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1日1万円でミャンマーの現状を国際社会へ届ける

NGOの仕事として連想するのが、現場への食料を届けたり、地元の人々に農業の方法を教えたり、いはゆる「地域へのサービス」提供だと思います。

ただ、実はNGOのもう一つ大切な役割があって、それが市民社会の声を行政・国・国際社会へ届けること。いはゆる、「アドボカシー活動」というものです。

アドボカシー活動とは・・・

世界が抱える諸課題を解決するためには、地域開発プロジェクトを実施すると同時に、政策の改善が不可欠です。そのためには、課題をたくさんの人に知ってもらい世論を喚起し、政策を決定する政治家や政府の担当者に政策提言することが必要です。この一連の働きかけを「アドボカシー」といいます。(Plan International

現場でいくら頑張ったとしてもそれは対症療法的な活動でしかないことも多々あり(現場の人も自覚はあると思いますが)、より大きな構造的な問題に取り組むには政策提言といった形で行政に訴えていかなければいけません。

巷では、社会起業家の新しい側面を踏まえ、政策起業家という言葉も見受けられます。(RCF代表藤沢烈さんのnote『政策起業家という新しいトレンド』)

今回のミャンマーで起きていることのように、軍・政権といったレベルで起こっていることに変化を起こすには、草の根(ボトムアップ)とハイレベル(トップダウン)の両方のアプローチが必要です。

先日、こちらの本の中でもこの両輪の活動の大切さが語られていると紹介されていました。

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引用:書評『世界を変える偉大なNPOの条件』今でも学ぶべき「6つの原則」と3つの注意点(堤大介@NPOコンサルタントさん)

今回のミャンマーの件でいうと、

草の根活動

現在、ミャンマーでは不服従運動(CDM)が起きています。国民は命がけで抗議活動をし、大切なのはこの活動を終わらせないことだといって、毎日抗議運動と発信をしています。国際社会に訴えるという点で、彼らはすでにベストを尽くして120%の力で努力し尽くしていると思います。

ハイレベルな活動

一方、国際社会もミャンマーに対して圧力をかけようと国連が動いています。しかし、実情として、国連の意思決定に関して拒否権を持つ中国・ロシアの2国はミャンマーとのつながりも深く、国連の総意としての経済制裁や資産凍結などに踏み切ることができていません。(この編は知識が不十分なのでウェビナーとかで学びたい)。


ウェイウェイはそんな状況の中でも、現地の157のNGOと連携して報告書を国連に提出したり、国際社会を動かす方法を模索し、できることはすべてやっているわけです。まさに草の根とハイレベルの両方に取り組んでいる。彼女もまた最大限120%できることをやっています。

という点から今Earth Companyができることは、ウェイウェイが完全な解決策が見えない中でも現場の状況を伝え、国際社会に訴え続けることができる体制を整える支援です。この国連への報告は、無給。(僕も知らなかったんですが、国連の人権特別報告者という、国の人権について国連へ報告する役職もまた無給です)

今こんなにミャンマー社会に求められている活動が、お金が無くなったからできなくなってしまう、そんなことには絶対にしたくない。

今回のクラファンでは、物資のように1万円で10人の人に1週間分の食料が届きます、のように具体的なインパクトを伝えることは難しいですが、このアドボカシー活動の必要性は伝えられます。

本当に支援が必要とされる人々に支援が届くように。

ウェイウェイのアドボカシー活動は、1万円のご寄付で1日活動を続けることができます。

あと235万円。

まだまだこれから。

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