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気力も体力も下降一直線

ここ1年ほど、遠出らしい遠出を一切していない。
岩手の片田舎在住。毎日働きつつ合間を見て毎週東京往復したり、新年三が日早々福岡までひとっ飛びしたり、ライブを見るために海外まで足を運んだりするくらい、遊びのためならフットワーク軽くあちこち動くのが苦にならないタイプだった。

だった。となぜ過去形なのか。
ここ1年ほど、遠出らしい遠出を一切していないから。
限られた時間の中で目いっぱいスケジュール組んで東奔西走するなんて生活、ずっとしていないから。

「コロナだから」。この一言はとても簡単に、そして重くのしかかる。

あれほどあちこち出かけまくっていたペースががらりと変わり、何かあれば原則「行く」から原則「行かない」を選択するようになった。日程的金銭的体力的にどれほど厳しくても、「行くためには」を前提にスケジューリングする私はどこへ。(前に比べてという意味で)1年も引きこもり生活を続けていると、悲しいかな気力も体力も衰えてきているのを実感する。「あそこに行きたい!」「あの人に会いに行きたい!」という欲自体が薄れてきているのを痛感する。

そんな自分に愕然とした。そして悲しくなった。

引きこもり生活が始まったころは、それでも「行かないのは本当に本当に苦渋の決断。内心はすっごく行きたいんだよー」と仕方なく諦めていたのに、最近では「どうせ、行かないし」と簡単に諦めるようになってきた。行かない選択に未練がなくなったのだ。比例するように体力もガクンと落ちた。いやもともとない方だが、以前は気力が体力をも引っ張ってくれていた感がある。最近では休日はいわずもがな、平日も帰宅後は寝たきりのごとく過ごしている。

こんなふうにどんどん腰は重くなり、情熱は薄れ、意欲は希薄になっていくのか。

私が完全に引きこもり体質になってしまう前に、コロナよどっかいってーーー泣!!!!


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