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人と食事した後

久しぶりに、先輩と昔の同級生と食事をした。2人ともそんなに気を遣わない間柄だし、こんな食事する機会も中々取れなかったので、良かったはずなんだけど、別れた後のこの虚無感はなんなんだろう。
別れるのが寂しいとかではない。ぼんやり、何だったんだろうという感覚。ただただ、お腹が満たされた実感する。なんの会話したかも忘れた。2人が嫌いなわけではない。食事に誘ってくれたのは、うれしいし、別れ際に、「今度、うちに遊びにおいでよ」と積極的に次回の約束までした。
人と会うと自分と比べてしまう。この人は、今自分より上手くいってそうだ。とか、自分より幸せになりそうだな。とか。意味のないことって分かってるけど、考えてしまう。会うまでは、自分の毎日のやりたいことに追われてまっすぐにやっていたのに、急にやる気をなくしてしまう。
なんて、自分の軸がないんだ。そうか、みんなも頑張っているんだ。自分も頑張ろう!とはならない。わたしは、どこか、山にでも籠った方がいいんだろうかといつも思う。
あぁ、ケストナーを読んでまた、自分の世界に引っ込もう。
こういう気持ちのときは、児童書を読む。
こことは、違う世界にすぐに連れていってくれる。
『点子ちゃんとアントン』楽しみだ。

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