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しれっとM&A


下請けをコマとしか思わずに、
長年、労働力の搾取をされてきた結果。

下請けである協力会社が疲弊しギブアップ。

メーカーは使える時に使い倒して、
苦しくなったら、

「そう言われても困ります。」

おいっ!

給料もらえるサラリーマンと、会社の経営に直結して従業員に給料払えなくなる弱き立場の流れが20年以上続き、いよいよ会社に幕を閉じる事態に。

あれは、13年くらい前、赴任した現場でどう考えても過重労働の現場であることがわかる働きぶりであった。
1年ほどして、社長から相談があり。

いつまで会社が持つかわからない。
忙し過ぎて人が辞めていくので、対応に限界がある。
とのことでしたので、5年くらいアレコレと対応していたが、タイミングは突然やってくる。


「あと3ヶ月で限界です。」


何かしらの対策ができなかった場合は、単純に社長が会社を畳むだけである。

正直、私には直接関係ないが現場の従業員の方々の事を考えるとなんとかしたいと思うも頭には何も浮かばない。

とりあえず本屋にGOである。

ざっくり10冊選んで、ざっと読んで

勝手に都合の良いM&Aのパターンを考えて、受け入れてくれそうな会社にプレゼン資料を作成。

ここで思うのが、別に私の会社では無いので、仕事としては完全に業務の範囲外である。

何パターンか考えたものを何社かに打診するも真剣に取り合ってくれるところは、ほぼ、無い。

1ヶ月くらい経ったところで、まさかの自分のよく知っている現場の会社が、年度が変わるタイミングで取引先の体勢が変わり、M&A案件にマッチする構図になった。

速攻で、アポ取ってプレゼンしに行くも、

「上手い話は、何だかんだで最後に決裂することが多いから難しいと思うよ。」

とのことだったが、社長同士で話せば何とかなると確信(根拠無し)し翌週に一緒に訪問した。

この行動は、仕事と関係ないので、休暇を取って対応した。交通費2万自腹(涙)

社長同士話をしていく中で、困っている社長の弱点を補える会社であることがわかったので、トントン拍子でM&Aが成立した。

M&Aなんて難しい話はわからなかったが、なんでも超積極姿勢で対応すると意外と知識が増えて考えられるようになるものである。

この件に関しては、私の中でも相当良い経験になったのと同時に経営者は孤独であり苦難の連続であることがわかった。

そう、トップである社長業なんぞ私如きが無理な境地である。

私は、トップで無く乃木坂46で言うところの新内眞衣さんの「2推しの女」の状態がしっくりくると思っている。
んー例えが非常に分かりにくいかもしれない…。
しかも、ちょっと古い…
ボキャブラリーの無さを痛感する…

さー今日も一日頑張ります。

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