マダガスカルお嬢様に仕えるエセ執事の読書メモ

「マダガスカルお嬢様」と私

私のnoteを見る物好きは大体の人がひきこもり界隈かウマ界隈の方だと思われるので簡単に説明。
伊沢拓司さんがCEOを務めるQuizKnockには「マダガスカルお嬢様」と呼ばれる方がいる。
マダガスカル人でもなくガチお嬢様というわけではない、なんなら男性である。
まぁ詳しくはマダガスカルお嬢様こと石田武蔵さんのX見てね。
ちなみに、そろるはふざけて執事キャラでリプを返していたのですが、そろそろ「武蔵お嬢様とエセ執事」ではなく「石田武蔵さんとそろる」としてやりとりをした方が良いのでは…と思いながら止め時が分からなくなってしまった
武蔵お嬢様もそろると同じく心理学クラスタなので、執事としての教養を高めるべくお勧めの心理学書を伺ったところ…

左端は小説なので気力がある時に(そろるは小説はかなり不得手)
右端は図書館で予約したらめっちゃ待つことになりそう。
なのでとりあえず借りれた真ん中二冊の読了メモを残そうと思う。
あと忘れられがちだけど、そろるは一応心理学クラスタだよ。プログラマーやってたけど。

「心の病」の脳科学(中央左)

今度は武蔵お嬢様経由でこのnoteを見てる方々への補足説明(ちなみに読前に書いてます) そろるが覚えてる限り1番古い記憶は自身の離人感や白昼夢から戻ってきた時という生粋の精神疾患持ちであり、その後なんで生きてるのか不思議なレベルで色々あったので、未だに薬は手放せません。(薬があれば日常生活は可。薬なしだと寝るのは多分まだ無理。) という訳で心の病にはある程度の知識があるものの、精神患ってない状態が分からない&精神疾患のバックボーンがギッチギチなので読了メモに偏りが出る事をご承知おきくださいませ。 ちなみにこの辺は引きこもり当事者会やメディアでも公言してます。あと酒飲みながら読んでます(読み物読むときは大体酒が横にある、はかどる)

第一章
脳の仕組みと、かつて精神疾患の診察の際に脳に対してどのようなアプローチをして仮説を立ててきたかの歴史。心理学よりはちょっと精神医学史に近いかも(そろるはあんま明確に分けてないですが) これらは以降の前提知識なので、正確なのをちゃんとご自身の目で読んだ方が良いです。読了メモはあくまで感想書きたいですし、誤ったメモに対して責任が取れないです。酒も飲んでるし。
第二章
この章は遺伝子のお話。ちなみにそろるの母は教科書例みたいな産後うつの拗らせ方してたし、弟は発達障害あるし父も多分そう。
精神疾患って環境が原因なんでしょうか?遺伝が原因なのでしょうか?その答えは一卵性双子(特に別の環境で育ってる子たち)を追跡することで判明してきました。 一卵性双子は遺伝子的にほぼ同一なので、同じ病気にかかりやすいです。 QuizKnockだと東問さん・東言さんが…一卵性…?だよね?あんだけ似てて二卵性ってマナカナの再来だもんね?一卵性って仮定しとこ。
そういえばYoshidaさん(※身長的にたぶん赤の他人)と弟、私より兄弟っぽいよなぁ…鶴崎さんも雰囲気と喋り方似てるけど。 そう考えると、私が男に生まれてたら鶴崎さんみたいな感じになってた可能性はそこそこあるんだよなぁ。あんなに頭良くはないだろうけどw
話を戻し、たとえば問さんが統合失調症を発症した場合、言さんも発症因子が48%ほどあることが判明するという話です。そして東兄弟のお姉さんも発症因子は抱えていますが、言さんほど高くはない9%です。ちなみに二卵性双子だと17%なので、一卵性双子を追跡すると遺伝子要素の強さがわかります。

ここからは2章読んだ時点での仮定というほどでもない考察なのですが
「心の病」といっても統合失調症やてんかんは脳のエラーです。ストレス負荷で顕著になって発症する場合もありますし、心をどう持っていても楽しく暮らしていても発症する時は発症しますし、ストレス源を取り除いても症状は落ち着かない事が多い気がします。あと薬をきちんと飲まないと予後めちゃくちゃ悪いです。ちなみに鬱状態もありますが「双極性障害」はこちら寄りだと思います。
一方で適応障害や不安障害は心のエラーで、ストレス源がなくなると症状が軽くなる場合が多いです。後遺症はあったりしますけど服薬しなくても認知行動療法を重ねると良くなる場合がありますね。個人的に「脳のエラー」に近い精神疾患ほど、遺伝要素が強い気もします。

待ってこの分量でいくと武蔵お嬢様始め読む方のお手間を取らせるぐらい長い感想文にならんか?という事である程度ピックアップしてメモります。
・長期的なストレス(いじめや虐待)がかかると脳が委縮する。つまり虐待を受けていた私の脳は…
・発達障害があると他人と積極的に関わりたがらない感じある(社会性の欠如って表現されがち)→逆説的に健常者の脳で活発で、発達障害者の脳で動いてない部分が「社会性」を担う部位なのでは?気づいた人かしこい。
・ちなみにそろるの診断名は「複雑性PTSD」で、発達障害っぽい症状もあるのでストラテラ服用して落ち着いてる。この二つは似たような症状出がちなので発達障害の診断は保留。
・PTSDって「忘れられない」っていう病なのかもね。認知症の薬が海馬に作用して…という治験も行われたみたい。私は飛びついてしまうんだろうなぁ。
・脳に働きかけるタイプのPTSD治療も研究としてはあるが、人道的にまだ試行錯誤中みたい(別にヤバイことしてる訳ではなく、治療前後を比較する際にトラウマを喚起させないと「前」が測定しにくいため)
・発達障害あるとガワが人間よりロボットの方がコミュニケーションを取りやすい→VTuberは人間なのかロボットなのか? ロボットの中身として仕事してる身としては興味深い。
→発達障害者を支援するアプリを作るなら、人間味をなるべく削った方が良さそう。要相談。

意識はいつ生まれるのか(中央右)

こちらも心理学というより脳科学とか神経学要素強め。
心理系の勉強してても脳周りが不得手だった私はちょっと知識足りないかと思ってこちらを事前に読んでいます。
https://amzn.asia/d/0a6xAdAg
これらの本はこれから仕事があるので飲まずに読んでます。

1~3章
ここら辺は脳の働きを知ろうとした過去の研究、それでも残る疑問点など。
脳の活性化する部位によって意識を知ろうとしたものの、必ずしもそれが100%ではない…。たとえば意識の有無を脳の活性化で測ろうとしても「脳の損傷で指示がわからない可能性」「そもそも急に一方的に説明されて想像しろ言われてもテンパるよな」「この状態でそんな実験協力する気力ない可能性も」などで活性化しない可能性もある。とはいえ活性化してたら意識があるとイコールとみて…良いのかな…?
4章
そういえば人間って寝てる時も意識失ってるよね。
だけど脳はバリバリ動いてて休んでる感じでもないし、変な夢も見るし。

以下自分語りがクソ長くなるので一行空けるし読み飛ばしても大丈夫です。
私は夢分析に割と重きを置きたいと思っている(置けるほどの知識はない)
その中で自身の夢も見つめる事にしているのだがここに書けるものだと「東兄弟ご近所シリーズ」と「乾さんと利害一致で渋々重婚」の夢を複数回見た、しかも話が繋がっていて3話分?くらいある。これも不思議。
なお複数回見る夢は警告夢だったり重要度が高いと言われてる。もっとも私は寝てる時に不安になるほど動かないらしいし同じ方向向いて寝てるっぽいので、同じ姿勢だから同じ夢を見るという疑惑も。
夢分析の中で不思議な点がある。「もしQuizKnockの人が身近にいるとしたらどのポジションが良い?」と聞かれたら(夢ではなく現実の)問さんは「同じクラスに居たら楽しそう」と思うし、言さんには「身内の婿になるならああいう子が良い」と思っている。
同級生も身内婿もご近所さんもそこまで心理的距離は近くない(そろる主観)けど物理的な距離感は遠くないので距離感的になんとなく《夢の中で投影されてる距離感(ご近所)》=《もし身近にいたらの関係性の心理的距離感(同級生、身内婿)》が大体一緒くらいだと思う。
一方、乾さんに関しては微妙に分からん。何故なら私が「乾さんというかQuizKnockの方々と結婚は絶対無理だ」とまぁまぁ強めに思ってるからである。なぜなら生育歴が違いすぎるから。
昔の朝それで《「は」で始まる温かいものといえば?》に「母の愛」を出した山本さんを見て、マジで違う世界の人なんだと痛感した。(一応補足しておくと、これに関して山本さん達に落ち度は0だし「本当に大切に育てられたんだなぁ」と思っただけで、傷付いたとかはないです)
確かに乾さんに関して「乙姫は青」というのは理解できるし、例の「ありがとう」の時だって同じ解答を考えた。他にも色々あるけど、あれほど私の感性と似てる人を初めて見た。インドアでゲーム・漫画が好きという点で趣味も似てると思う。その点で夢の仲で距離が近くなるのは分かる。でもそれって結婚というより兄弟とか幼馴染に投影されそうなもんなんすよね。
そう思ってるのに結婚、それも重婚までする夢を、シリーズで見るのがマジで不思議。願望でもなさそうなのに。誰か教えて。

長い自分語りはさておいて。
スプリットブレインも興味深い。てんかんの治療としても行われたし、生まれつきの人も居そうな感じ。最初は不都合出ても次第に左右の脳が協調していくのも不思議。というか脳という臓器が不思議の塊。
7章
寝落ちる感覚が物凄く怖いが故に不眠症の私はこの章読むの結構苦労した。
昏睡と睡眠と麻酔の違い。睡眠と麻酔においてはいつか目覚める。
植物状態と診断されてても意識がある人が居る患者が居るのでは?(その場合脳死とはならない)

ちょっと中卒執事の私めには難しい本だったのですが、読んでからの疑問(7章までしか書いてないですが最後まで読んでますよ!)
・脳のない生き物(クラゲとかウニ)も意志を持ってキャベツ食べたり敵に食べられないように進化してるように見えるけど、あれは生存本能?本能って脳の外にある??
でもよく考えたら菌とかも積極的に増えるもんな、あれは本能だよね?
・小脳全取りしても生きるのが可能なの知らんかった。
・ところで最近恋愛チャットAIの広告よく見るけど、AIは現在意思持ってないんだよね。そのうち本当に意思を持ちそうな気がしてきた。意思を持ってるように振る舞う意思のあるAI …?
そういえば元カノをAIで再現しようとした人がいて(気になったらググッてね)元カノだから「うへぇ」で済んだものの、死に別れた身内を再現して売る輩が出ないかは割と危惧してる。でも考えちゃうのは分かる。
・もうちょい頑張って勉強していつか理解したい。頑張る。



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