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R05【10上下水道部門】必須問題Ⅰ『解答論文例』- 技術士第二次試験 -


<参考:別記事について>

 本記事で記載する「解答例」は、別途下記記事の「解答例」と別の記載内容になっています。興味のある方は下記記事も参考になさってください。ただし、解答例は有料範囲となっています。


<以下、本記事の主内容>

R05_I-1「過去問題」

 近年、上下水道事業では、人口減少に伴う収入の減少、深刻化する人材不足及び老朽化の増加等の課題に直面している。そのような中、国において、水道では水道施設の点検を含む維持・修繕の実施に関するガイドラインを改訂し、下水道では新下水道ビジョン加速戦略での重点項目において維持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル(点検・調査、修繕・改築に至るサイクル)の確立の重要性を明記するなど、効率的・効果的に計画・設計、修繕・改築を行うための維持管理情報等の重要性が一層増している。
 このような状況を踏まえ、下記の問いに答えよ。
(1)上下水道事業での点検・調査等による維持管理情報等の取得、蓄積、活用に関して、技術者としての立場で多面的な観点(ただし、費用面は除く)から3つの重要な課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その課題の内容を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題をその理由とともに1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を具体的に示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)上記事項を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から必要となる要件、留意点を述べよ。


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