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【まさかの解説①】なぜ小説を書いたのか

筆者は5年前(2017年)、長編小説を書いたことがありました。実際に文学賞に応募してみましたが、一次で落選。まあ、仕方がありません。完全な素人が書いた文章ですから…。

落選が決まって、このまま小説を闇に葬るのも勿体ないなと思い、『小説家になろう』というサイトへ小説を投稿しました。それが2018年。今から4年前です。

小説は、こちらから読むことができます。タイトルは、『まさかの正夢』です。

今月から、この小説の解説記事を書いていくことにしました。

・どうしてこの小説を書いたのか?
・小説のこの部分はどうしてこんな内容にしたのか?

などなど。

また、小説執筆時の自分の心境はどんなものだったかについても書いていければと思います。

素数のnoteアカウントに投稿した理由は、何度か小説に数字ネタが登場するからです。そちらにも注目していただけたら嬉しいです。

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第1回となる今回は、小説を書いた理由を書いていこうと思います。

小説を書き始めたのは、2017年の夏〜2018年の3月くらいまで。文学賞(名前は忘れましたw)の応募締切が3月だったのです。

2017年というと、当時大学院の一年生。当然、研究して何かしらの結果を出さないといけませんでした。

そんな状況にも関わらず、なぜ書いたのか?

理由は単純、『現実逃避』です。

研究がしんどかったんですよね…。一つのことに没頭するのは得意ですが、内容にもよります(自分が興味を持てるかどうか)。研究の際は主に、過去の論文や参考書を読んでいたのですが、なかなか理解できず…。

そもそも日本語の読解力が低すぎて、言いたいことが何なのかが掴み取れないことが結構ありました(今もそう)。

そして、論文は日本語だけでなく英語もありました。英単語を調べることはできますが、結局何が言いたいのかわからず…。頭に入ってきませんでした。

日本語読解力が低いのに、英語の論文を和訳して理解するのは至難の業でした。そんな日々が続いたためか、研究そのものに意欲を持てなくなっていたのです。

(結論:大学院は向いてなかった)

嫌なことばかりやっていると気が滅入ってしまうため、気分転換をすることに。当時は障がい学生の支援をしており、その繋がりで知り合いは増えました。バックグラウンドはそれぞれ違うけれど、人の話を聞くのは楽しかったですね。大学の職員さんとも仲良くさせていただきました。

そして、自分のやりたいことはなんだろうと考えたとき、ふと『小説を書いてみたい』と思ったのでした。

実はその前にも、ちょっとした小説を自分なりに書いてみたことはありましたが、そんなに長く続かず…。

しかし2017年当時は、こういう内容で書いてみたい!、というのが何故か明確に決まっていたので、なら書いてみようと思い立ったわけです。

こんなに思い切った決断ができたのは、その年(2017年)に出場した『NHKのど自慢』の影響です。運良くテレビ出演までいったわけですが、最初は応募しようか迷いました。でも、『迷ってやらなかったら一生後悔する』と思い、思い切って応募。それが後々大きな舞台へと繋がったのです。

そんな経験があったので、『よし、長編小説を書こう!』と思えたんですよね。『おい、研究はどうするんだ…!』と突っ込まれそうですが笑。

『書こう』と決まってからは、怒涛の勢いで書いていきました。当初この内容にしよう、というのがぼんやりと決まっていましたが、小説を書いているうちに『やっぱりこういう流れにしよう』と思いつき、よく変更していました。作家の方は、どうやって物語を書いているのでしょう…?

4ヶ月くらいで終わりまで書き、そこから無駄な部分や誤字脱字を修正。他人に読まれたくなかったので、すべて自分でやっていました。本当は、他人に読んでもらったほうが良い意見をもらえるんですけどね…。

というわけで、現実逃避により書くことを決断し、熱中して書き上げました。文章が長すぎて、自分でも読み返すのが大変でしたね笑。でも、最後まで書ききったのはものすごい達成感がありました。

研究については、何とか論文を書けました。様々な方にお世話になりましたね。意欲低下の時期もありましたが、やはり息抜きは大事です。小説執筆という経験は、やはりやっておいて良かったなと思っています。

(今じゃなかなか書けません…笑)


次回からは、物語の内容そのものに焦点を置いて書いていこうと思います。

素数はいつも、あなたのそばに。
Let's enjoy SOSU !

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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