家族との再会<夫婦世界一周紀103日目>
ウォンバットを抱きしめたい。
その想いはフウロや僕だけでなく、フウロの家族も長年抱き続けていた夢なのだそうだ。旅の最終地がオーストラリアと決まった時、こんな機会はなかなかないからとフウロの家族とオーストラリアを旅することにした。
あれからもう半年。
いつの間にか旅が日常になって、そんな日々ももうすぐ終わる。
不思議な気分だけれど、旅を終えるのがつらかったり、寂しくなったりすることはない。
僕たちの世界一周旅行の目的はハワイで果たされつつあって、もう満たされているんだなという気がする。
ブリスベンの空港で待っていると、いつものようなテンションでフウロのお母さんと妹がやってきた。
100日ぶりとは思えない親近感。
旅の終わりの始まりだ。
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外に出ることが出来ない今、旅をできること自体に価値が生まれつつあります。僕たちが見てまわった世界はもうないかもしれないけれど、僕らが家にいる時にも世界は存在していて、今日もトゥヴァだってニウエだってある。いつか全てが終わった時に、あそこに行きたいと思ってくれる人が一人でも増えたらいいなと思って、価格を改訂しました。
無料で公開したかったのですが有料マガジンを変更することが出来なかったので、最安値の100円に設定しています。
ものづくり夫婦世界一周紀
100円
2018年8月19日から12月9日までの114日間。 5大陸11カ国を巡る夫婦世界一周旅行。 その日、何を思っていたかを一年後に毎日連載し…
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