないんだけど、良い出会いだなと思い、別れ際握手をしようと手を差し出した。彼はビシャビシャだったので手が濡れているのを気にしてか、自分の手を申し訳なさそうに出してきた。めっちゃ良い人。おれはそんなの気にしないぜ。

その後手を洗う前に彼に声をかけられたことを思い出し手を洗った。握手してもらってからすぐに手を洗うなんてなんだか自分は失礼なやつだな…。

…

……

………

いや違う。おれ用足してから手洗ってないのに握手してる！

ていうかアドゥのあの顔、自分の手を気にしてるんじゃなくて普通に嫌だったのか！！マジごめん！！！！！

本当に申し訳ない。彼は日本語喋れなかったしこのブログに辿り着くことはないと思うけど、贖罪として残させてください。もし万が一読者の中にセネガル人のサッカーマン、アドゥに心当たりがある方がいれば、あのジャパニーズマンが謝っていたとお伝えください…

Sota