見出し画像

#サラッと流しがちだけど秀逸なASKAの歌詞

あらためてチャゲアス・ASKAソロ曲の魅力を再発見している今日このごろだ。今週末リリースの最新アルバム『Breath of Bless』が素晴らしいのはいわずもがな。ここ数日は、特に昔の曲の良さをあらためてかみしめている。


Twitter上で、どこからともなく始まった「#サラッと流しがちだけど秀逸なASKAの歌詞」というタグ企画(?)がある。何度も何度も書いてきたが、ASKAの詩(詞)は本当に素晴らしいと確信している(私の語彙力←)。

この企画の面白いところは「サラッと流しがちだけど」っていう部分。
その曲を代表するワンフレーズ、いわゆる歌詞の“サビ”などはあえて外すところに妙味がある。

例えば…
熱い想いにおける「熱いこの胸 たどりついた最後の愛よ」とか。
YAH YAH YAHにおける「わずかな力が沈まぬ限り 涙はいつも振り切れる」とか。

「あらためて言われると、確かにこのフレーズ響く!」ってなポイントが、あちらこちらに見つかるのだ。


僭越ながら、私もいくつか選んでみた。


・生きてるっていうことは模様がいっぱい(オレンジの海)
・愛しながら覚えた淋しさだから 誰より幸福だもの(恋)
・僕の胸のなかに生まれる星を見つめる君でいて(こんなふうに)
・僕らはやっと子猫をつかまえた時の子どもたちのような顔で 愛を抱いてた(DAYS OF DREAM)
・君は僕のこと幸せにしてるよ 君の瞳に映る僕を変えないで(DO YA DO)
・流れ星用の 網を貸しましょうか(ゼロの向こうのGOOD LUCK)
・音符が五線を埋めるように 自然に君だけ 僕に閉じ込めていたい(どのくらい“I Love You”)
・濡れた紙の上の金魚のようなメロディを 僕の言葉に変えて愛と言う 君と言う(MOZART VIRUS DAY)
・他人の言葉に感じたがるのは 自分のなかにも心があるから(僕はMusic)
・つかみきれない 秘密も愛と言うなら 君は愛の海(ミステリー)
・包帯を当てるような気持ちや 強い愛で武装しただけの恋じゃ遠くへ行けない(もうすぐだ)

うーん。本当に秀逸。難解、不可解な言葉なんて一つもない。
どれもが、私たちも普通に持っている、使っている言葉。
なのにどうして彼の手にかかるとこうも輝き出すんだろう。

他の方々が選んだフレーズにもすべて共感のうなずきしかない。
異なる人が、同じ曲の中で違う箇所をピックアップしているのを見るのも楽しい。


しばらくこの遊びは続きそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?