動物好きにはウォンバットはオススメすぎる<夫婦世界一周紀105日目>
ウォンバットの悩殺っぷりはハンパない。他の動物は後日紹介することにして、今日はウォンバットの話だけしようと思う。
遠くからでもわかる、まんまる・ずんぐりフォルム。カピバラよりさらに丸く、のっそりしていて愛らしい。ウォンバットはオーストラリアに生息していて、日本の動物園ではほとんど見ることのできない貴重な動物だ。
まあ見るだけならなんとか日本でもできるけれど、「この子を抱っこする」体験ができるのは、オーストラリアでもいくつかの動物園でしかできない激レア体験なのだ。
僕もフウロも世界旅行にいく前にさんざん調べて、ケアンズとかにも抱っこ動物園はあるみたい。でも僕たちが行ったクイーンズランド北部のタウンズビルにある「ビラボンサンクチュアリィ」なら間違いない。動物園と言うにはちょっと小さいかな?くらいの空間に、クロコダイルやキャソワリィ(孔雀みたいなやつ)ヘビにワラビーにオウムまで、ぎっしり暮らしている。
見た目の雰囲気と中身が異なるこの感じは、埼玉のこども動物自然公園みたいだ。あそこも大好き。
目と鼻の先ウォンバット。ちょっと汚れていて、いっつも眠そう。ちょっとコアラにも似ている。英語ガイドによると、コアラとウォンバットは種としてあまり遠くない所にいるのだそう。確かに毛並みの感じとか、眠そうなところは似ている。でもウォンバットの方がぬいぐるみみたいだしずっと大きい。
あまりに夢中で近寄りすぎて、この子がプライベートツアー用のことに気づかなかった。飼育員さんに遠慮がちにたしなめられる。すみませんでした。
僕たちが触れ合っていい子がやってきた。こう見てみると熊にも似てる。甘えん坊で、暑いのが苦手らしい。座る場所には保冷剤シートが敷かれていて、涼しくなると大人しくなるんだとか。
飼育員さんと一緒に座っている姿は可愛すぎる。飼育員さんもなんかウォンバットに似ている。抱っこさせてもらって記念撮影。ずっしりと重たくて、毛はもそもそとしてしなやか。ちょっとあったかい。そしてお尻は硬い。
獣に襲われる時、ウォンバットが武器として使えるのはお尻だけなんだそう。もっぱら防御のみ。洞穴にうずくまって、獣の猛攻に耐えるのだとか。そのためにお尻は固くて分厚い。野生のウォンバットはだいたいお尻の毛がハゲているらしいんだけれど、それは攻撃から身を守った傷なんだそう。
もちろんこの動物園には天敵がいないから、みんなお尻もフサフサだった。のほほんとしていて羨ましい。
今まで数々の動物に触れ合ってきたけれど、ウォンバットは触れ合いの頂に君臨していると思う。
ウォンバットを本気で抱っこしに行きたい人は、こちらから。僕が紹介したら本当にタウンズビルまで行った人までいた。きっと感動します。
ここから先は
ものづくり夫婦世界一周紀
2018年8月19日から12月9日までの114日間。 5大陸11カ国を巡る夫婦世界一周旅行。 その日、何を思っていたかを一年後に毎日連載し…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?