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sosoの素(107)

2022夏休み2

草刈りの翌日からまた涼しい午前中に3日をかけて薪を運んだ。
薪棚もバラして再度組み立てれる作りにしていたのでそれは不幸中の幸いだった。それに制作を早め早めに進めていたのがここで生きてきた。
本当なら薪棚をすぐに組み立てて薪を積んでいきたいけどそこまでの時間の余裕はなかったし薪を運んだ以降、猛暑で外で作業をするのは危険な状態だったのも原因だった。
早めに進めていたアドバンテージを急な話で潰され、そこそこギリギリの状態になってしまった。
僕の作業が進まないと梱包作業をしてくれるゆきちゃんにしわ寄せがいく。
ゆきちゃんも子供達にペースを乱されたのと暑さで徐々にくたびれて来ていた7月の下旬。早くも夏休みが苦しくなってきた。
それでも作業は進めたいといけない。のんびりゆったり過ごしているように思われてる我が家もぎりぎりのこともよくあるのです。

僕の肩に多くのプレッシャーやストレス乗りかかっていた。普段であればペースがそこまで乱れないし、毎晩仕事が終わるとリセットされる感じがあったけど家に帰っても子供たちのうだうだとゆきちゃんのモヤモヤの間に板挟みになれホッとできない。そんな僕の大きな楽しみは息子のサッカーの練習をみることだった。

昨年の夏休み、サッカーを始めたての息子と暑くなるからと毎朝6時くらいからボールタッチやドリブルの練習をしていた。今年も同じように頑張ろうと夏休み前に話していた。だけども早起きをしても練習をしようとせず、促されてうだうだな感じで練習をしていた。
夕方にはサッカースクールの練習はそれまで同様にあった。少し前から2年生の選抜チームが組まれて、選抜チームは選抜でそれ以外はそれ以外で練習をするようになっていた。息子は選抜チームには入れなかったことが悔しくて泣きながら次は絶対入りたいからたくさん練習すると言っていたので頑張る子には応援するよと話していた。
客観的にみて、一つ一つのテクニックはそこまで下手じゃなく選抜に選ばれた子より上手いものも多い。だけどそれを実践で活用できずどうやって活用するのかがわからないんようだった。
なので練習の時に撮影をして動画を見ながら話をしたりしていた。

ある夕方のサッカースクールの練習でサッカーをうまくなりたいというよりは遊びに来てるような雰囲気で一生懸命さに欠けたことがあった。
そのことを帰りの車の中でそんなことをしていては上手くならないよ?と話していた。
帰って来てからもそのことを話しているとゆきちゃんから最近ちょっと言い過ぎなんじゃないかと咎められた。
それを言われた時にそうなんだろうか?とわからなかった。わからなかったけど一方的に高圧的に何かを言ってる訳でもないし、もう少しで活用の仕方がわかりそうなところまで来てるのにと思っていた。
そのころゆきちゃんの気持ちもいっぱいいっぱいにはなっていて、気持ちに余裕がないから僕の少し過熱している姿が受け入れれなかったのかもしれない。そして僕も自分の気持ちの休息に息子のサッカーを利用していたのかもしれないとも思った。

お互い余裕がないから珍しくそこからいい空気にはならず、不穏な状態で次の日の朝を迎えた。
僕一人が暴走しているのであれば反省しなくてはならないけど、どんなに冷静に考えても僕もゆきちゃんも子供達もそれぞれバランスを崩して居心地の悪い状態になってる。そしてその原因を僕に全て押し付けられてるように感じて悲しくて悲しくて誰とも話したくないなと思った。

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