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「死を待つ人の家」

靴磨き世界一周アジア編223日目

「マザーテレサハウス」とは、マザーテレサが
晩年身寄りのない子どもや行き場のなくなった
人達を受け入れてお世話していた場所だ。


マザーテレサはその施設での活動が認められ、
1979年にノーベル平和賞を受賞している。


「マザーテレサハウス」には世界中からボランティア
が集まり、施設にいる方々のお世話をシスターと
ボランティアスタッフがしている。


「マザーテレサハウス」は見学することもできて、
コルカタの観光スポットとして知られている。


今日、マザーテレサハウスに行ってきた。


ボランティアは、正直やる気はなかった。


当日に予約なしで行ってるし、ボランティアの人も
多いって聞くし、私がやらなくてもいいかなぁと、、、


頭の中でやらない理由を並べていた。


マザーテレサハウスの中に入ると、
シスターと目があった。


何か言わなければと思い、質問をした。


総将
「見学しても大丈夫ですか?」


シスター
「大丈夫ですよ。あれ、もしかしてボランティア
の方ですか?」


総将
「いや、ボランティアではないですね。
見学です。予約もしてないですし。」


シスター
「そうですか。

予約してなくても、説明会を受けて、
興味あればボランティアスタッフできますよ。

これから説明会やるので参加されますか?」


総将
「はい、そうっすね。よろしくお願いします。」


、、、


誰やねん返事は0,2秒とか教えたやつわ!!


やるつもりないのにやるって言ってしまったやん!!


そんなこんなで、急遽ボランティアの説明会
に参加することになった。


この施設の成り立ちや、日々のルーティン、
注意事項などを説明してくれた。


そして最後に、今は4つの持ち場でボランティア
できることを教えてくれた。


1シシュ・ハバン〔孤児の家〕
10歳に満たない親のいない子ども達の施設


2ダヤ・ダーン
主に体の不自由な子ども達の施設


3プレム・ダーン
貧しく、病気の症状がある老人の施設


4ニルマル・ヒルダイ
死を待つ人の家


その説明を聞いた後、心の中で思った。


4番は嫌だ。


4番だけは、嫌だ。


シスターは少し席を離れ、説明会に参加
されてる人達に考える時間をくれた。


何をしようかな。


4番以外だな。


うーんと考えていたら、「日本人ですか?」
と日本語で女性が話しかけてきた。


「そうです。え、日本人なんですか?」


私もまさかこの時期にしかもコルカタに日本人の
旅行者がいると思わなかったので驚いた。


彼女はユキコさんといい、私よりも一回りほど
年上の女性だった。


ユキコさんはマザーテレサハウスでボランティアを
過去に3度も経験されてる方だった。


そしてユキコさんがボランティアする施設は
「4番、ニルマル・ヒルダイ」だった。


通称、死を待つ人の家。


マザーテレサが路上で死ぬことを待つしかない
人を安らかに死を迎えることのできる家を作りたい
という思いから始まった場所で、この施設の原点
とも言える場所だ。


ユキコさんは今回のボランティアは
40日間する予定だそうだ。


「過去に全ての施設でボランティアしたけど、
最後はここに行き着くの。なんでだろうね。」
とユキコさんは言っていた。


ニルマル・ヒルダイかぁ。


やりたくねぇなぁ。


というか、私が希望したボランティアの3日間
を「死を待つ人の家」でスタッフできる自信がない。


俺、道端にいる猫の死骸見ても気持ち悪くなっちゃう。


一番やりたくない。


そんな時に、心の中にいるリトルマザーが言った。

「神様は私達に成功してほしいなんて思っていません。
ただ、挑戦することを望んでいるだけですよ。」




やるか!一番やりたくないことをやるか!


このタイミングでユキコさんに会うのもご縁だろう。


やろう!死を待つ人の家でスタッフを!


何をするのかはあえて聞かないし、
調べないけど予想はしている。


明日I日で逃げ出す可能性もある。


でも、とりあえず明日は行ってきます。


死を待つ人の家へ。

ボランティアになるともらえるペンダント



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「靴磨き世界一周アジア編報告会」
1月22日(日)愛知県半田市
2月5日(日)高知県
2月18日(土)愛媛県
2月23日(木)福島県
2月26日(日)宮城県石巻市
3月4日(土)東京都 
3月11日(土)北海道札幌市
3月21日(火)岡山県
3月24日(金)青森県
4月8日(土)大阪府茨木市
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